4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における 放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県 教育委員会や関係機関に通知した。 この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相 当すると政府は示している。 平均疫学データからは、10mSvでは1000人中1人、20mSvでは1000人中 2人、30mSvでは1000人中3人がガンになっています。 もう一方、ミズーリ大学のラッキー博士は、「健康に良い放射線レ ベルは年間100ミリシーベルト」としている。 しかし、まだ議論ができている状況ではないので、この場合は福島 市、郡山市など年間20mv以上の放射線量をある地域の子供たちは、 念のために、避難させることが必要である。 郡山市が独自に対策を打とうとしたが、住民から反対に遭い、対策 も打てない状況になっている。 文部省は、放射線管理区域の線量レベルが年間 5ミリシーベルトで あり、労働基準法上18歳以下が働いてはいけないことになってい ることや、20ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、 労災認定されるレベルであることも知らないで、学校の年間放射線 量を決めたようである。 長島議員が、文部省の鈴木副大臣に抗議したが、国は動かないとい う。市独自の対策も打てないとなると、これは一揆しかない状態な のかもしれない。 ============================== 郡山市の校庭表土除去、見直しも 運搬先の住民猛反発 2011年4月28日10時37分 放射性物質を除去する目的で、福島県郡山市が小中学校や保育所 のグラウンドの表土を削り取る作業を始めたことに、土を運び込む 予定だった処分場の付近住民が猛反発している。処分への理解が得 られないため、市が取り組み自体を見直さざるをえなくなる可能性 も出てきた。 郡山市は市立の28施設で表土の除去をする予定で、27日は薫 (かおる)小学校と鶴見坦(つるみだん)保育所で表土を削った。 薫小学校では作業後、集めた表土を校庭に積み上げ、ブルーシート をかけた。削り取った土は同市逢瀬町河内の河内(こうず)埋立処 分場に運び込むことを予定していた。