多賀城市埋蔵文化財センター展示室 場所は、宮城県多賀城市中央2丁目27番1号で、最寄り駅は、仙石線多賀城駅です。アクセスには2通り方法がありますが、 私が通ったのは、改札(一ヶ所です)を出て、左(東側)へ向い、細い道を北へ向かいました。看板はありますのでその指示に 従えば着きますが、住宅地を通るため不安になるでしょう。おそらく改札を右に出て市役所の通りを進んだ方が解りやすいでし ょう。めざす埋蔵文化センターは、多賀城市文化センターの中にあるので、周辺を探しまわらないでください。とても立派な 建物ですのですぐわかります。文化センターへ入るには無料ですが、展示室は一般200円かかります。ページの最後に料金を 載せます。 今回は企画展をしていました。 人の関心度によりますが、旧石器時代の、後で出る東北歴史資料館と共に展示数は少ないですが貴重な資料があります。それは、 上高森遺跡、馬場壇遺跡など3万年以上前の石器です。もちろん中心は多賀城についての資料です。
多賀城廃寺跡 場所は、埋蔵文化財センターから歩いて10分程です。道は住宅地などで少し複雑ですので地図を参考にしてください。公園と して整備され、案内板があり、遺跡にはそれぞれちゃんと名称板が置かれており、伽藍配置が想像できるようになっていました。 門、塔、金堂、鐘楼、講堂、経蔵、僧坊、東西の各倉の跡があり、名称板が置かれています(静止画が欲しい)。全体に落ち着 いた公園でした。 「多賀城と古代東北」(東北歴史資料館 宮城県多賀城跡調査研究所編集)によれば、多賀城とほぼ同時期(8世紀中頃?)に 建立され、10世紀中頃まで営まれていたということです。
高平遺跡 東北本線の線路沿いの城南小学校の校庭の南側にあり、案内板があるだけです。それによれば、 「竪穴式住居跡8棟、掘立柱建物7棟等の住居跡と、古代の土器、陶器、かまど、瓦が出土し、多賀城に関連した、9−10世紀 にわたる集落跡と考えられている」とのことです。 近くには、水入、大臣宮、館前各遺跡があるそうですが、行きませんでした。
特別史跡多賀城跡 今回の旅行記の目玉になるものです。私が歩いたのは、南門跡、道路跡、政庁跡、六月坂地区、多賀城遺跡外の陸奥総社宮、 東門跡、作貫地区になります。以下ビデオで収めた遺跡跡です。(画像データが利用できるようになったらいいのですが)
- 多賀城跡南築地(築地とは寄柱を立て、土を突き固めて、その上に屋根をかけた土塀のこと)
- 多賀城跡外郭南門
- 多賀城碑
- 南門−政庁間大路跡
- 南門跡
- 脇殿跡
- 正殿跡
- 多賀城神社(後村上天皇、北畠親房等の室町時代の南朝方諸将を祭る神社)
- 六月坂地区(実務官が(役所)跡群)
- 陸奥総社宮(多賀城とは直接関係はないようですが)
- 奈良時代の外郭南門跡
- 平安時代の外郭南門跡
- 大畑地区(実務官が跡群)
- 作貫地区(実務官が跡群)
- 陸前山王駅傍の山王西町浦遺跡
東北歴史資料館 場所は、宮城県多賀城市浮島字宮前133で、上の多賀城跡の南東にあり、東北本線陸前山王駅からの方が徒歩20分ぐらいです。 今、企画展「多賀城」をしており、月曜、3月20日を除く平成8年4月14日までとのことです。
一般(学生を含む) | 高校生 | 小・中学生 | |||
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個人 | 団体 | 個人 | 団体 | 個人 | 団体 |
240円 | 160円 | 120円 | 80円 | 60円 | 30円 |
4月から、「特別史跡・多賀城跡めぐり」があり、毎週火・木・土曜日の午後2時から解説員が徒歩1時間で多賀城碑、
南門跡、政庁跡等を案内してくれるそうです。
一般(学生を含む) | 高校生 | 小・中学生 | |||
---|---|---|---|---|---|
個人 | 団体 | 個人 | 団体 | 個人 | 団体 |
200円 | 140円 | 100円 | 70円 | 50円 | 30円 |
多賀城駅から多賀城市文化センター、多賀城廃寺、城外遺跡、東北歴史資料館、多賀城跡、そして陸前山王駅へ。
多賀城駅から多賀城市文化センター、多賀城廃寺、城外遺跡、多賀城跡、東北歴史資料館、陸前山王駅へ。
しかしこれは私個人の趣味であり、また自動車利用ではまた別なルートもあるでしょう。事前に地図をみながら、
あれこれ考える事もまた、楽しいものですので皆さん独自にお考え下さい。
面白いコースがありましたら、メールしていただき、皆さんの歴史散歩をお教え下さい。
今度は、双方向性を活用したホームページを考えたいと思います。