脳疲労は、身体の根幹をなす脳が疲労を起こしてる状態のため、そ の影響は非常に大きく、病気以外のほとんどの疲労、倦怠感、だる さは脳が関係している。 脳疲労は頭が働かない、集中力が低下するなど、頭を使う作業だけ にとどまらず、肉体にまで影響する。 脳が疲れているとき、大きく分けて3つの症状がでます。一つは、 頭が働かない、作業効率が低下するなど「思考力に対する影響」、 もう一つはやる気がでない、無関心など「精神力に対する影響」、 最後に身体がだるい、食欲がないなど「身体に対する影響」がある。 大きな原因として、精神的ストレスは最も多くの人が影響を受ける 疲労の原因である。 この疲労で、メタボ、糖尿病、うつ病などの病気になる可能性があ り、万病の元になる。 解消には、睡眠が必要不可欠な要素であり、好きなことをするや、 おいしい料理を食べるなど、脳の五感を取り戻し、薄味でも美味し くなるようにする。 脳疲労が持続すると、認知症になる。現在、5人に1人がこの病気 になっている。アミロイドβが蓄積されることで、認知症が起きる が、このアミロイドβができるのも、脳疲労で、脳が酸化して起き ているが、脳の酸化を抑えるのがフラズマローゲンで、認知症にな ると、このフラズマローゲンが減少している。 これを発見したのが、藤野武彦九大名誉教授である。このフラズマ ローゲンを認知症患者に与えたところ、5割の確率で病状がよくな る臨床結果を得ている。 このメカニズムは、認知症のマウスでは、新しい脳細胞ができたと いう結果を得ているという。 ここでも新しい病気に対する治療が出てくる可能性があるようだ。