米医療保険改革法が成立したが、この費用が年間9兆円必要になる。 この費用捻出のために、軍事予算の削減を行うという。このため、 F22の1機200億円もする飛行機は買えないと廃止し、F23 の開発費を少なくする。 このように、米国は軍事費年間80兆円としているが、この削減で 社会福祉をするために予算を確保することになる。民主主義国家群 諸国は国民福祉の充実のために、軍事費が少ない。この点、独裁国 家である中国は、軍事費が相対的に多いが、米国は民主主義国家で は例外的に今までは軍事費を多くしていた。 しかし、とうとう米国も国民福祉を充実する方向に向おうとしてい る。米国の軍事費が今後、減額されていくことになる。 覇権構造の変化はアジアで一番、大きくなる。米国海軍は空母艦隊 を中心に運用するしかない。1空母に10隻の補助艦が必要であり 、11隻の空母があるので、110隻の補助艦が空母に張り付く。 オバマ政権では、250隻まで艦船を縮小することが決まっている。 ということは、保有艦船の半分を空母艦隊に付けることとなる。 潜水艦や輸送の警護や敵国の観測などに艦船が割けないことになる。 その部分を日本海上自衛隊の艦船が行うなど、役割分担をしないと 無理になる。 これが現状の世界である。中国は空母無しで900隻の艦艇を独自 運用している。行動範囲が広くなる。そして、2隻の空母を持つと いうが、中国は国民福祉はほとんどないからできることである。 さあ、どうなりますか?? ============================== 米医療保険改革法成立へ 中間選挙へ吉か凶か 3月23日7時56分配信 産経新聞 【ワシントン=佐々木類】懸案の医療保険改革法案が成立する運 びとなったことで、米議会は11月の中間選挙に向けて一斉に走り 出した。オバマ大統領は医療保険改革という実績を掲げて有権者の 支持を集めたい考えだが、米国民の間には改革に否定的な空気が根 強い。失業率の高止まりが続く限り、オバマ政権が支持率を劇的に 回復させるのも難しい。内政課題山積のオバマ政権は中間選挙に向 け、いばらの道が続く。 ■一時的に支持上昇? 「有権者がこの法案を気に入らなければ選挙で意思表示をしても らいたい。選挙はそのためにある」 採決前、こう語ってまで法案の可決、成立に並々ならぬ意欲を示 していたオバマ大統領。ただ、医療保険改革の実現で、オバマ政権 が前途洋々かというと、必ずしもそうとは言い難い。 バージニア大のサバト教授は21日、米FOXテレビのインタビ ューに、「どんなに人気のない法案でも一般的にはそれが大きな法 案であれば、成立させたときに大統領の人気は一時的に上昇する。 しかし、長続きしないものだ」と語る。 民主党の上下両院議員の中には、2008年の選挙で“オバマ人 気”に便乗して当選した議員が少なくない。このため、改革反対の 共和党の支持基盤が強い選挙区から当選した議員にとって、今回の 賛成票が有権者の反発を増幅しかねない危険をはらんでいる。 実際、40人以上の民主党下院議員が、同年の大統領選で共和党 のマケイン候補の得票数がオバマ大統領を上回った選挙区出身だ。