月曜日有料版3章途中までをお送りします。 イスラエルは、ダマスカスのイラン総領事館を空爆した。この空爆 でイラン革命防衛隊の高官が死亡して、イスラエルへの報復を示唆 したことで原油高騰になっている。今後を検討しよう。 津田より 3.中東情勢 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− イスラエルは、ダマスカスのイラン大使館を空爆して、イラン革命 防衛隊コッズ最高司令官のザヘディ准将などを死亡させた。 このことで、イランの最高指導者ハメネイ師は4日、イスラエルに 対し、シリア首都ダマスカスにあるイラン大使館領事部に対して空 爆を実施したことを後悔することになるだろうと警告した。 イランは、イスラエルを48時間以内に攻撃するとCIAがイスラエルに 通告したが、今のところ、攻撃はない。 しかし、ミサイル攻撃などを警戒するイスラエルは、国内でGPSシス テムの信号を遮断するなどして、ミサイルの位置確認ができないよ うしている。このため、市民生活にも影響が出ている。 イスラエル市民たちは、水や備蓄食料、トイレットペーパーのパニ ック買いも発生しているという。 イス軍は、全戦闘部隊の休暇を取り消し警戒態勢を強めているし、 イスラエル政府は世界中の同国大使館を最大限の警戒態勢下に置い ている。 そして、イスラエルはイランに対して攻撃すれば中東に深刻な戦火 が広がると警告した。イスラエルがイランの攻撃を恐れる可能性は 低いため、事態はエスカレートすると予想される。 事実、イスラエルのネタニヤフ首相は、イランがミサイルを発射し た場合、イスラエルからの「強力な対応」を約束するという。イス ラエル国民も軍事攻撃の継続を支持している割合が56%であり、簡 単に攻撃中止もできない。 この戦争はシーア派によって始められるが、いつかは全イスラム教 徒の戦争にならざるを得ない。事実、UAEはイスラエルとのすべての 外交関係を中断した。 逆に、イスラエル経済産業相、ハマスとの交渉を仲介するカタール は信用できないと発言し、イスラム諸国との全面対決に向かってい るように見える。 米国は、シリアのイラン総領事館に対するイスラエルの攻撃を受け て、米国の基地と米軍を標的にしないようイランに要請したが、逆 に、イランは米国に中東からの撤退を要請した。 以後は、有料版を見てください。 0.米国と世界の状況 1,日本の状況 2.ウクライナ戦争推移 4.中国の動向