読者の声 日本の林業についてですが、 炭を高機能化することが できるとおもいます。 ある企業は、おがくずで 備長炭のようなものをつくっています。 瀬々 秀吉 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) 炭をガス化・液体化してしまえば、ガソリンの代わりに自動車で、 使えると思うのですが、どうでしょうか?? 木自体の高度化が今、求められている。石油が高価格になったとき の化学薬品の原料とするためです。 このため、木に含まれるリグニンの利用方法が今、話題になってい る。セルロースは紙などになるが、リグニンは除去されている。 しかし、リグニンは木材中の20%?30%を占めており、高等植物では 生育に伴い、道管・仮道管・繊維などの組織でリグニンが生産され る。生産されたリグニンはセルロースと結合した状態で存在し、 完全に木化が進行すると木部の組織では強固なリグニン構造だけ残 存して殆どの細胞は死細胞化した状態になる。 リグニンの利用方法として、大きなものの一つが、木材からのパル プ・製紙工程における熱源を兼ねた黒液としての利用である。木材 から紙パルプを作ることは、木材からリグニンを可溶化等により除 去する作業ともいえる。 リグニンは、バニリンや接着剤の原料として利用されているほか、 硫黄を加えて加熱することでメタンチオール・ジメチルスルフィド ・ジメチルスルホキシドなどを生産するプラントが稼動している。 一方、近年になって、積極的に可溶化を利用した、新たな利用方法 も試みられている。 例えば、三重大学が60%硫酸中フェノール溶液 での加水分解や、明治大学が水のみによる高温高圧での加水分解の 手法で低分子化したリグニンの可溶化による、リグニンの再利用方 法を開発している。 ============================== Fさま, 標題の書籍の目次を久しぶりに読み返したところ, 昨年の6月に出版された本ではありますが, なかなか興味深かったです。 参考までに目次を引用します。 第1章 アメリカの戦略が変わった 第2章 アメリカの極東戦略が終焉した 第3章 アメリカは歴史的な大転換に立っている 第4章 アメリカは北朝鮮問題を解決するつもりがない 第5章 アメリカは中国にだまされている 第6章 日本は「アメリカの子供」ではいられない もちろん,アメリカの考えていることを, そのまま鵜呑みにはできませんが, それでも,日本のこれからを考える意味で 何らかの示唆を得ることができそうです。 A Bee The First拝 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Fのコメント) これは今、進行している米国の姿、そのままですね。 米国からEUへ覇権が移動していることに注意してほしい。 マイクロソフトのEUの独占禁止法違反で2000億円の罰金に対 して、米国政府はあまり文句を言わなかったようである。 米国の利下げに、追従するようにEU中央銀行総裁にも圧力を掛け ない。今までの米国では考えられないような対応である。 これはEUと米国の力関係に変化があったように感じている。 もう米国から権力がEUに移っている可能性が高いのでしょうね。 覇権を支える仕組みは英国にあり、その機関が米国を助けていたが 、その英国の機関の活動をEUに移動したと見ている。