環境というキーワードを利用した幾つかの戦略。 虚風老 環境問題に取り組むとは、裏を返せば、エネルギー問題でもあると いえるじゃろう。 まず、再生可能な自然エネルギーに注目し、それらの技術開発をす すめる。その為の投資を後押しする。(研究・設備投資で金がまわる) そして太陽電池については、たとえば、2000億円位の補助を、 申し込みの早い順に受け付ける、としてもええ。受付が終わり次第 打ち切るとする。(期限をかけられると申し込み者が先を争うので 、人気が沸騰する)家計からお金が足されてでてくるので、工事・ 設備投資も活気づく。 終わりそうになったら、好評につきということで、もう、1000 億という具合につないでいくというのが手じゃ。先着順で、期限が あるというのがええ。まあ、どうせ、1軒で、一つしか購入しない わけじゃからの。 高速道路や、鉄道沿線の南向きにずらっとなれべ、発電売り上げか ら、土地使用料を払う(鉄道や高速道の償還費用にあてられる)と いうのもある。設置費用については、目的公債をだして、やはり売 り上げから償還していくというほうほうもあるんじゃなかろうか。 発電量が過剰な場合、水素化して貯蔵し、足りないときに逆にその 水素を利用してピーク電力を平準化するという技術開発があっても ええ。 また、水の豊富な日本であれば、そこに水をからめて、温水から( 冷却にしようしたりして)も使用するエネルギーはとれるじゃろう 。期間を長くとって、回収するという発想もだいじじゃろう。 できることなら、水素関連の開発技術の特許は大量に押えたいもん じゃ。電気化⇔水素化は、どこにでも持っていけるシステムの一つ である。つまり、グローバルな市場にむけての輸出産業になりうる ということじゃ。 リユース・リサイクルシステムを組み込んでおくことも必要になる。 原子力では、解体・処分に関する技術も場所も費用も確立されてお らん。太陽電池は、本体そのものは壊れないが、機器の周辺は壊れ る。それらを修理や再生させるシステムも同時につくる。 本当にエコ(^^) 温室効果ガス排出権取引きじゃが、権を持っている国は、資源国が 多いそれらの資源は市場で買うのだろうが、資源の国有化が流行の 昨今では、本当の契約に至にはは、それら以外のファクターも入る じゃろう。 必要な資源を持っている国に「バイ」で、排出権も買うということ を持ちかけるという手もある。資源の獲得の権利も手に入り、排出 権も(どうせ買わなければならないのなら)これには、産と商社と 国の連携が必要じゃろう。(ていのいい上乗せの賄賂みたいなもの じゃが、排出権というのも手にはいる) また、LED照明などもまだバカ高いが、初期設備費用を長期無利子 貸し付けにして、そのかわり、<値段を劇的に下げて>日本中の電 球を政策主導で入れ替えてしまうというのも考えなければならんじ ゃろう。そして結局それらは、外国でも採用されるじゃろうから、 急速に元はとれ、産業政策にもなるはずじゃ。 日本の特性としては、<海>というものにも注目すべきであろう。 そこからの資源もそうじゃが、いろんな<差−流れ>がエネルギー になる。小さなものでも、常時その力が働いておれば、濃縮して使 える形にすることができるようになるかもしれない。 省エネ−効エネは、外に出ていくエネルギーコストを下げる。それ は全体のコストを下げ競争力にはねかえることになるわけじゃね。 金ベースではなく、エネルギーベースで見るというのが環境経済学 の基本にある。 それはエネルギーの生成、と効率、そしてエネルギーの適切な配分 ということじゃ。 虚風老 ============================== 今は絶対に決断の時。 虚風老 決断とは、断固「切る」ことなり。 これから、不平不満がでてくるじゃろう、旧利権にぶらさがってお ったれんちゅうや、システムに依存していた人は、決定に大きな反 対を唱えるじゃろう。 しかし、切るべき時は、何処をきるべきかを見定めて、絶対に大胆 かつ繊細に切らねばならない。傷んだ組織は、膿をだしきってから 、縫いあわせるべきじゃろう。 確かに、麻酔や、生体維持システムを注意深く見守りながら手術は すすめる必要があるが、今は切るときじゃ。しかもすばやい執刀の ほうが、身体の負担は少なくてすむ。 これから、8ヶ月が重要である。 後々は、それらを細かな点で、手直ししたりフォローしたりする必 要はでてくるじゃろう。 今現在は、民主党に必要なのは、大きな枠での決断力である。 地方も、いままでのあり方がそのまま通用すると思わないほうがえ え。地方の権力構造も大きくかわりはじめるじゃろう。 虚風老 ==============================