過激派---極左と極右 秋好 アラファト議長の演説をTVで見たが、いかにも老人で 革命や独立運動などの過激な活動の指導者としては、とても無理 に思えた。 カストロ、ナセル、カダフィなど皆、若かった。 パレスチナ人が彼に代わる若手指導者を押し上げて来れなければ 、その国家建設は覚束ない、と考えるがどうだろうか? 過激派-----極左と極右 (秋好) 1.欧州: ソビエト連邦が解体された跡にできた、独立国家共同体 は露が中心だから、露体と略したい。 スラブ系の露(ロシア)、 白露(ベラルーシ)、宇(ウクライナ)が中核である。 これらの国々ではネオナチを称する過激派が排外運動に走ってい る、という。 4.月20日のヒトラーの誕生日を前にして、ユダヤ人 集会所(シナゴーグ)が襲われたり、アフガン人が殺されたり---- この半年で、外人が7人殺害されている。 モスクワ大学では、留学生を「自宅待機させている」という---- 要は「外出禁止令」である。 当然,米国などから「自国民保護」 の要請が相次ぎ、露政府では「ナチを名乗る過激派は社会の脅威」 と、プーチンが警告した。 露体のみならず、ナチス・ドイツに攻められ、荒らされた欧州の 国々にネオナチが登場しているのは皮肉なことである。 中東や 東亜などのアジアでは見られない現象だ。 坊主頭(スキンヘッド )が外見の特徴で、その政治思想は極右民族主義だろう。 ソ連時代には、左翼国際主義のソビエト共産党がスラブもユダヤも 「同じソビエト人」として、民族主義を封じ込めてきたが、ソ共の 重しが取れて噴出したものだろう。 だが、彼らはまだ銃を手にし ていないらしい。 2.日本: 浅間山事件が映画になっているが、これは日本極左が銃 を手にした珍しい事件だった。成長期には日本赤軍などと名乗った 極左がハイジャックをしたり、また昭和末期には極右が朝日記者を 襲撃したり、「大喪の礼」に反する企業などを取り締まったりした。 いずれにせよ、平和日本では銃や爆弾はほとんど使われないのは、 有難いことだ。 3.東亜: 日本以外のアジアでは左翼は毛沢東の革命思想で理論武 装している。 フランス軍を駆逐したベトナム共産党もそうだったし、米軍を追い 出した南越解放戦線も同様だった。そして、いまネパール共産党が 毛思想によって活躍している。彼らは過激派というより、革命派と 呼ぶべきだろうが----彼らの背後に中国がいることは、中南米の 左翼政権潰しクーデターの背後に米国がいるように、明らかなこと だ。 4.西亜: 欧米が中東と呼ぶ砂漠地帯では、イスラム過激派と呼ば れる極右が長々とテロ活動を続けている。 最近では「自爆テロ」 という肉弾が流行り、少女までがそれを実行して、遂に米国が乗り 出した。しかし、イスラエルの後援会長が乗り出しても,納まる筈 も無い。 彼らの特攻の背後にはイラクなどがいて、武器にはこと欠かない。 だが、革命派ではないのが彼らの不幸だろう。共産党のような、 ゲリラを統率する組織を持たないからだ。アラファトは党首ではな くテロ集団の議長に過ぎないし、過激派は30年代シナの軍閥のよう に分裂している----アラブ諸国の連合軍でさえ勝てなかったイスラ エルに勝てる筈が無い。 アラファトやアナンは國際軍による支援を期待しているようだが、 イスラエル征伐に米国が動くはずもない。 幕府が長州征伐を呼び かけても、薩摩が動かなかったように。長州が四面楚歌の中で、 奮闘して滅亡しなかったように、4次に及ぶ中東戦争で勝ち抜いた イスラエルは決して滅びはしないだろう。 パレスチナ国家を無理やり建国しても、自爆テロしか戦術を持たず 、政党も作れないアラブ人に、国家経営が出来るものだろうか? 5.16 秋好 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) アラブ人とは、セム族とすると、サウジもヨルダンもシリアも国を 構成している。イスラエルにはユダヤ人400万人しかいない。 それと、米国の新型兵器を持っているのは、サウジ軍ですから、 イスラエルも自国哨戒機とミラージュ改良型が中心の戦闘機では サウジのF−15とAWACSのレーダーの餌食になる可能性が大 いにあります。また戦車もイスラエル独自のメルカバ戦車とサウジ にある米国最新鋭のM1戦車の戦いになる。運用である程度の兵器 の劣性をカバーできるが、どうであろう。もちろん、サウジが参戦 すると、エジプトやシリア、イラクなども当然、参戦するでしょう から、数的にも劣勢になってしまいます。このような状態で、無理 をする価値がイスラエルにあるのでしょうか?? 軍事的にも、大いなる疑問を感じます。それより、特殊部隊がモサ ドから得る情報で、テロ集団を各個撃破した方が、世界の世論も 味方にするように思います。ジェニン虐殺のようなことをガザです ると、致命的打撃をイスラエルは受ける可能性があります。 今までは、サウジと戦闘になるとは思ってもいませんから米国も石 油と交換に最新兵器をサウジに売っていたのです。そして、今まで はソ連シンパの国家でソ連製の古い兵器でしたから、勝てたのです 。今回は違うのです。そこの理解が必要です。 ============================== 件名:穴あき袋・生ゴミ/吊しひも 国際戦略コラム 様 山崎と申します。 生ゴミ対策として、ふとひらめきました。 スーパー・コンビニ店は穴の開いた袋を提供し、台所の生ゴミの 水きり用に利用してもらってはいかがでしょうか。 穴は、左隅と右隅に大きさの違う穴を穿ち片方で大水をきり、 もう一方で一晩ぐらいですっかり水がきれるような穴をあけたもの です。 台所の「流し」の天井ないし壁からひもをつるし、フックできるよ うにしておくのです。 以上 ============================== >難民や外国人労働者問題は、フランスでも揉めたように、住民 > からのサイドでは拒否でしょうね。しかし、今後、少子化にな > っって、移民を拒否していいかどうか。 > このコラムでは、日本語試験など、日本文化の理解レベルで、 > 移民可能性を判断する必要があると主張している。 寡聞にして日本にはフランスの日仏会館、ドイツのゲーテ・インス ティテュートのような組織があるとは聞かないし、むしろ日本政府 も日本人も外国人に日本のことを知ってほしいとは思っていないの ではないか。 御コラムの主張を実現させるためには、そのような組織を大々的に 整備し、日本文化を伝播させるシステムを整備する必要があると思 います。 しかし、(こういう断定口調はよくないのですが)日本人は大抵ロ ジカルな思考や組織の整備が下手なので、コラム氏や私の主張が実 現しても、外交機密費のようにお金のばらまきに終わる懸念がある 。 キングカズー@川崎 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) 日本語検定試験があり、学校教育でも日本語を選択できる国が、出 てきている。中国やアジア諸国、オセアニアでも日本語が高校で選 択できるようです。そして、日本語を教える機関を日本も持つべき でしょうね。 ============================== 私は首都圏に住んでいながら、大都市新聞(全国紙とも言う)では なく、地方紙の神奈川新聞を読んでいます。そこではいまだに有事 立法反対の論調です。一地方紙で反対ということは、他の地方紙( 全てではない)ででも同じような論調なのではないでしょうか? 東京、大阪の視点で全てを見ないで下さい。 救いは、横浜、川崎両市長が有事立法整備に賛意を表明しているこ とです。まぁ、以前だったら、この意志に対して反対組が紙面をい っぱいに使って集中砲火を浴びせていたものだったのに、今回は 平穏無事に事は運んでしまいました。 以上、地方紙購読者からの報告でした。 キングカズー@川崎 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) 昔1970年代なら、全学連が反対デモを行って、国会周辺は危な くて近づけない状態になっていたでしょうね。しかし、現在共産党 や社民党がデモを計画したように聞いていない。新聞にもデモの予 定が乗らない。 ============================== 件名:記者クラブの弊害 ishizuka 私もken@千葉の意見に賛成ですね。 テレビ局は記者クラブに参加できないとか、個人では有名なジ ャーナリストでも参加できないとか、 報道する前に見解が分かれるところは、各社の担当者が事前に 打ち合わせするとか、異常な世界ですよね。 そんなことやっていて、よくも「日本には規制緩和が必要だ」 だの「ゼネコン業界は談合が多すぎる」なんて言えますよね。 2回前の都知事選のときなどは、大前健一氏が出馬を表明する 場が記者クラブで無かった為、記者クラブから抗議されるという ことがありました。その後大前氏の報道はかなり厳しくしてい たようです。また、田原総一郎氏がテレビで小渕元首相に電話 インタビューを記者クラブに予告無しにするとテレ朝が抗議を 受けたそうです。 日本のマスコミなんて、自分自身が言論の自由を理解していな い、欧米のジャーナリズムとかけ離れた世界のものですね。