(交通:旭川-[JR32分]-美瑛-[JR7分]-美馬牛-[JR28分]-富良野)
美瑛の北西に位置する丘陵地帯はパッチワークの路と名付けられたメインの観光ルートを軸に多彩な丘風景が楽しめる場所です。旭川-美瑛の国道237号をちょっと迂回するだけで寄ることができるお手軽な所なのですが美瑛でも有数の美しい風景を楽しむことができます。時間の限られた人は美瑛でもこの一帯のみに絞って訪れるのもいい方法だと思います。
■四季の情報館
美瑛駅前にある観光情報が詰まった施設で駅に降り立ったらまずここを訪れましょう。観光マップがもらえます。180インチ3D立体映像シアターや観光ジオラマ、前田真三ミニギャラリーなどもあります。
(開館時間:5月〜10月8時半〜19時、11月〜4月8時半〜17時)
■北西の丘展望台
ピラミッド型をした展望台で360度ぐるっと展望が楽しめます。ケンとメリーの木、セブンスターの木なども遠くに望むことができる開放感あふれる場所です。ここにも観光案内所があり観光マップがもらえます。
■ぜるぶの丘
国道237号沿いにある立ち寄りスポット。小さな丘にあるいろんな花がいっぱいの公園です。ラベンダー畑の中をはしるバギーがあって子供っぽいのですがとても楽しめそう。
■ケンとメリーの木
丘の上にすくっと立つポプラの木。背景に十勝連峰がどっしりと座りいい雰囲気。
■セブンスターの木
立派な木で周辺の風景もなかなかです。
■親子の木
3本の木が並んでいるのですが真ん中の木が小さく親子の寄り添う姿を感じさせとてもいい。遠くから見るのがお薦めです。
美瑛の中で美馬牛は南に位置する場所でここも美しい丘風景が展開します。ペンション、旅人宿、YHなども点在し、滞在するのにもいい所です。美瑛からのサイクリングでは拓真館に向かう途中に新栄の丘に寄るのが一般的なコース。
逆に瑠辺蘂は美瑛の丘風景を楽しむ場所としてはまだまだ知られることもなく観光客に出会うこともない地です。面積的にはほんとうに限られた狭い丘ですがそんな中にも美しい風景は眠っています。
■新栄の丘
新栄の丘はほんとうにゆるやかな丘陵が見渡せる展望地です。観光バスも発着し駐車場があふれかえることも多いのですが行くだけの価値はあるでしょう。夕暮れ時の風景が美しいことでも知られていますので近くに泊まるときはそんな時間に行ってみるのもいいのではないでしょうか。
■クリスマスツリーの木
平らな丘陵地の上にぽつんとクリスマスツリーを彷彿させる木が立っています。サイクリングルートからも外れるので訪れる人はあまりいません。
■パフィーの木
瑠辺蘂地区で唯一観光客が訪れることがあるとすればここでしょう。丘の上に2本木が並び少し離れたところにもう1本同じようにぽつんと木が立っています。西美小付近から遠望するのがいいのですがぐるっと裏に回りこんで眺める方法もあります。そんな風に心の赴くまま駆け巡る人が瑠辺蘂を楽しむことができるのではと思います。
深山峠はメインルートの国道237号にある小さな峠です。峠自体はたいしたことがないのですが好立地に支えられ一大レジャースポットになっています。もし興味があるものがあれば寄ってみるのもいいかもしれません。(深山峠は実際には上富良野町に属していますが美馬牛に近いため当ホームページでは美瑛に収録しています。)
■深山峠オーナー園
古くからあるラベンダー園で丘陵地の上にあるため風景的にも美しい。ログハウスのウッディーライフがいいアクセントになりまっぷるの表紙になったこともあります。6月にはルピナスも咲き乱れます。
■かんのファーム
美馬牛峠にある小さなラベンダー園。こちらも深山峠と同じく国道沿いに位置するため気軽に立ち寄ることができます。ゆるやかな丘陵地に咲くラベンダーは美しい。駐車場が土の裸地で一部侵食されていて車の移動には注意が必要です。
■トリックアート美術館
外観自体もすでにトリックアートになっている美術館。展示は絵がほとんどで見るのにもなかなか思考力を試されます。見るよりも写真に撮って後で見たほうがトリックを実感できたりします。入場料はちょっと高すぎる気がしますが立地も良いためいつも比較的混雑しています。上ふらのびいる館、深山アイスクリームなどもありますが目的として訪れるような場所ではありません。アイスクリームも味がいまいち。
(入場料:1300円、夏期9時〜18時、冬期10時〜17時)
■ティディーベアミュージアム
国道から東に折れたすぐ先にある小さな施設で案内板も小さく注意が必要です。1階はティディーベアの関係のお店で2階が美術館になっていてティディーベアの歴史や価値のある骨董品のようなティディーベアもいます。展示物の内容だけだと入場料が高い気もしますがおまけも付いたりしてとてもいい感じなのです。裏に幸福を呼ぶティディー神社があるのでおまいりは欠かさないようにしましょう。
(入場料:800円、9時半〜18時、火休)
■西11線
通称ジェットコースターの道。丘陵地の中をアップダウンを繰り返しながらまっすぐに続きます。この道に限らずこの一角の風景はとてもよく観光客もそんなに多くはありません。
■ウッディーライフ
黒カレーが名物でとてもおいしいです。そしてそれよりももっと興味がそそられるのがオーナーです。しゃべりだすと止まらない彼の標的になると長時間滞在することになるかもしれません。オーナーの趣味の貝を集めた貝の館も併設。冬期は休業。
■あきらフォトギャラリー
津幡昭氏の写真館。純粋な丘風景を主体とした写真が多い。建物は昔のおかせん里のもの。
(入場料:100円、9時半〜17時、7月8月を除き月休、4月30日〜10月31日)
■ノースランドギャラリー
高橋真澄氏の写真館。光の陰陽を取り入れた写真が秀逸。
(入場料:無料、10時〜17時、5月〜11月上旬)
■白金温泉
十勝岳北麓の美瑛川沿いにある小さな温泉街。ホテル旅館が数軒立ち並んでいます。美瑛から温泉までの街道沿いの白樺は叙情的で秋は紅葉も見事です。温泉として定評があるのは湯元白金温泉ホテルで夏期限定で渓谷に下りていき楽しむ混浴露天風呂があります。日帰り入浴料の安さなら白樺荘でしょう。
(日帰り入浴:白金観光ホテル1000円11時〜21時、パークヒルズ1200円11時〜22時、湯元白金温泉ホテル1200円11時〜15時、白樺荘300円11時〜15時)
■白ひげの滝
美瑛川に架かる橋から美瑛川に流れ落ちる地下水の滝を見ることができます。
■十勝岳火山砂防情報センター
十勝岳噴火の歴史、防災設備の状況学ぶことができる小さな施設。臨場感のある映像を楽しむコーナーや子供向けのゲームもあり。温泉街は美瑛川の渓谷沿いで情報センターは台地の上ということで歩いていくには防災シェルターの階段をひたすら上っていくことになり結構大変です。
■白金模範牧場
何もないのですが山と牧場が近く臨場感のある風景が楽しめます。
■青い池
美瑛川の防災用の堰がコバルトブルーの水を貯めていてその中に枯れた木々が無数に立つ風景に出会えます。案内板はなく知らないとなかなかその地にはたどり着けません。道道からの入口は小さな広場がありそこを奥に入りすぐ左折、しばらく行くとチェーンで林道はふさがれていてそこからさらに少し先に入り込み右手に入った場所。おとなのいい旅北海道の04-05冬号の表紙の写真はここです。
■美望橋
美瑛川の美しい風景を眺められるはずでしたが上流側は防災工事で無残な姿になっています。
■皆空窯
ギャラリーがあり多数の作品を展示。現代的なオブジェなどもあり楽しめます。優しい時間ロケ地。
(入場料:無料、8時半〜17時、火休但し7,8月無休)
■白金インフォメーションセンター
観光案内所に様々な付加価値が付いた施設。クラフト作品などの展示コーナー、映像コーナーがあります。
■美郷不動尊
名水スポット。
北海道旅情報巻頭 4-10.富良野・美瑛・トマム