人物を判断する力が必要な時代になってきた。人相学は、人の性格 が顔に表れるという。この人相の基本が顔の輪郭、目、口、眉、頬 、耳、体、声の7部分を見ることである。 全体的な印象が、細やかな顔の人は神経が細いし、大きな顔の人は 大まかである。顔が細く、口の方に尖っている印象の人は猜疑心が 強い。逆境では良いが、順境では猜疑心が出てくる。 目のかがやきや形を見る。釣り上がっていると怖いし、冷たい光が あると、恐ろしい。目が下がり、ニコニコしているやさしい目がよ い。温和である。 口は曲がりを見る。曲がっている人は議論好きで、負けず嫌いで感 情的に問題を持っている場合が多い。ここでもニコニコが基本であ る。人に暖かい言葉を言う人たちが良い。政治評論家や学者でこの 口が曲がった人を時々見かける。近寄らない方がよい。敵と味方が ハッキリしているため、少し違う意見を述べると拒否される。しか し、世の中は複雑であり、大同団結しないと政治は前に進まない。 眉は、緩やかに曲がった眉がよい。頬がふくよかが良い。耳は大き いのが良い。体はしなやかのがよい。声は、涼しげな声がよい。心 に何かあると声が曇ることになる。 人相見は経験が必要であるが、50歳を越えた辺りから気にし始め ている。それだけいろいろな人を見たということである。しかし、 大企業の中では、この人相見はあまり役に立たなかったが、中小企 業では重要なことであることに最近、つくづくと感じている。 それだけ、世の中には人を引っ掛ける詐欺師が多く、かつ問題の人 たちが多いのである。 人相と応対辞令、出処進退を見れば分かることになる。