ブログ情報                         はじめてみようインターネット英語サイト

◆ブログ(Blog)──2003.6.3

 ブログ(Blog)というサービスが最近日本でも話題のぼるようになった。
 「Blog」は、「web log」の略で、つまり、ウェブ(ホームページ)のログ(日誌)。元々は、個人が日記や意見などを書いて、それをインターネットに公開するときに、うためのツールを指す。
 ブログ(Blog)を使うと、ホームページデザインに関する知識がなくても、イン
ターネットで、自分の日記を書いたり、意見を公開したり簡単にできる。そんなホームページ自動作成サービスは大手のプロバイダーならどこでもあると思うかもしれないが、そのデザインセンスと便利さが違う。残念ながら、まだ日本語では利用できないが、ブログ(Blog)は毎日書いている記事の管理がしやすいので、アメリカでは個人ホームページのスタイルとして一般的になりつつある。

 個々のプロバイダーの提供するサービスとは違って、ブログ(Blog)という標準規格のもとに、さまざまな人がいろんなホームページのデザインや関連サービスを提供するので、ブログ(Blog)はきわめて使いやすく進化した。これはインターネットでヒットするサービスにはよくあることだ。そのため、アメリカは、単に個人がホームページを公開するためだけでなく、ジャーナリストや報道機関が利用することが多くなっている。
 ブログ(Blog)の有名なサイトに、「BLOGGER(ブロッガー)http://www.blogger.com/」がある。ここでは、誰でも、名前とメールアドレスを記入するだけで、登録ができる。登録すれば、無料でツールを使ってホームページの作成ができる(もちろん英語だけど)。ただし、無料なのは自分のホームページ公開スペースを持っている場合で(たいていのプロバイダーでは、5MBから10MBのホームページを無料で作れるから、そこを利用すればいい)、BLOGGER(ブロッガー)のサイトに掲載するには、年間12ドル程度の料金がかかる。

 英語で記事をアップロードするのは英語が得意でないと難しいが、トップページからは、英文の記事をいろいろ読むことができる。トップページ左上の「FRESH BLOGS」では、最新掲載の記事に、「BLOGS OF NOTE」では、注目の記事にアクセスできる。英文の記事で面白いのは今、ブログ(Blog)のサイトに集まっているので、読んでみると面白い。他に、Blogを検索できる「Technorati(テクノラティ)http://www.technorati.com/」というサイトもある。
 現時点では、ブログ(Blog)のサービスは英語のみだ。しかし、次第に日本語化も進められていて、6月中には、Typepad(http://www.typepad.com/)が日本語サービスを始めるという話もある。すでに日記サイトなどいろいろあり、情報交換サイトとしては、2ちゃんねるなどがある日本で、ブログ(Blog)が流行るかどうかはわからないが、インターネットに関心のある人は、一度アクセスしてみるといいだろう。

◆ブログ(続報)──2003.6.13

 前回のメールマガジンで書いた「Blog」(ブログ)について、友人の梶原由佳さんが掲示板に書き込んでくれました。夫のジェイソンさんがBlogに詳しいので、何でもきいてくださいということです。ジェイソンさんは、コンピューターの専門家です。
(掲示板は、どなたでも書き込みができます。一度アクセスしてみてください)
http://hpmboard2.nifty.com/cgi-bin/thread.cgi?user_id=PXH01774
 掲示板にも書きましたが、梶原さんは、カナダのオンタリオ州トロントにあるトロント公共図書館に勤務。児童文学の素晴らしい収集であるオズボーンコレクションで働いています。「赤毛のアン」と作者モンゴメリの研究者でもあり、「『赤毛のアン』を書きたくなかったモンゴメリ」(青山出版社)の著書があります。詳しくは、彼女のホームページ(http://yukazine.com/yuka/j/)へ。おふたりには、以前にトロントに行ったときに、お会いしました。
 blogについて「面白いサイトを教えてほしい」と質問したところ、早速返事をいただきました。梶原さんのメールを参考に、Blogのサイトを紹介します。

■ジェイソンさんのblogサイト- Just differently intelligent.
http://jasonnolan.net
 Blogはどんなものかよくわかるサイト。さまざまなBlogサイトへのリンクもそろっている。リンクの中でも、日本のBlog界の大御所Joy Ito(伊藤譲一さん)のサイト(http://joi.ito.com/)は注目。

■百式サイト(日本語)(http://100shiki.com/
 ここでは一日一社ずつ海外のドットコムサイトを紹介している。「.com」のついているサイトといっても、企業ばかりではない。ゲームのサイト、個人の趣味のサイトなどいろいろあるが、書いている人のそのサイトの「発想」に注目したいというポリシーなので、単なるサイト紹介という以上に、読み物として面白い。日本語のBlogサイトだから、Blogってどんなものかを知るにもいい。

■chanpon.orghttp://www.chanpon.org/
 日本文化と他の文化の混合(チャンポン)に関するサイト。テーマに沿った内容なら、誰でも書き込むことができる。梶原さんは、ここの編集者(管理者)のひとり。

◆ブログを始めました──2003.7.3

 7月1日から、Blogger.comを使って、ブログの日記連載を始めてみました。手探りでいろいろやってみながら、ブログについて知識やノウハウを獲得したいと思います。このメールマガジンでも報告します。
 毎日更新しますので、ぜひご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/horaicho/blogger/blogger.html

◆ブログ(続々報)──2003.7.16

 「日本ウェブログ学会」の設立の呼びかけがあるようです。02年11月の掲載でその後、更新されていないようですが、どう展開するか期待したいと思います。大学の方を中心に、設立準備人の方たちがリストアップされていて、それぞれのサイトも参考になります。
http://www.akaokoichi.net/weblog/index.html
 設立準備人のサイトの中では、引佐龍成さんのウェブログ「D-Point」 http://www.ryu-sei.com/d-point/index.htmlの「ウェブログ関連資料」が参考になりました。
 個々で見つけた。「ウェブログ事始め」http://www.alterope.co.jp/splash/?num=0&gnr=WB は、ブログについてわかりやすく、詳細な解説をしていて参考になります。
 このサイトは、「splash!」という、音楽、お笑い、webサイトの紹介を中心としたオンラインマガジンの一部で、「ウェブログ事始め」は「demi」さんが書いていますが、この人の「ゆかいなガイジンサイト」もなかなか面白いです(バックナンバーをさかのぼっていくと読めます)。

 ブログを初めて、半月が過ぎました。毎日書いてアップロードするリズムが出来たようです。1週間分ずつアーカイブに登録するところまではうまくいきましたが、インデックス作りに苦労しています。自動的にできるはずですが、それにはテンプレートを書き換えなければならず、解説はすべて英語なのです。
 半月で12回分書きましたので、ご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/horaicho/blogger/blogger.html


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