1175.読者の声



件名:韓国・釜山事情に関連して  
国際戦略コラムスタッフの皆様、いつも有益なコラムを送信くださ
りありがとうございます。

T様の韓国釜山事情のコラムを興味ぶかく読ませて頂きました。
司馬遼太郎さんの「街道を行く」シリーズの壱岐・対馬編で戦前の
対馬の人は船に乗って日帰りで釜山に行って、医者に行ったり買い
物をした、とありました。
対馬は二つの島で成り立っていますが、同じ対馬でも向こう側に行
くには当時は泊りがけになって、釜山に行くなら日帰りで行けるの
で、釜山とは対馬の人にとって最も近い「街」であったということ
が強い印象に残っていました。

私も1996年と1997年に韓国に出張した経験がありますが、
ソウルとテジョン周辺だけしか知りません。しかし釜山からソウル
につながる高速道路は港から下ろした物資の輸送のためいつも大渋
滞で、お客さんが「私はこの道は大嫌いだよ。いつも渋滞なのでト
イレが心配になるからね。」というので苦笑しました。

私も会社の貿易担当者で、韓国向けの貨物があると輸出書類に「釜
山は英字のつづりはBUSANだったかPUSANだったか」と迷
って通関業者の人に毎回聞く始末でした。因みにパソコンのローマ
字変換ででPUSANと打つと「釜山」と出ますが、BUSANは
変換してくれません。
手許の英国製の手帳の地図ではPUSANとなっていました。

最近はお客さんが「釜山の港だとソウルまで時間がかかるからイン
チョン(仁川)に送ってください。」といわれます。
確かにインチョンですとソウルまで50kmくらいなので速いとは
思いましたが、釜山ほどハブポートではないようで船便が少なく苦
労します。

なぜなのか考えると、多分防衛上の問題ではなかろうかと感じまし
た。というのもソウルを流れる漢江(ハンガン)は川幅も広くて東
京の荒川や隅田川よりもよほど船の航行に適しているので、小さめ
の船にコンテナごと積み替え、ソウル郊外に保税地区をこしらえて
通関をしたほうが、物流上は便利なはずです。
しかし漢江には警備艇みたいな船があるだけで、他には船が見えま
せん。これは北朝鮮の工作船が潜り込んだりしたら厄介なので、船
の通行制限をして管理しているのではないかと思いました。同じ理
由でインチョンも北朝鮮との国境に近いから、物流の拠点にするに
は危険なのと軍港として利用する必要があるから民間利用を増やし
すぎてはリスクがあるのだろうかと思いました。やはり戦時にそな
えると不便があるので仕方ないけれども、インチョンを活用しない
と大都市ソウルへの物流の効率を考えるともったいないなと思いま
した。

しかしあくまでも私の推測なので事情をご存知の方がおられたら教
えてくだされば幸いです。

国際戦略コラムは色々な意見を読んで自分の知識と見識を深める私
にとって大事な情報源です。ご多忙のなかで欠かさず配信くださる
皆様に感謝しております。
4660部もの読者がこのようにハイレベルなコラムを読んでおら
れるということは、F様がよく書かれておられる「脱石油」で継続
可能な開発を可能にする21世紀の新しい価値観とそのモデル構築
を真剣に考える人々のグループを着実に造ってゆけるものと期待し
ております。

東京都 原田
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(Tのコメント)
私のコラムでご意見をいただいたのは始めてのような気がします。
原田さん、ご意見ありがとうございます。
私によって、韓国は近いが、あまり知らない国で、ビジネス上での
出張や個人旅行を通して、知っておく必要がある国だと思っていま
す。

今後もこのコラムのご支援、お願いします。
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BBSで、お尋ねがあったから、ちとワシの考えを述べよう。
少し長くなるでな、興味のない方は、飛ばして下され。

ありていに言えば、ワシは、人類が、種として生き残る為の<戦
略>を基本に考えておるのじゃ。
その中で、<日本国>という、自分の力、つまり意思決定に参加で
きる主体について、どのように振る舞い、どのように方向付けする
のが可能かを探っておる。
そして、願わくば、日本人という民族が、幸せに暮らせる道はない
かと、想っているのじゃ。

 地球という星の限界。
<エネルギー>の確保。 <食(水)>の確保。
これは、一義的には、<生物>的生存条件に結びついておる。
そして、これらを中心に、限られたモノの中の争奪戦があり、他と
のいがみ合いがあるのじゃ。
また、<環境>の諸問題も、<生物>としての危機や、<住空間=
生存空間>の減少というものに結びついておる。

物理的世界も、<生物>も時間軸に沿って、多様性を増しながら(
種の交代はありながらも)、現在に至っておる。この流れに従わわ
ずに解法を求めれば、歪みを生じるであろう。
生命に内在するベクトルは、<欲>という、<生命の火>からでき
ておる。
それは、普通、条件が可能な限り、自己(種等)の拡大を模索する。
しかし、環境が変わり、力が落ち、対応が出来なくなれば、変化し
て生き残りをかけるか、ステージから静かに退場するじゃろう。

人間の世界でも、法則に、あまり変わりはないのじゃ。
できうれば、限られたモノの争奪戦からの脱却は、生活を安定させ
るじゃろう。
色んな宗教や処世訓は、「足るを知る」と言う意味をいろんな言い
回しで、説いておる。
確かに最終的には、こころで、解決しなくてはならないのじゃろう。
だが、それは、個人個人の問題じゃし、押し付けるわけにはいくまい。

ワシなぞ、大ボケナスじゃから、その辺はどうでもいいんじゃが。

本当に必要なことは、生まれる。=生きる=創造することじゃと想
うとる。
人間はありがたいことに、物理的宇宙(マクロコスモス)と共に、
精神的世界(ミクロコスモス)に属しておる。どちらも無限の広が
りがあることでは変わらんじゃろ?
電脳空間の無限性は、ミクロコスモスによるものじゃからのう。
制限するものは、自分の知性しかないのじゃ。
その中では、どれだけの創造も自由自在じゃ。新たな「聖書」を書
き上げることもじゃ。
これからは、ミクロコスモスにおいての創造が、人間を救うじゃろう。
<欲>の方向性を、ずらしてやれるかもしれんからのう。

少し、話が横へずれたようじゃ。現実に戻ろうかの。

現実には、まだまだ、角を突き合わせておるし、自分の取り分を増
やすことに血道をあげておる。経済学は、希少物品の分配の法則を
さぐる学問、という輩もおる。
ワシとしては、経世済民であって欲しいと思うのじゃがの。鼓腹撃
壌とまではいかなくても、日々の悲喜こもごもが送れるくらいの条
件は整えたいものじゃ。

さて、それには、自立した思考と、自分が意志決定に参加できる範
囲(国家)が、ハンドリングできることは極めて重要なことなのじ
ゃ。
もちろん、その後で、他者との調整はある。それが外交じゃからじゃ。
今の、日本のように、エセ貴族になった外交官が、小国に大国風を
吹かすためにあるのではないのじゃ。

当然、外交の主体が、対米になるのは言うまでもないじゃろう。
その関係が、ほぼすべてを決める軸になっておるからじゃ。米世界
帝国。これは、言葉の上の遊びではない。現実なのじゃから。

日本は、様々なくびきによって、アメリカに首根っこを押さえられ
ておる。
当然、政府、外務省のようにそれが見えすぎているものは、対米ベ
ッタリが安全策だと思えるものじゃろう。別に裏切っておるわけで
はあるまい。ただ、国民には、国民感情に配慮して説明できないわ
けじゃ。国粋主義者から、民族的左翼までいきり立つじゃろうから
な。ある程度解かっている人間は、今でも切歯扼腕しておるわけじ
ゃし。
関心の無い人間は、いつまでも、何も感じんじゃろう。

であるから、自立するための戦略をまず練ることになるのじゃ。
ハンドリングも無しに、他のことをワイワイ言っても、絵に描いた
餅になりかねんからのう。

日本は、多くの点で弱点を持った国なのじゃ。
○ エネルギー、○食料、○金融(ドル)、○軍事、○貿易、○英語支配
(文化・学術)他
まだまだ、あると思うが、さしあたってこれだけ述べておこうかの。
どれも、ちょいとアメリカが魔法の指を動かせば、日本が蒼くなり
そうなことばかりじゃ。
まあ、アメリカが、徹頭徹尾、公平で、正義の国じゃとしたら、何の
心配はいらんじゃろう。しかし、誰がそう思う?しかも彼らは馬鹿正
直なのか、それとも世界をたかを括っているのか、こう言う。「アメ
リカは、自国の利益のみを再優先する。今後アメリカを軍事的にも、
経済的にも越えるものは許さない。」とな。

日本は、恵まれた箱庭の国だ。山に緑があり、豊富な幸の海があり、
活動しやすい温度帯に属し、真水がうそのように手に入る。まがりな
りにも教育は津々浦々まで届いており(内容の問題点はさて置き)、
酒はうまい。

先日、アメリカは、エネルギー問題について、重水素による核融合と
、燃料電池に主体をおいた<水素社会>への検討をすすめる。と発表
し、大幅な予算を組んだようじゃ。

逆じゃろうが! たくさんの賢人達が、日本でのエネルギー政策の根
幹に、再生可能エネルギーと<水素社会>を据えよと提言してきたの
じゃ。日本こそが、それに大胆に手をつけ、リードして行く立場にあ
ったはずであるのじゃ。
日本は、業界の都合もあって、途上技術であるに過ぎない、核分裂型
原子力発電にのみ予算をぶち込み、未来の姿を見誤ってしまっておる。
日本得意の傾斜生産理論で良いから、再生可能エネルギーと、<水素
社会>に向けて、大きく舵を切るべきだ。予算を惜しむべきではない
。<特定目的国債>でもかまわんじゃろう。
アメリカさんが発表したなら、安心して付いていけるじゃろう。

<食>については、分散と、食料輸出国との繋がりを強固にしていく
べきであるじゃろ。ある程度市場原理になるのはいたしかたないとし
て、常に、政治・社会状況まで把握しておくべきじゃ。単一物があま
り偏るのも考えものであるわい。

金融については、まず、ドルの罠から抜け出すことが肝要じゃろう。
アジア通貨、ユーロ等に分散させることじゃ。儲けるより、リスク回
避が原則じゃからな。個人向け国債が好調という。日本の民は、利息
で儲けようとはせぬようじゃ、ハイリスク、ハイリターンもあまり肌
にあわんらしい。やはり、実体経済で行くのが王道じゃ。しかし、つ
けこまれんように、専門家(銀行・証券・金融庁)はスキルを磨いて
欲しいものじゃ。我ら、民は、専門家をすぐに信じるお人好しじゃ。
信じておるから、頑張ってほしい。不良債権・デフレの話は別の時に
しよう。

軍事については、軽武装を貫くことじゃ。といっても、モノの本によ
れば、日本の自衛隊の武装力も中々と聞く。まあ、敵対国を周辺に作
らないの事が、重要なのじゃ。
まず、第一に、社会として、社会の通常のシステム=暮らしの外に非
常戦力があることは大事じゃ。そのため、対応の多彩さがこれからも
っと必要になるじゃろう。
北朝鮮については、別に話さねばならないが、韓国にとって、一番や
っかいなのは、今、北朝鮮がつぶれると、飢えた同胞二千万人を面倒
みなくてはならなくなるということなのじゃ。
しかも、北朝鮮には、まともな(西側で通用する)生産設備もない。
そして、その混乱は、必ず日本に波及するのじゃ。
例えば、遠くても親族が日本にいる人は、日本に来るじゃろう。難民
として、10万人はくだらない人間も押し寄せるじゃろう。その上、
韓国経済はずたずたじゃから、アメリカの資本はさっさと逃げるじゃ
ろう。(資本というのは、逃げ足が勝負じゃ。虐げられたユダヤの習
性かのう)日本の投資もパアになる。

解法は、中国・ロシア・米・韓国・日本、あるいは、それに、英・仏
を加えた、周辺国による真綿締めじゃ。しかし中・ロ抜きでは、必ず
失敗するじゃろうのう。逃げ道があると勘違いするからじゃ。

貿易については、米国偏重から、多方面へ展開するしかないじゃろう
。近頃はかなり中国、アジア向けの比率が多くなっておる。どちらに
しても、相手のあることじゃ。アメリカに洪水のように輸出して、に
らまれたことを教訓にして、相手国の社会を破壊するようなことは注
意すべきじゃ。相手国を育てることも大事じゃ。

イラク問題は、大変難しい問題じゃ。
「あいまいな、日本のわたし。」になっておるのは無理も無い。
理念的には、はっきりしておる。アメリカの戦争を阻止すべきじゃ。
アメリカの表面上の大義と、本当の目的が違っているのは明らかじゃ
。その上。この方式が認められれば、世界は別の支配におののくじゃ
ろう。大量破壊兵器は、ずっと査察をしておればよいのじゃから。キ
リストさんも、言っておるじゃろう。「七たびを、七十倍まで許せ」
と、(マタイ伝18−22)
しかし、彼らはやるじゃろうのう。結局は、様々な<欲>の為に。
ただの<利益>だけの為なら、イラクを攻め取ることは、三つも、四
つもの利点が彼らにあるじゃろう。しかし、それは自分のことしか考
えなくていいという、恐ろしい、教えを広めることになるのじゃ。

どちらにしても、国連決議があれば、支持するしか、今の日本の立場
はないのじゃ。
しかし、戦費は「今は、出せないのです。すみません。」と言うべき
じゃろう。朝鮮半島を理屈にする手もある。
せいぜい、復興費は協力します、が関の山かの。
米・英単独の場合は、得意の「理解する」になるじゃろのう。反対す
ると言うには、日本には力がなさすぎるからじゃ。

つまり、自立していないということは、悪魔にでもついていかざるを
得ないということじゃ。自分の運命のハンドリングを取り戻すために
、今は、日々戦略を練るのじゃ。
その為には、教育も大事じゃ。国の力は、しょせん個人の能力アップ
が石垣となっておる。

そして、甘やかされるでなく、貪欲でもない、日々新陳代謝する社会
を、創造していく為に、諸制度の更新を思考するわけなのじゃよ。

どうか、諸氏も、日本の自立について検討されんことを、願うものじゃ。

                 虚風老
==============================
1宗教者、ハグレ宗教者の平和についての呟き。
基本的には、この世は、地獄。天国はない。
最も親愛な人の裏切り・・・・・・etc。
ある人ない人、なかったから幸せって、言える訳でもない。
 
アメリカは、同盟国だから何事も追随すべき。
イラクに対する態度が問題ありにしても。
北朝鮮問題もあるし、同盟国のアメリカに守って貰えなくなるしと
・・・。
 
さて、同盟国のアメリカは、そんなに日本の国の為に、してくれて
いるだろうか。
現在のこの悲惨な経済状況に陥ったのは、アメリカの言いなりに行
動したことに因るのではないか。
内需拡大せよ、内需拡大せよと言われ、国債をジャンジャン発行し
、財政赤字に陥っていったんではないか。
京都議定書にも同意することもなく、アメリカ大陸の環境を破壊し
、大量に農作物を作り、輸入を強要。
日本からの輸入に対し、自国の企業に損失を与えるとあらゆる手段
を駆使して、輸出阻止をする。
自国の日本企業に対しても相当に酷いことをしている事例は多々あ
るのではないか。
 
イラク攻撃は、アメリカに正義はない。これは事実ではないか。
かってアメリカは、敗戦が決まってしまっている日本に過酷なまで
に攻撃をした。
それは、原爆投下が目的であったのではないか。
兵士は、神父の祝福を受け、原爆投下にやって来た。
 
ソ連は、日本の同盟国ではなかったか。
アメリカと組んで、降伏1週間前に日本を攻撃してきた。
日本兵をシベリア開発に連行し、日本の領土略奪した。
 
日本には、自国を守る能力がない様に思う。
憲法9条があるからではない。戦争をすることが国を守ることでは
ない。
 
久米裕さんの実行犯を逮捕しながら、検察は、不起訴処分。
検察は、権力者に遠慮したのである。社会党だけでなく、自民党に
遠慮したのだ。
その後、北朝鮮の工作員は、拉致のし放題ではなかったか。
今頃になって、北朝鮮を悪党呼ばわり。
 
健康にしても、日本人の健康は、守られているのだろうか。
食品公害は、酷いのではないか。bse,hiv本当に酷い。
地獄に陥れる。
自然環境破壊も酷い。地球規模の問題である。
 
平和、自身は、絶対ではない。この自覚から、始まるのではないか。
なんで判断するか、事実か否かである。
これを如何に見極めるか、それに係っているのではないか。
事実を謙虚に先入観を持たず、感情を排除して、見てい訓練するこ
とではないか。
貴誌にも多くの投稿、意見があり、勉強させてもらってます。
國井明子
HP アドレス;   http://www.d1.dion.ne.jp/~takunii  
==============================
国際戦略コラムNO.1168の下記の件に対する
私の意見です。TAKAHASHI

> ・今後、日本にとっての脅威とは、具体的に何か?
> 皆さんの意見を聞かせてください。

世界における、日本の目指すべき位置に影響を与える国や組織すべ
てが、ある意味での脅威です。

しかし、自国の目指すべき位置を明確にしないと、何が脅威で、ど
の位の脅威なのか見当さえつきません。

位置といっても、それは方向付けであって、ある時点の状態を意味
しているわけではありません。世界は常に動態的です。

日本の位置づけを行うということは、他の国や組織の位置づけを知
る必要があります。他の国や組織も、日本の位置づけを知り、自国
の位置づけを行います。意識的に、このプロセスを行っているかど
うかは別として、どの国でも行っていることだと思います。

これは、個人が他人とのコミュニケーションを通して、個人の社会
における位置づけを行い、次の行動に結びつけることに似ています
。また、会社が自社の利益を上げるために行うマーケティングに似
ているかもしれません。

しかし、コミュニケーションや情報量の不足により、他の位置づけ
を明確に知ることが出来ないと、自分の位置づけを誤り、社会に多
大な迷惑をかける存在になるかもしれません。会社がマーケティン
グに失敗すれば、自社資源を無駄にし、経営を悪化させるかもしれ
ません。

従って、日本の脅威を知るためには、他の国や組織の位置づけを明
確にするために、外交等でコミュニケーションを常に取り、あらゆ
る情報に耳を傾け取捨選択し、日本の位置づけを明確にしなければ
なりません。

しかし、このことを完璧に具体化することは不可能です。
出来る範囲で各国が行うしかありません。

従って、北朝鮮等の情報量の少ない国や、イラク等の情報開示に消
極的な国が、私たち日本人にとって、本当に脅威かどうかは知りえ
ません。

しかし、米国にとっては脅威になるのです。
例えば、米国が持っているであろう情報を想定し、米国、北朝鮮、
イラクの位置付けを仮に行うと、米国にとって北朝鮮とイラクは非
常に脅威になるケースがあります。このケースは1つの仮説であり
現実でもあります。

結論ですが、日本には国としての強烈なプレゼンスのない状態です
ので、日本の脅威は存在しません。

あるとすれば、会社単位での脅威、組織単位での脅威があるだけだ
と思います。つまり、明確な位置づけや方向といったものから派生
するプレゼンスのないものに脅威などないのです。

国というものが問われる時代になってきたと思います。国という古
い組織形態から脱却できないと、自分自身の脅威が見えなくなりま
す。国に代わる新しい公共の組織形態が求められる時代に来ている
と思います。まさに、歴史の転換点です。

以上です。
==============================
『亜空間通信』480号(2003/02/8)
【イラク攻撃根拠「パウエル演説がパクリだった」のパクリ丸投げ
唖然の国際醜聞】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 以下、づべてパクリで、わが調査は原文URLのみ。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.asyura.com/2003/war23/msg/429.html
投稿者 nikkansports. 日時 2003 年 2 月 08 日 12:57:27:

パウエル演説がパクリだった
 【ロンドン7日=鈴木雅子通信員】イラクの大量破壊兵器開発の
「証拠」の1つとして、パウエル米国務長官が、先の国連安全保障
理事会演説で引用した英情報機関MI6の「機密文書」が、実はイ
ラク系米国人の大学院生が書いた論文の丸写しだったことが分かっ
た。米国がイラク攻撃を正当化するために突き付けた「証拠」の信
ぴょう性が揺らぐことになり、文書を発表した英政府のお粗末な対
応に「言語道断」と、批判が噴出している。
 英紙タイムズなどによると、パウエル長官が演説で引用した「機
密文書」は、カリフォルニア州在住の大学院生イブラヒム・マラシ
氏(29)が、12年前の湾岸戦争時の情報を基にして書き、中東
情勢専門誌に発表した論文からの“盗作”だった。パウエル演説後
、ケンブリッジ大の研究者らの指摘で発覚した。

 機密文書は「イラクの隠匿、虚偽、脅迫の組織」と題され、イラ
ク攻撃に向けて米国と歩調を合わせる英政府が、このほど発表した
もの。英情報機関「MI6」による報告とされる。19ページの文
書の、6ページ目から16ページ目までのほとんどが、マラシ氏の
論文で、つづりや文法の間違いまで同じだったという。それだけで
なく、もとの論文がイラク治安機関について「敵対政権の反対勢力
を援助」と記したのを「テロ組織を支援」に、「外国大使館の監視
」を「外国大使館をスパイ」と、より挑発的な表現に誇張して書き
換えてあったという。

 マラシ氏は、中東地域での化学兵器やミサイルの開発実態を研究
。イラクに関する数多くの文献に通じており「英政府は私に情報の
確証を求めには来なかったが、内容は正確なはずだ」と、今回の騒
動を皮肉っている。

 イラク攻撃の正当性を国際社会に主張することが目的だったパウ
エル演説の一部が“盗作”だったことになり、ホワイトハウスは赤
っ恥をかかされたようなもの。英政府の報道官は「情報機関の機密
情報だけでなく、その他の情報源にも基づくと断っている」と開き
直ったが「情報の出元がどこかについては機密上言えない」と述べ
、論文の丸写し疑惑自体は否定しなかった。
----- 引用ここまで ------------------------------
戦争23掲示板
フォローアップ:
* 原文URL:Re: パウエル演説がパクリだった 
木村愛二 2003/2/08 14:56:11 (0)
http://www.timesonline.co.uk/printFriendly/0,,1-2-570248,00.html

 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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