- 前日は、紀伊田原にある国民宿舎に泊まった。あわびの踊り焼きがおいしかった。
- 当日は晴れだった。海岸でハマヒルガオを眺めてから歩き始めた。国道から県道に入ると交通量が減り、農村地帯になった。上田原集落に字の消えた「大辺路」の標識が有った。標識に導かれて進むとネギ畑になった。ネギの取り入れをしていた。集落の外れで字の消えかけた「大辺路」の標識が有り、山道に入った。
- 昔ながらの道らしく、同じ勾配の緩い登りが続いていた。「大辺路」の標識がところどころに有った。日が差したり隠れたりして、木漏れ日が消えたり現れたりした。照葉樹の森の中で一休みした。鳥のさえずりが聞こえていた。
- 休んだところのすぐ先が送電鉄塔の所だった。眺めが良かった。行く手に八郎山山頂が見えた。送電鉄塔から少し進んだ岩尾根の所も眺めが良かった。
- 照葉樹やツツジの森を登っていった。最後に植林帯を少し登ると八郎峠に着いた。祠が有った。ウグイスが鳴いていた。風が有り涼しかった。八郎峠からは大辺路を離れ山頂へ向かった。尾根道で少し急だった。一部でロープが据え付けられていた。潅木帯でところどころで眺めが良かった。
- 山頂は潅木の上から海が見えた。ウグイスがたくさん鳴いていた。シートを敷いて宿舎で作ってもらった昼食の弁当を食べた。
- 八郎峠まで戻り、熊野古道の続きを下った。鳥がたくさん鳴き、風がさわやかだった。最後は植林になり林道を通って平地に出た。
- 田植えの終わったばかりの田んぼを見ながら歩いた。県道に出たところには熊野古道の説明板が有った。県道は両側が田んぼでサギが飛んでいた。田んぼにはオタマジャクシが泳いでいた。最後は交通量の多い国道を太地駅まで歩いた。