ツキノワグマとの遭遇記録

 奥多摩山中で,ツキノワグマに遭遇した際の人とクマの挙動事例を掲載します。当HP情報コーナーに寄せられた情報です。目撃場所については,詳細部分は割愛してあります。

2001年

2001年-1

  1. 目撃日時: 2001年5月20日 16:45頃
  2. 気象条件: 晴れ
  3. 場所: 埼玉県大滝村の沢
  4. 距離: 40m位
  5. 頭数: 1頭
  6. 大きさ: 不明
  7. その時クマは何をしていたか?: 山腹に立ち止まり,じっとこちらを見ていました。
  8. その時あなたは?: アプローチの途中だったので,どうやって崖を降りようか考えていました。
  9. クマはあなたに気づいたか?: はい。
  10. あなたはどのような行動をとりましたか? クマはどのような行動をとりましたか?: 相手を刺激しないようにじっとしていました。何分か互いにじっとしていたら,うしろの樹林に消えていきました。
  11. 人数: 4人
  12. クマ避け対策: 熊鈴
  13. その他気づいたことなど: 写真を撮りたかったけど,ザックからカメラを取り出すのとカメラを熊に向けるのが怖くて出来ませんでした。
  14. 性別: 男       年齢: 25才
  15. 居住地: 東京都区内

2001年-2

  1. 目撃日時: 2001年8月12日 10:00頃
  2. 気象条件: 曇り
  3. 場所: 山梨県丹波山村 後川方面の沢中
  4. 距離: 30m位
  5. 頭数: 1頭
  6. 大きさ: 不明
  7. その時クマは何をしていたか?: 急斜面を歩いていた 
  8. その時あなたは?: 釣りのために,沢を遡上していた。。
  9. クマはあなたに気づいたか?: はい。
  10. あなたはどのような行動をとりましたか? クマはどのような行動をとりましたか?: クマがいたのはV字谷の川上に向かって左側の斜面のガレ場です。クマは斜面を水平にゆっくりと川下方向に歩いていました。斜面からぱらぱらと小石が落ちてくるので見上げると,黒いものが移動しているのが見えました。一瞬木の陰になりそれが何なのかわかりませんでしたが,すぐにクマだと分かりました。クマはこっちを見ていました。クマが川下方向に向いていましたので,私は川上方面にその場を離れました。
  11. 人数: 1人
  12. クマ避け対策: いいえ。
  13. その他気づいたことなど: 奥多摩にクマが生息することは知らなかった。 
  14. 性別: 男       年齢: 27才
  15. 居住地: 

2001年-3

  1. 目撃日時: 2001年9月27日 13:00頃
  2. 気象条件: 晴れ
  3. 場所: 山梨県塩山市西沢の周辺
  4. 距離: 15〜20m
  5. 頭数: 1頭
  6. 大きさ: 130〜140cm
  7. その時クマは何をしていたか?: 進行方向左側の沢へ続く急斜面に立ち止まり,体を沢方向に向け,顔は振り向いてハイキングコース側を見ていた。
  8. その時あなたは?: ハイキング中。コースのゴールを目指して,山道を下っていた。
  9. クマはあなたに気づいたか?: はい
  10. あなたはどのような行動をとりましたか? クマはどのような行動をとりましたか?: 何気なく,向かって左側の谷の方を振り向いたときに,クマがいることに気付きました。その時のクマとの距離が15〜20m位で,一番接近した瞬間でもありました。私は,態度を変えなしように心掛け,そのままハイキングコースを進み,クマとの距離も,だんだんと離れて行きました。クマは立ち止まってじっとこちらを見ていました。
  11. 人数: 1人
  12. クマ避け対策: 特に何もしていなかった。
  13. その他気づいたことなど: 自分としては,大自然の中であるし,絶対にクマなど生息はしていないという認識を持っている訳では無かった(多分居るんだろうなあくらいの気持ちはあった)が,そんな自分がまさかクマと遭遇するとは夢にも考えていなかった)。幸い何事も無かったから言える事ではあるが,野生のクマを見ることが出来る貴重な体験だったとは思う反面,ハイキングやキャンプなど,どんな状況であろうと,自然の中に入って行く以上は,何らかの対策を講じてから臨む事の必要性を痛切に感じた。ゴール地点にあるドライブインの若旦那さんに話を聞いたところ,前に小グマがドライブイン近くまで下りてきたのを目撃したことはあったそうだが,シーズン中の,ハイキングコース内での目撃や遭遇は,今まで聞いた事がないとのことでビックリしていた。
  14. 性別: 男 年齢:42才
  15. 居住地: 東京都区内

2001年-4

  1. 目撃日時: 2001年10月8日 9:00頃
  2. 気象条件: 曇り
  3. 場所: 東京都奥多摩町三頭山の周辺
  4. 距離: 10〜20m
  5. 頭数: 1頭
  6. 大きさ: 100〜150cm
  7. その時クマは何をしていたか?: 登山道上から自分の方に小走りで近づいて来た。(歩いているようには見えなかった。)
  8. その時あなたは?: 登り途中で,ちょうど分岐で立ったまま休んでいた。
  9. クマはあなたに気づいたか?: 分からない
  10. あなたはどのような行動をとりましたか? クマはどのような行動をとりましたか?: 手を叩いた(音で逃げると思った)が,直ぐにまずいと思い峠方面へ小走りに逃げた。分岐点からクマが追ってこないかと後ろを見ながら100m位のところでしばらく見ていた。ちょうど分岐で,クマが降りて来た道と逃げた道とが尾根で隔てられていたので,クマがどのような行動をとったかは分かりません。
  11. 人数: 1人
  12. クマ避け対策: いいえ
  13. その他気づいたことなど: このHP等で勉強しまして,そういえば遭遇する前に糞が落ちていた事を思い出しました。その時点で引き返すべきだったと今は思っています。また情報を得ることで,次回?は落ち着いて対応が出きそうな気がしてます。(もちろん熊避け対策はとります) (まあ、あえて遭遇はしたくはありませんが)
  14. 性別: 男, 年齢: 44才
  15. 居住地: 東京都青梅市

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