読書録
シリアル番号
1309
書名
ワルシャワのドン・キホーテ
著者
牧瀬忠広
出版社
株式会社めこん
ジャンル
自伝
発行日
1986/10/20第1刷
購入日
2017/08/11
評価
良
娘の蔵書
医学部を卒業してインターンで稼いだ金をつかってはロンドンなどにでかけていた男がヒョンなことで、チェコの医学部に留学して、ガールフレンドも出来たという回顧録。
ポーランド人、ハンガリー、チェコはヨーロッパ、しかしロシアはモンゴル・ビザンチンのアジアと感ずる。だが社会主義国は理想とは全く別で、結局権力が集 中して分散されていないため、地位が固定化して、コネ社会になってしまうという悲喜劇が結論。言論の自由がなくなり検閲と盗聴の世界になる。
やはりチェックアンドバランス、抑制と均衡があった英国が世界を制した。マルクスではなかったのだ。
チェコの大学は欧米と同じで500人入学して卒業するのは200人。まず1年かけて、試験で200人ふるい落とす。更に100人ふるい落として200人になるのだ。
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