高速道路と直流基幹送電網の組み合わせというのはどうじゃろう? 再生可能エネルギーを大量に採用するにあたって、北海道や東北と いう場所から都市部へ送るのに、連係線の拡充が必要で、尚且つ直 流基幹送電網の整備が必要なこともみえてきたように思える。 そこで、高速道路(もしくは新幹線など鉄道)の側面とか底部を直 流基幹送電網に利用するという案はどうじゃろう。 まあ、地方から都市部へ延々と繋がっておるわけじゃし、新しく土 地買収をする必要がないわけじゃ。 こういうものは、将来利益を生み出すインフラなわけじゃから、長 い期間にわたって本当に利益を生み出す<インフラ>なわけじゃ。 これなら、国で整備資金を出して、あるいは集めて、運用は民間に させるという手がある。(これだけのための建設?償還一体型の特定 目的公債ファンドをつくってもいいくらいな気がする。) また南向きの面を太陽光パネル壁(べたーとしたのでなく、校倉作 りのような縦型の壁のようにすれば、遮音壁も兼ねられるかもしれ ない。?こういうタイプは見たことがないが、構造的に難しいのじゃ ろうか?) 東北などは、東日本大震災の影響や少子化や放射能汚染などがある ので、再生エネルギーの生産のためのエネルギーファーム(太陽光 や風力・地熱・バイオ)として生まれ変わるという手がある。 何がなんでも、「昔どうりに戻す」という発想では、すでにじり貧 ではなかろうか? 農業にしても高齢化がすすんでおり、エネルギー基地としての生産 基地にするという手は合理的ですらある。食料の自給とエネルギー の自給は文明社会では、必要度では等価という側面がある。 もうひとつは繰り返しワシが述べておるのは、蓄電池設備には容量 の限定が付きまとうので、「水素の製造と発電ステーション」もシ ステムの中に組み込んで欲しいというものじゃ。 こうすることによって、電力の発生と消費の変動をならすことがで きるはずなんじゃ。 とにかく、10年くらいという短期間を目標に爆発的に整備をする というくらいで進めて欲しいもんじゃ。それが経済にも高度の成長 (そして新しい国内での雇用)をもたらす唯一の手であるかもしれ ない。 虚風老