5293.原油価格の動向で、シェール技術が発展して、1つの井 戸からくみ出せる原油の量が拡大したことと、イーグルフィールド 、バーミアン盆地の優良な産地に開発を集中させている。 このため、現時点のオイルシェールの1バーレルのコストは、30 ドルから40ドルに下落しているという。 と述べたが、サウジのヌアイミ石油相も60ドル程度が適当と思っ ていることが判明した。 サウジのヌアイミ石油鉱物資源相は、原油価格が反発した後の最初 の発言の中で、原油需要は拡大しており、市場は「沈静化した」と 述べて、現在の展開に満足していること示唆した。 しかし、ニューヨーク原油市場は、昨日53ドルから再度43ドル 程度まで下落した。 ということで、まだ、60ドルに定着しているわけではないようで ある。 石炭価格も、大幅に下落しているので、日本の新設の火力発電所は 石炭火力が多い。その分、CO2排出量が増えている。 石油価格が低いと天然ガス価格の低いので、日本にとっては、良い ことであるが、再生可能エネルギーへの転換や温暖化防止には、こ の現状はあまりよくない。 FITも見直しをかけたが、風力への転換が出来るのか疑問であるなど 逆風になる。 再生可能エネルギーが心配になり、その結果、温暖化が進み、海面 上昇へと結びつくことになる。 さあ、どうなりますか? ============================== 焦点:サウジが原油相場は「沈静化」と表明、60ドル容認を示唆か 2015年 02月 26日 13:26 JST [ロンドン 25日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)で 中心的役割を果たすサウジアラビアは、市場への過剰な原油供給を 容認する戦略が意図した成果を生み出し始めたのをみて、自らの主 張が正しかったことが証明されたと感じている。 世界的な供給過剰により、原油価格は昨年6月からことし1月まで に60%下落し、北米の産油国を含むOPECの競合国が、高コス ト原油の減産を余儀なくされる兆しも出始めている。 サウジは昨年11月のOPEC総会で、シェール原油や他の競合相 手から市場シェアを守るために、減産をしないよう加盟国を説得し た。その後、2015年に入って原油価格は1月の安値である45 ドル近辺から60ドル前後まで回復しており、サウジが望んだより もずっと早くその時は訪れた。 サウジのヌアイミ石油鉱物資源相は、原油価格が反発した後の最初 の発言の中で、原油需要は拡大しており、市場は「沈静化した」と 述べて、現在の展開に満足していること示唆した。 前日には湾岸諸国のOPEC加盟国幹部代表が、原油価格は現行水 準で安定し始めており、実質的に1バレル=60ドルで定着してい ると指摘。その上でOPECの臨時総会の開催は不要との認識を示 した。