米国オバマ大統領になった。この政権がどうなるか予測する。 Fより オバマが次期大統領になることが決まった。オバマは、民主党の大 きな政府と労働者層や学生層にアピールする政策になる。共和党の マケインにYSさんがいうブラッドレー効果という一縷の望みを掛 けたが、ダメでした。 富裕層への増税、中産階級への減税、金融規制、企業支援の拡大、 公共事業の拡大、FTAを止める、元の切り上げ、貿易赤字への対 応などと内需拡大、保護主義的な政策を打ち出している。 この意味は、米国は世界経済の中心から外れ、ローカライズすると ことを意味する。米国はグローバルからローカルになる。世界もロ ーカルになることを見通して、身構えている。中国は米国への輸出 ができなくなり、内需拡大にシフトするし、ユーロ圏はEU全体に 拡大して、その地域を優先した経済運営をし始めている。 これって、1929年から始まった世界大恐慌のブロック経済にな った時期と一致し始めている。米国はニューディール政策と1930年 のストーム・ホーレー法までは酷くないが保護政策になる。 このオバマの政策を知っている株式市場はすぐに、反応した。イン ド市場ではオバマ当選かた下落し、ヨーロッパ市場も大幅な下げに なり、米国ニューヨーク市場も大幅下げである。 日本市場はオバマ当選で上昇したが、これは公的年金資金が投入さ れたためであり、本日は朝一番は、500円のマイナスと大幅下落 になっている。 有料版で、民主党・共和党の米歴代政権の歴史を振り返り、今後を 検討したい。どうぞ、興味がある方は、お取りください。 さあ、どうなりますか?? ============================== オバマ氏、大統領選勝利宣言 「変革の時、到来」 【ワシントン=丸谷浩史】4日に全米各地で投開票された米大統領 選は、民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が共和党のジョン・ マケイン上院議員(72)を大差で破り、第44代大統領になることが 決まった。オバマ次期大統領は5日未明(日本時間同日午後)、イリ ノイ州シカゴで「米国に変革の時が到来した」と勝利を宣言した。 同時に「米国は2つの戦争、1世紀に1度の最悪の金融危機のさなかに ある」と述べ、経済再生などに全力をあげる考えを表明した。金融 危機や対テロ戦争に対応するため、政権移行準備を加速する。 米国建国の1776年以来、黒人大統領は初めて。民主党はクリント ン前大統領以来、8年ぶりに政権を奪還する。オバマ氏は来年1月20 日に大統領に正式に就任する。任期は2013年1月までの4年間。副大 統領にはジョゼフ・バイデン上院議員(65)が就任する。(07:00) ============================== NYダウ大幅反落、終値486ドル安 景気後退懸念再び 【ニューヨーク=川上穣】5日のニューヨーク株式市場でダウ工業 株30種平均は大幅反落し、前日比486ドル1セント安の9139ドル27セ ントで取引を終えた。米景気後退を示す経済指標が相次いだほか、 前日までの6営業日で2割近く上げており利益確定売りが膨らんだ。 大統領選については、財務長官の人選や具体的な経済政策を見極め たいとのムードも強かった。 10月の非製造業景況感指数の落ち込みや雇用環境の悪化を示す指 標が相次ぎ、市場心理が冷え込んだ。午後の取引で金融株にまとま った売りが出て、相場全体を押し下げた。業績が景気の影響を受け やすい素材株なども下げが目立った。ハイテク株の比率が高いナス ダック総合株価指数は98.48ポイント安の1681.64で終えた。 (09:36)