月曜日有料版0章途中までをお送りします。 米国も雇用統計で、雇用者増加数が減少したことで、利下げの可能 性が出て、株価は上昇している。今後を検討する。 津田より 0.米国と世界の状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、 2024年3月28日は39,807ドルで過去最高で、4月26日38,239ドルで、 29日は146ドル高の38,386ドル、30日は570ドル安の37,815ドル、5月 1日は87ドル高の37,903ドル、2日は322ドル高の38,225ドル、3日は 450ドル高の38,675ドル。 先週、株価は400ドル強の上昇になっている。5月1日FOMCは政策金利 を据え置いた。そして、3日発表の米雇用統計で、米就業者数が、4 月は17.5万人増と市場予想24万人増を下回り、前月31.5万人増より 大幅に少なく、4月失業率も3.9%と前月3.8%より増加したことで、 利上げがなく利下げが近いとみて、10年国債金利も下がり4.71%に なり、ドル円は152円台まで円高になった。 金利低下でNYダウ株価は450ドル上昇した。それと、NASDAQも大幅な 上昇をしているが、アップルが減収減益であるが、1100億ドルの自 社株買いを発表し6%株価が上昇したことも大きい。 今週初めに160円になり、財務相が為替介入で154円まで下げたが、 その上に雇用統計で152円になったようである。 その上に、4月米ISM非製造業景況指数も49.4となり、50を下回った 。すでに4月米ISM製造業指数は49.2で、50を下回っている。これを 受けてドル円は151円台まで下がっている。円高が進行した。 どうも、米国の景気は下り坂のようであり、物価高の景気減速であ るとスタグフレーションになる。企業収益も下落することになり、 株価は、今後下降することになる。 まだ、雇用統計での減少が初めてなので、傾向としてとらえること はできないが、米株を持っているなら、上がったところで手仕舞っ た方がよいかもしれない。 高金利での景気減速は、インフレを抑えるためには必要なことであ り、米国はやっと、その方向に来たことになる。 イエレン米財務長官も3日、住宅供給の逼迫がインフレ率低下の動き を鈍らせる要因になっているにせよ、基調的な物価上昇圧力はなお 弱まりつつあるとの見方を示した。 イエレン氏としては、米国債の利払い費が大きく、早く利下げをし てほしいはずであり、この米雇用統計は歓迎でしょうね。 もう1つ、金利上昇で米国国民が貧困化してきていて、消費に陰り が見えてきている。それに伴い、バイデン大統領への支持率も下が り、金利を下げる必要も出てきたように感じる。 もう1つ、カカオ豆は最近急落している。4月19日に史上最高の 11,722ドルを記録したが、現在7615ドル。いつもおやつに食べてい たチョコを買わないで、代替で甘納豆を食べるようにしていたが、 これでまた、チョコを食べられるようになるのかしらね。これに合 わせて、コーヒー、砂糖、綿花などの価格も下落している。 特にNY原油が80ドル割れをしている。 以後は、有料版を見てください。 1,日本の状況 2.ウクライナ戦争の推移 3.中東情勢 4.中国の動向