- 前日は、高野山のゲストハウスに宿泊した。居酒屋では、4人のお坊さんが乾杯をしていた。
- 初日は良い天気だった。歩く人は少なかった。午前中には、長い髪の背の高い西洋人女性が軽快に抜かしていった。
- 午後、宿泊施設などの有る大股で水容器を満タンにし伯母子岳に向かった。しばらくすると男性3人組が下山して来た。「今からですか」と聞かれたので「避難小屋で泊まります」と答えると、「今日は星が綺麗でしょうね」とうらやましがられた。
- 萱小屋跡避難小屋には予想外に水が引かれていた。小屋内に宿泊した。他の宿泊者はいなかった。
- 二日目も良い天気だった。伯母子峠手前の谷筋には雪が少し残っていた。伯母子峠に荷物を置き伯母子岳を往復した。伯母子岳山頂で360度の展望を楽しんだ。
- 伯母子峠からの下りで、昨日の女性が手を振りながら追いついてきた。「本宮まで行きます。アメリカでは歩いて温泉に泊まる事が無いので温泉が楽しみです」と話して抜いて行った。
- 「三十丁の水」で水容器を満タンにし、三浦峠で2泊目の幕営をした。他のテントが1張有った。
- 三日目も良い天気だった。三浦峠から10分ほど下ると、ガイド地図には無い水場が有りホースからたっぷり水が出ていた。西中集落に下り、車道を十津川村中心部に向け歩いていると民家の男性が話しかけてきた。「三浦峠には月2回は登っている。峠近くの水はおいしいよ。自分がホースを差して飲みやすくしたんだ」と説明してくれた。
- 十津川村の温泉施設(昴の郷)のレストランで昼食を食べ温泉に入浴した。川を渡る吊り橋が修理中だったので車道を迂回して果無(はてなし)集落に向かった。果無集落は花が綺麗だった。果無峠への途中の観音堂まで登って幕営した。水が豊富で水音がうるさいくらいだった。他のテントは無かった。
- 四日目も良い天気だった。果無(はてなし)峠を越えた。峠からの下り途中で男女二人組登山者に会った。道整備をしているとの事で「上の方は道が荒れていなかったですか。倒木や石はどうでしたか」と聞かれたので「とても歩きやすかった」と答えた。
- 最後に本宮を見下ろす展望台で展望を楽しんでいると、観光の若い女性二人組が登ってきた。「どこから来たんですか」と聞かれたので「高野山から」と答えると、持っていた観光地図で確認して「ここから来たんですか」とびっくりしていた。
- 本宮大社にお参りして、今回の小辺路トレッキングを終了した。