水産庁も素人集団であることが分かる。セシウムは半減期が30年 と長く、このセシウムの生物連鎖による濃縮がないということをい うこと自体で、生物学を知らない集団であると見える。 放射性ヨウ素は半減期が7日と短いので、そう生物連鎖によって濃 縮も強くないと見るが、しかし、継続的に海に高放射性物質を今後 も数ケ月以上も流すことが確実である。当分、海水がきれいになる ことはないので、一時的でもなく、きれいになることもない。 それを知っていても、このようなことを言うというのは、どういう 役所なのかと疑う。 人民日報から、大災害の下でも日本社会は混乱せず、市民にパニッ クも起きなかった。これら全てはレベルの高い日本メディアの功績 が大きいと考えられているが、その背後にある政府のコントロール も指摘するに値する。と賞賛されるほど、日本の政府は社会主義的 な情報操作をしていると指摘しれている。 しかし、日本の役所を構成している役人たちを見ると、知識的な面 で知らないことで、このようなトンデモナイことを宣言しているよ うにも見える。 何とか、日本国民の生命を守るために、基礎的な学問を持って仕事 をしてほしいと、各役所の役人に要請したい。 このように、日本社会は危機的な状況で、難しい局面になると政府 が信用できない組織になってしまう。基本的な学問もない人たちで 組織を構成しているように見えてしまうのだ。 これを変えないと、日本は本当に沈没してしまうことになる。 ============================== 汚染水、重複した影響は不透明 高度に濃縮せずと水産庁 海産物への影響について、水産庁増殖推進部研究指導課は「一時 的に体内の濃度が上がっても長期的には蓄積されず、海水がきれい になれば元に戻ることが分かっている」という。魚の体内で放射性 セシウムは数十倍、放射性ヨウ素は10倍程度になるが、水銀や農 薬のDDTのように、食物連鎖で数百倍から数万倍のレベルで高度 に濃縮されることはないとしている。 産経新聞 3月30日