アフリカ From: 小川 得丸さん 前世がここにいたのでは言っておられたほど好きなアフリカいいで すね。 私は昨年のケニア以来でかける機会もなく、得丸さんと一緒に出か けた南ア旅行の資料も未だ未整理です。時間があればアフリカ熱帯 雨林の狩猟民の音楽のCDを2枚ほど入手していただけませんか? 私はこの4月から放送大学大学院生になって「音楽・情報・脳」の 科目を専攻しています。人間が音楽を感じるための脳の情報処理メ カニズムを学ぶ学問ですが、知覚限界を超える超知覚情報が可聴音 と共存すると脳深部を活性化し心身にポジティブな効果をもたらす ハイパーソニック・ソニックエフェクトを研究するものです。 可聴域を越える20HZ以上の高周波音振動が脳内の快感物質の分泌 を促進するもので、絶対音感ベースにつくられた西洋音楽よりもイ ンドネシアのガムランやアフリカの民族音楽の方が、アルファー波 を多く出すとの研究報告が書かれています。 アフリカ音楽のヘミオーラを使った16ビートのリズムは2拍子と 3拍子が同時進行して組み合わされた不思議な快感をさそうノリの 良いリズムであるという。共同体全員による歌と踊りは陶酔と恍惚 の境地に達するものまでいるという。教材はインドネシアのガムラ ンの例を使っていますが、現生人類の原点に近いアフリカの民族音 楽の事例を研究してみたいと思います。 アフリカの音楽には、タムタム、グイロ、シェケレ、トーキング・ ドラムなどいろいろな楽器があるようです。 取り急ぎ 気をつけて行ってらっしゃい。 小川 ============================== Re: アフリカ From:tokumaru 小川さん メッセージありがとうございました。 いいタイミングで、いい場所に出張します。 キンシャサは音楽という点ではアフリカピカ1です。 できるだけおもしろいCDを探します。 しかし、音楽・情報・脳は、それぞれ定義をしないといけませんね。 音楽はどこがどう情報であるのか、興味深いテーマです。 ミリアムの「音楽人類学」とか、ミズンの「歌うネアンデルタール 人」を読みましたが、音楽と情報、音楽と言語の関係は、まず言語 が生まれて、それから音楽が文化として誕生したのではないかとい うのが、私の持論で、通説や岡ノ谷説とは真逆です。 得丸