食糧価格上昇は、発展途上国や新興国では大問題になる。ここの国 民の多くは、エンゲル係数は高いために、食糧価格の上昇は、即、 不満に繋がることになる。 F この結果、チュニジアで発生した反政府抗議行動の一因となり、ベ ンアリ大統領が失脚。エジプトではデモが拡大し、ムバラク大統領 が今週、年内に行われる次期大統領選挙に出馬しない方針を表明し た。 しかし、これだけでは済まない。世界の発展途上国で現政権への不 安が、噴出する。これの対応は、自国の食糧を自国で供給する必要 があるということを示している。 有機農法や自然農法を日本は、この途上国にその技術を教えること が必要である。化学肥料や農薬を使わないので、コスト的にはほと んどかからない。日本の技術が世界に役立つことになる。 ============================== 世界の食料価格指数:過去最高水準に、農産物コスト上昇で−国連 2月3日(ブルームバーグ):国連が発表した1月の世界の食料価 格指数は、原材料コストの上昇を背景に過去最高水準に達した。 国連食糧農業機関(FAO)が3日発表したリポートによると 、食品原材料55種で構成する同指数は前月比で3.4%上昇し231ポイ ントとなった。5品目のうち乳製品価格が6.2%上げ、指数の上昇を けん引した。 ロシアやアルゼンチンなどでの干ばつや洪水で穀物が被害を受 けたことから、食料価格指数は昨年高騰。今年1月も上昇が続いた。 食料価格の高騰は先月、チュニジアで発生した反政府抗議行動の一 因となり、ベンアリ大統領が失脚。エジプトではデモが拡大し、ム バラク大統領が今週、年内に行われる次期大統領選挙に出馬しない 方針を表明した。