昨日、日銀の追加金融緩和を催促しているような市場の動きと述べ たが、やはり、追加緩和見送りなので、500円ほど下げて、終値 は、1万5434円14銭で引けた。年初来安値を付けた2月12日以来、 約4カ月ぶりの安値を付けた。 そして、ドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、 大幅なドル安/円高の104.82/84円になった。 ユーロ/円は118.60円付近から117.90円に 日銀の金融政策では円高を止められないことはハッキリしたが、今 後のドル円は、円高株安になることが確定した。 また、それに23日の英国のEU離脱と株価を下げる理由は多く有 り、23日までは東証株価指数は下がるのであろうか? リスク・プレミアムの時期であり、不安を掻き立てて、株価を落と すヘッジファンドの出番であり、買い時ということでしょうかね。 さあ、どうなりますか? ============================== 日経平均大引け、急落 4カ月ぶり安値、日米中銀が現状維持で 2016/6/16 15:11nikkei 16日の東京株式市場で日経平均株価は急落した。前日比485円44銭 (3.05%)安の1万5434円14銭で終えた。年初来安値を付けた2月 12日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。 15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて外国為 替市場で円相場が円高・ドル安に振れて投資家心理が悪化した。こ の日の日銀の金融政策決定会合では現状維持が決まり、追加の金融 緩和を期待した投資家の失望売りなどで大幅安となった。東証1部 の売買代金は概算で2兆1355億円(速報ベース)だった。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕 ============================== 2016年 06月 16日 12:28 JST ドルは104円台に下落、日銀の追加緩和見送り受け [東京 16日 ロイター] - ドル/円は、前日ニューヨーク市場 午後5時時点に比べ、大幅なドル安/円高の104.82/84円 だった。日銀会合で金融政策の現状維持が決まったと伝わると、追 加緩和を期待していた向きから失望の円買いが入り、一時104. 50円まで下落した。2014年9月以来1年9カ月ぶりの安値圏 となっている。 ドルは早朝に高値106.02円をつけた後、仲値にかけてじりじ り値を下げ、一時105.55円まで下落した。米連邦公開市場委 員会(FOMC)で成長見通しが引き下げられたことを受け、「米 国の利上げを材料にドル買いとは言いにくくなった」(国内金融機 関)との声が出ていた。 その後、しばらく105.60─70円台でもみあったが、日銀会 合の結果発表を控えて思惑的な動きが強まると、前日海外時間につ けた安値105.41円を下回り、105.15円まで下落。その 後、午前11時45分ごろに日銀が金融政策の現状維持を決定した と伝わり、ストップロスを巻き込みながら104.50円まで下げ た。 ユーロ/円は118.60円付近から117.90円に、豪ドル/ 円は77.85円付近から、それぞれ77.24円に、それぞれ急 落した。 日銀の政策発表直前、菅義偉官房長官の会見内容が伝わった。為替 市場で1ドル105円台半ばまで円高が進んでいることに関連して 「緊張感をもって注視し、必要なときにはしっかり対応したい」と 述べていた。 ============================== 2016年 06月 16日 13:43 JST 日銀は追加緩和見送り決定、物価の先行き判断を下方修正 [東京 16日 ロイター] - 日銀は16日の金融政策決定会合で 、金融政策の現状維持を賛成多数で決定した。緩やかな回復を続け ているとの景気判断を維持する一方、消費者物価(除く生鮮食品、 コアCPI)の先行きについて「当面、小幅のマイナスないしゼロ %程度で推移するとみられる」に下方修正した。 金融政策は、マイナス金利付き量的・質的金融緩和における量・質 ・金利いずれも現行の施策を維持した。このうちマネタリーベース の増加目標と資産買い入れ方針に木内登英審議委員が、マイナス金 利に佐藤健裕審議委員と木内委員が、引き続き反対票を投じた。 木内委員は、マネタリーベースと長期国債の買い入れ額の減額(年 間増加額45兆円)、2%目標達成の柔軟化を引き続き提案したが 、反対多数で否決された。 景気の現状は「新興国経済の減速の影響などから輸出・生産面に鈍 さがみられるものの、基調としては緩やかな回復を続けている」と の判断を維持。先行きも「基調として緩やかに拡大していく」との 見方を据え置いた。 個人消費は「一部に弱めの動きもみられるが、底堅く推移している 」との判断を踏襲。住宅投資を「再び持ち直し」、公共投資を「減 少ペースが鈍化している」にそれぞれ上方修正した。 物価の判断は、足もとでコアCPIが2カ月連続でマイナスとなっ ているものの、現状は「ゼロ%程度となっている」との認識を維持 。一方、先行きは「小幅のマイナス」との表現を挿入し、判断を下 方修正した。ただ、「物価の基調は着実に高まり、2%に向けて上 昇率を高めていく」との認識に変化はなかった。 予想物価上昇率は「やや長い目でみれば全体として上昇していると みられるが、このところ弱含んでいる」との表現を維持した。 先行きの金融政策運営について日銀は、物価2%目標の実現のため に必要な場合には「今後とも、量・質・金利の3つの次元で、追加 的な金融緩和措置を講じる」としている。 *見出しを修正しました。 (伊藤純夫 竹本能文 編集:吉瀬邦彦)