山の中にひっそり佇むアカエゾマツに囲まれた小さな湿原です。 雨竜沼の様な広大な高層湿原ではありませんが湿原と森林が調和していて趣があります。 若干の急な登りもあり途中にある展望台は道北の樹海が一望のもとに見渡せます。湿原案内所があり入山期間、時間が限定されます。 6月中旬から10月下旬の9時から17時。案内所からの林道は今では全面舗装になっています。
■天竜沼
松山湿原に行く前にちょっと立ち寄ることのできる沼。 一周10分程度の散策路がついています。 駐車場が前にありここが松山湿原登山口。
■雨霧の滝
水量もそんなに多くない小さな滝。車で来たらついでにここに立ち寄るのも選択肢の一つ。 道はハードなダートです。
■女神の滝
細い溝を下っていくような小さな滝です。
■高広の滝
道道の脇にある滝です。。 落差は70mあり。トロッコ王国のトロッコ列車の終点。
■激流の滝
道道からそれて林道を走っていくとある小さなナメ滝です。 うっそうと生い茂る森の中にあり人が来ることはまったくと言っていいくらいありません。 時間が余っていたらこんな所も。
■トロッコ王国
旧美幸線の仁宇布駅−高広の滝間の線路を利用してトロッコ列車を体験できるようになりました。 営業は4月下旬から10月下旬の時間は9時〜16時。 様々な車両があり運転は本人がします。 普通免許が必須。ゴールデンウィーク、お盆前後は混雑し待ち時間をみることが必要です。美幸線は昔、日本一の赤字ローカル線として有名でした。
(トロッコ王国パスポート:1000円)
■コイブ
羊ミルクのソフトクリームが名物。羊のカレーライスなどのメニューもありトロッコ王国訪問時に重宝します。
■おさしまセンターアトリエ3モア
前衛彫刻家の砂澤ビッキ(1931-1989)は旧筬島小学校を1978年以降アトリエとしていました。
そして音威子府村にはビッキの作品がたくさんあり、音威子府駅南の北大中川地方演習林入り口にはトーテムポール「思考の鳥」、天塩川温泉には「樹華」があります。ビッキの作品は自然の木々を基にしているため屋外の作品はいずれは風化する定めにあるのですがそれさえも受け入れるというビッキの姿勢には感動させられます。
そしてかつてのアトリエがエコミュージアムおさしまセンター3モアとして生まれ変わったのです。ビッキの作品の展示、アトリエ、バーいないいないばぁーの再現など盛りだくさんの空間は魅力的です。
(入館料:200円9時半-16時半、4月26日-10月31日月休)
■天塩川温泉
停車する本数は少ないながらも天塩川温泉駅から天塩川を渡り歩いて15分程で行くことができる町営温泉です。周辺の市町村の温泉施設より歴史が古く、広さ設備等は劣りますが安さは魅力。 露天風呂は若干遠く絶景というわけではありませんが天塩川を望むことができます。ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。
(日帰り入浴:200円9時-20時半)
■音威子府駅
名物音威子府そばを食するには駅の待合室へ行きましょう。 黒いそばは他ではなかなか見ることができないもの。お土産としての販売もあります。このためだけに駅に降り立つ人もいる程です。 駅には音威子府-浜頓別-南稚内を結んでいた旧天北線記念資料室もあります。
■道の駅おといねっぷ
国道40号と国道275号の分岐点にある道の駅。小さめだがラーメン・そば店、売店はあります。
■音威富士
夏には軽いハイキング、冬にはスキーが楽しめます。
■エコールなかがわ
クビナガリュウの骨格標本をメインに化石展示が多数あるエコミュージアムセンター。かつてポンピラアクアリズイングの前にあった小さな郷土資料館が移転拡充されたもの。廃校になった佐久中学校の体育館が展示施設、校舎は団体向けの宿泊型研修体験施設になっています。
(入館料:200円9時半-16時半、月休)
■ポンピラアクアリズイング
名前からはわかりにくいのですがここは中川町の町営温泉。 行くと文化施設と見紛うかのような立派な建物が迎えてくれます。浴場もとても広く快適です。 ナトリウム・カルシウム塩化物泉。宿泊施設もメゾネットタイプの部屋も含め安価で人気が高いのです。
(日帰り入浴:300円10時-21時)
■道の駅なかがわ
平成15年4月開業の新しい道の駅。休憩スペースが充実している。レストラン、キッズスペースあり。
北海道旅情報巻頭 4-17.名寄・朱鞠内・士別