6340.ロ軍のハルキウ方面への侵攻



月曜日有料版2章途中までをお送りします。

ロ軍は、ハルキウ方面の国境を越えて攻撃してきた。これに対して
ウ軍は、米支援が届いたことで、弾薬があり防戦ができているよう
に見える。米国、ロシア、中国の今後を検討する。 津田より

2.ウクライナ戦争推移
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ロ軍は、ハルキウ国境を超えて攻撃してきた。ウ軍の防衛線は国境
から10km後方に布陣しているので、そこまでロ軍は前進してきてい
る。ロ軍の侵攻を許したのは、ロ軍の電波妨害で、スターリンクの
通信が途絶して、状況が見えなくなったためだという。

しかし、ロ軍は歩兵中心で攻撃してきているが、155mm砲弾が潤沢に
、この方面のウ軍前線に届いているので、ロ軍は大損害を出してい
るようである。それでもロ軍は攻撃を止めない。

そして、ゼレンスキー大統領も全面侵攻以来初めて、ウ軍は砲弾の
十分な供給を確保したと発言した。しかし、前線の司令官は否定し
、まだ砲弾が足りないと言っている。

しかし、ロ軍も攻撃のスピードが落ちてきている。ハルキウ侵攻の
ロ軍戦力がハルキウ占領には少な過ぎ。プーチンも緩衝地帯を作る
目的であると認めた。

次に問題なのが、ウ軍は、兵員不足もあり、ウ軍兵の10倍以上のロ
軍と戦っている。ウクライナでの強制動員を進めるが、25歳からの
動員では、ウ軍に約10万人の若い軍人を加えることになる。

しかし、ザルジニー前総司令官が言及していた40-50万人との比較に
おいて、10万人は少なすぎる。もう1つ、刑務所にいる受刑者の動
員も認めることになった。ロシアと同様な動員になってきた。

もう1つがNATO諸国の兵員を戦闘以外の補給や訓練などの役目を負
ってもらい、ウ軍兵は戦闘前線に出てもらうことである。

エストニアが兵員をウクライナに派遣するという。NATO諸国が兵員
をウクライナに送ることになりそうである。

しかし、F-16の提供開始が6月と述べていたが、デンマークからの提
供も数か月先となり、夏までに12人のウ軍兵が操縦訓練を終えるの
を待っての提供になった。早期の提供にはならなかった。

もう1つが、米国武器の使用制限であるが、米国務省はロシア領攻
撃に関する政策変更はないとした。ブリンケン国務長官は「ロシア
領攻撃促さずも戦争の方法はウクライナが決断」と認めるような発
言をしたが、間違いのようだ。

以後は、有料版を見てください。

1,日本の状況
2.ウクライナ戦争の推移
3.中東情勢
4.中国の動向



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