- 今回は4人グループのリーダーだった。快晴で風の強い日った。雪が多く歩き始めから1-2mの積雪だった。尾根取り付きで小休止した。
- 尾根は一部で夏道が見えていた。新緑がきれいだった。5合目への登りになると急な雪面になった。ピッケルを出しアイゼンを付けた。良い天気で日帰り登山で下りてくる人が多かった。5合目の上に出たところで昼食休憩にした。
- やや風の強い雪面を登って行った。途中で夏道が少し出ていた。ニセ巻機山の先の避難小屋へは、予定通りの時間に着いた。屋根まで雪に埋もれた避難小屋は、2階の入口の所が掘られていて、中に入ることができた。
- 翌日の天気予報が悪かったので、この日のうちに山頂に登ることにした。余分な荷物を置いて山頂に向かった。
- 風の強く吹く中、アイゼンを効かせて登った。稜線まで登ると反対側に越後三山が見えた。西日を背中に受けながら少し進むと山頂に着いた。山頂だけは地面が出ていた。好天で周囲の山々がきれいだった。風が強く、三脚は使わずに写真を取り合った。
- 帰りは風よけにレインウェアを着た。西日を浴びながら避難小屋に戻った。避難小屋には他の宿泊者はいなかった。
- 二日目は曇りで風は一層強かった。そのまま下山する事にした。予報では風速20~24mとの事だった。Aさんは外に出たときにメガネを吹き飛ばされてしまい落ちた場所を探さなければならなかった。アイゼンを付けピッケルを握りしめて出発した。
- ニセ巻機山からの下りの雪面は強風で耐風姿勢を何度も取った。夏道の出ている所まで来てほっとした。悪天候の中、2人組が登ってきたので驚いた。ブナ林まで下ると風は弱まった。登山教室らしい8人組が休んでいた。
- 5合目からの下りは急斜面で雪も固めだった。Bさんは足を滑らせ根開けの穴に滑り落ち顔に擦り傷を作ってしまった。
- 登山口では雨が降り出していた。車道を清水へ下山した。バス待ち時間で「山菜だらけ蕎麦」を食べていると本降りになった。雨になる前に下山できて良かったと思った。