甲飛第十三期殉國之碑保存顕彰会
関西甲飛十三期会 公認ホームページ
戦没英霊譜
零式輸送機 局ヶ岳遭難
昭和20年2月25日、木更津空より岩国空へ向かう第1023海軍航空隊の零式輸送機が、折から当地方
を襲った猛吹雪に遭い視界が利かず、伊勢郡飯南町局ヶ岳の山腹に激突して遭難。
祖国防衛に血潮をたぎらす12名の若い乗員が戦死した。
しかし敗戦間近のこの惨事は遺族のもとへは達せず、地元の飯南町では12将兵を局ヶ岳山麓の高福寺
にある萬霊塔に祀り、永らく無縁仏として手厚い供養を重ねてきたが、昭和54年に至り身元が判明し、新
たに信貴山別院(福信院)に慰霊の観音像が建立された。
尚、機長の中曽根良介海軍中尉は中曽根康弘氏(元総理大臣)の実弟に当たられる。
甲飛十三期の戦没者名
三浦 一雄
高福寺
三重県飯南郡飯南町
左手の山が零式輸送機が遭難した局ヶ岳
中曽根康弘氏 揮毫碑/安らかに眠り給え 萬霊塔(零式輸送機戦没十二柱英霊供養塔)
信貴山別院 福信院
三重県飯南郡飯南町
旧海軍航空隊戦死者各十二柱之霊碑
由来
このお山には旧海軍航空隊員十二柱の英霊を真柱とする観世音菩薩がお祀りされて居ります
諸行安全の守り御本尊
命日 毎月二十五日 観世音保存会
昭和五十五年二月二十五日 中曽根康弘謹書
若桜会館(香良洲町歴史資料館)
三重県一志郡香良洲町
局ヶ岳で遭難した零式輸送機のドア、エンジンカバー、車輪
更新日:2006/05/01