ロシアが本気で中東に乗り出してきた。米国は地上部隊を送り込ま なく空爆だけであり、その空爆も効果があるとした米国家情報局の 情報は嘘であり、地上軍がいない空爆はほとんど効果がないことが 、内部告発で判明している。 米国の軍不在は、米主導の有志連合が思うような成果を挙げられな いために、中東に力の空白を生じさせている。このため、この力の 空白を埋めようとロシアが動き始めているのである。 ロシア軍事外交筋の話として、ロシア、シリア、イラク、イランの 4カ国が過激派組織「イスラム国」との戦いで協力するため、イラ クの首都バグダッドに「情報センター」を設置し、4カ国の軍参謀 本部から将校が派遣されるという。 この動きに対して、米ケリー国務長官は、ロシアが、シリアやイラ クなどと協力関係を強化する動きを見せていることについて、まだ 、関係国の間の調整が行われていないとして懸念を示した。 しかし、ロシア政府は26日も、シリア国内に新設した空軍基地の軍 備増強を続けている。 一方で、米政府は米軍などが訓練したシリア反体制派から、弾薬な どの装備が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織に渡 っていたことを認めた。 ということで、米国が撤退しているので、強くは出られないことに なっている。すでに米国の指導力は、中東には存在しない。 調整にロシアが出てきて、ロシアのプーチン大統領は、サウジアラ ビアのサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王 と電話会談し、シリア情勢およびテロ組織「イスラム国(IS)」 ならびに、その他のテロ組織との戦いについて協議した。 また、モスクワで、ロシアが中東に来ることを反対しているイスラ エルのネタニエフ首相とも会談をし、ロシアとイスラエルの協議の 場を設定することで合意している。 中東紛争にロシアが指導的な位置で出てきている。そのロシアは、 中国に対しても中東への紛争解決のために軍派遣を要請している。 露中で中東問題の解決を図るようである。米国は傍観者の位置にな ってしまうようである。 そして、ロシアは通常戦争でも戦術核を使用すると明言しているの で、明日、核を使うかも知れないのである。 しかし、これこそが、エゼキエル書に書いてある状況であり、ヨハ ネの黙示録の第7の封印を開けることになる事態である。 そして、 URGENT: Syrian army 'misfires' rockets into Israel, #IDF targets posts in #GolanHeights ? spox ゴラン高原で、シリア軍がイスラエルにミサイル攻撃をしたという。 さあ、どうなりますか? ============================== ロシア 対ISでイラクなどと情報共有へ 9月28日 5時15分NHK 過激派組織IS=イスラミックステートの掃討に向けて、ロシアは 、イランとともに、ISが拠点を置くイラクやシリアとの間で情報 の共有などを進めることになり、アメリカ主導の有志連合が思うよ うな成果を挙げられないなか、みずからの存在感を高めるねらいが あるとみられます。 これは、イラク軍が27日発表した声明を通じて明らかにしたもの で、過激派組織ISの脅威に立ち向かうため、隣国のシリアとイラ ン、それにロシアとの間で治安・情報分野での協力を進めることに なったということです。 これについて、イラク首相府の報道官は、4か国の軍の代表が参加 して、情報の共有や分析などを行うための委員会が設置されること になるとしています。 4か国のうち、ロシアとイランは、つながりの強いシリアのアサド 政権を支援しており、とりわけ、ロシアは今月に入って、IS対策 だとして新たに戦闘機をシリアへ送り込むなど、軍事支援を拡大さ せています。 ロシアとしては、ISとの戦いを進めるアメリカ主導の有志連合が 思うような成果を挙げられないなかで、シリアに加えてイラクとも 協力関係を強めることで、ISの掃討に向けて、みずからの存在感 を高めるねらいがあるとみられます。 ============================== 米国務長官 ロシアのシリアなどとの関係強化に懸念 9月28日 5時16分NHK アメリカのケリー国務長官は、ロシアが、過激派組織IS=イスラ ミックステートに対抗するためだとして、シリアやイラクなどと協 力関係を強化する動きを見せていることについて、まだ、関係国の 間の調整が行われていないとして懸念を示しました。 アメリカのケリー国務長官は27日、国連総会が開かれているニュ ーヨークでロシアのラブロフ外相と会談しました。 この中で、ロシアが、イランとともに、過激派組織ISが拠点を置 くシリアやイラクとの間で、情報の共有などの協力関係を強化する 動きを見せていることについて、ラブロフ外相は「ISに対抗する ために関係国の間の調整を進めている」と説明しました。 これに対して、ケリー長官は「調整はまだ行われていない。われわ れは4か国の協力が進むことを懸念している」と述べ、ロシアがイ ラクやシリア、それにイランと独自に連携を強めているとして、懸 念を示しました。 ロシアは最近、シリアに戦闘機を展開するなど、アサド政権への軍 事支援を強化しており、これに対して、アメリカは、シリア情勢を 一層不安定にするものだとして、ISに対抗するうえで建設的な役 割を果たすようロシア側に求めています。 28日にはアメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領の首 脳会談が行われる予定で、シリア情勢を巡って、依然として立場に 隔たりがある両国がISへの対応などで歩み寄ることができるのか どうか注目されています。 ============================== ロシア、シリアでさらに軍備増強 2015年09月27日 15:40 発信地:ダマスカス/シリア 【9月27日 AFP】シリア情勢をめぐり、同国の現政権を支援するロシ ア政府は26日も、シリア国内に新設した空軍基地の軍備増強を続け ている。一方で、米政府は米軍などが訓練したシリア反体制派から 、弾薬などの装備が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装 組織に渡っていたことを認めた。 長年、シリア政権を支援しているロシア政府は、これまでの4年半で 24万人以上が死亡しているシリア内戦を通じて、バッシャール・ア サド(Bashar al-Assad)シリア大統領を断固支持してきた。そのロ シアが最近、シリア政府軍に新たな武器提供を行った上、自国軍の 兵力や戦闘機をシリアへ派遣したことにより、シリア内戦終結へ向 けた国際努力は大きくかじを切ったかのようにみえる。 欧州連合(EU)のフェデリカ・モゲリーニ(Federica Mogherini) 外交安全保障上級代表とイランのモハマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif) 外相は25日、米ニューヨーク(New York)で「多大な苦難を引き起 こしているシリア内戦を終結させる必要性」について協議するため 会談したという。またジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官は 、同じくニューヨークでザリフ外相と会談する他、28日にはバラク ・オバマ(Barack Obama)米大統領とロシアのウラジーミル・プー チン(Vladimir Putin)大統領の首脳会談が控えている。 ?ある軍関係筋がAFPに話したところによると、シリア西部、地中海 沿岸に位置するラタキア(Latakia)にある空軍基地には26日時点で 、15日間連続でロシア軍の輸送機が部隊や物資を運び込んでいる。 (c)AFP/Maher Al Mounnes ============================== プーチン大統領とサウジアラビア国王 ISとの戦いにおける協力 について協議 2015年09月27日 17:02sputniknews ロシアのプーチン大統領は、サウジアラビアのサルマン・ビン・ア ブドルアジーズ・アール・サウード国王と電話会談し、シリア情勢 およびテロ組織「イスラム国(IS)」ならびに、その他のテロ組 織との戦いについて協議した。 ロシア大統領府の発表によると、電話会談はロシア側の提案によっ て行われた。 プーチン大統領は、サウジアラビア西部メッカ近郊で巡礼者が将棋 倒しになる事件が起き、多数の犠牲者が出たことを受け、国王に哀 悼の意を表した。 ============================== イラクにロシア将校派遣=対「イスラム国」で4カ国協力 【モスクワ時事】インタファクス通信は26日、軍事外交筋の話 として、ロシア、シリア、イラク、イランの4カ国が過激派組織「 イスラム国」との戦いで協力するため、イラクの首都バグダッドに 「情報センター」を設置することで合意したと伝えた。4カ国の軍 参謀本部から将校が派遣されるという。 ロシアのプーチン大統領は28日、国連総会で演説し、同組織と の戦いで、シリアのアサド政権を含む共同戦線創設を正式に提案す る。これに先立ち、ロシアは関係が良好な中東諸国と協力体制を早 くも構築したもよう。米国が懸念するロシアの直接介入の可能性が 一段と高まったと言えそうだ。(2015/09/27-14:54) ==============================