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「写真表現 掲示板」の案内

写真表現を語る良い場所がない

 このようなサイトを開設していると、写真表現に興味のある人から相談を受けることがあります。話をしている中で、「写真表現について語れる場所」が、もっと平たく言うなら「写真の上達に役立つことを話し合える場所」があればよいのにと何度も言われました。ネット社会ですから、画像が貼れて語れる掲示板のことを考えてのことでしょう。

 写真に関係した画像掲示板は数多くありますが、一番多いのは機材について語る掲示板です。次に多いのが、撮影した画像を貼り付けて見せ合いながら楽しむ掲示板でしょう。写真表現に限定した掲示板というのは、探しても見付かりませんでした。内容が内容だけに、本当に少ないのでしょうね。

 という状況なので、とりあえず用意してみました。無料で使える画像掲示板の中から、スパム対策の機能が最低限あり、アクセス制限なども可能なものを見付けました。シンプルなデザインを優先して選んであります。とりあえずの出発点となればよいので、始めることが重要でしょう。

少ない人の参加しか期待できないのですが……

 最初にハッキリ言ってしまいますが、参加者は非常に少ないと予想しています。大きな理由は、カメラを持っている人の中で、日頃から写真表現を考えている人が極めて少ないからです。その中で実際に書き込む人は、相当な少数派でしょう。

 範囲をもう少し広げ、写真の腕を上げたいと真剣に考えて活動している人にしても非常に少ないでしょう。腕を上げたいと何となく思っている人は数多くいるでしょうが、そのために日々努力している人は非常に少ないと思います。

 カメラや写真が趣味でない人も含め、カメラを持っている人の比率を大まかに表すと、次のようになるでしょう。

一般の人 >> 機材好き > 写真好き > 上達の努力をしてる人

 趣味と思ってない一般の人を除くと、写真好きよりは機材好きのほうがかなり多いようです。趣味の表記では「写真」と書きますが、実際には「カメラとレンズ」と書いたほうが適切です。その証拠に、仲間と話す内容のほとんどが機材のことで占められています。

 機材よりも写真を撮ることが好きな人は、より少ないです。これらの人も、機材の話をしますけど、撮影に行ったこと、撮影場所の情報交換が混じってきます。また、撮ってきた写真を見せ合うことが多くなります。ただし、写真の批評は暗黙にタブーで、お互いに誉め合うことがマナーのようです。

 写真好きの中で、ごく一部の人だけが、腕を上げようと真剣に努力し、こだわりながら活動を続けています。人数の比率が非常に少ないため、交流の場もほとんどなく、ひとりで活動しているケースが多いようです。一般の写真好きの仲間と一緒に活動することも多いですが、写真表現について真剣に語ると煙たがられるのを知っていて、その手の話はほとんどしません。

 おおまかには以上のような状況だと思われますので、写真表現の掲示板を用意したとしても、参加者はかなり少ないと思います。それでも、ある程度の意味が(もしかしたら重要な意味が)あるでしょうから、試しに用意してみました。少人数ながらも役立つ度合いが大きな掲示板を目指したいと考えています。

写真表現に関する幅広い話題を取り上げましょう

 写真表現といっても、思い浮かべる内容に差があるかも知れません。そこで、どのような話題を取り上げるのか、代表的なものを挙げてみました。

・テーマ:どうやってテーマを決めるのか
・撮り方:どのように撮ったら作品の魅力が増すか
・機材:表現に役立つ機材の情報交換
・展示方法:ウェブも含めた写真を展示する方法
・表現全般:写真以外も含めた表現
・添削:自分の作品を冷静に批評してほしいとか
・写真展:観てきた写真展、自分で開催する写真展など
・その他:写真表現に関わる内容なら何でも

 あくまで代表的なものです。その他にあるように、写真表現に関わる内容なら何でも構わないと思います。最初のうちは幅広い話題を取り上げながら、進めていけばよいのではないでしょうか。ときどき中心の話題を設定するとか、盛り上げるための工夫は、そのうち出したいと思ってます。

 機材の話題に関しては、とくに注意したいと考えています。何も制限を設けないと機材の話が多くなって、写真表現の話題が埋もれてしまう心配があります。そこで機材の話題は、表現に役立つ内容だけに限定してください。機材の話ができる掲示板は他に数多くありますから、そちらを利用すればよいでしょう。

間違った情報を指摘できる場にもしたい

 機材の話題に比べると数は少ないのですが、写真表現に関する話題を取り上げている人もいます。ただ残念なことに、間違ったことを言っているのが意外に多いのです。その最大の理由は、写真表現について詳しくないのに、知ったかぶりをして語りたがる人がいるからでしょう。写真が下手なのに玄人を名乗っている人とか、本当に困った人までいます。説明している内容の作例を示さず、感覚的に語っている人に多いようです。

 この手の間違った内容は、写真の上達を邪魔する原因になります。できるだけ排除することが大切です。でも、写真表現に詳しくないうちは、正しいのか間違っているのか判断できません。そういう話題も少しずつ取り上げ、間違った知識を指摘しながら、正しい知識を広げる機会にも利用したいと思っています。ただ単に間違いだと指摘するのではなく、間違いだと判定する理由まで含めて取り上げれば、非常に有益な情報交換ができるでしょう。

初級者でも書き込みやすい掲示板に

 写真表現なんてタイトルを付けると、何か難しそうな雰囲気を与えてしまいがちです。でも、このような情報が必要なのは、魅力的な写真を撮れるようになりたいと思っている人の中でも、経験の浅い人でしょう。

 初級者でも書き込みやすい掲示板を目指したいと思っています。写真表現に関することなら、かなり基礎的な内容でも気軽に質問したり、疑問点を素直に書き込めるような雰囲気になれば嬉しいです。初級者にも大いに役立つことで、掲示板の価値がより大きくなるでしょうし。

 ただし、知識の少ない初級者の疑問の多くは、表現以外の内容がほとんどです。そうした質問が増えてしまうと、肝心の表現の話題が埋もれてしまいます。ですので、表現以外の質問は他の掲示板を利用してください。こう書いてしまうと書き込みづらくなるのが心配ですけど……、仕方がないですね。

将来はいろいろな企画を

 写真表現に興味のある人がある程度まで集まれれば、貴重な仲間になれると思います。将来は、掲示板で語り合うだけでなく、もっと積極的な活動へと発展させられるでしょう。簡単に思い付く活動を挙げてみました。

・近くの人が集まり、撮影会を開催する
・実際に会うオフ会で深く語り合う
・毎回テーマを決めて撮影し、ウェブ上のテーマ展を開催する
・有志が集まって、ウェブまたは現実の写真展を開催する
・ウェブ上で雑誌またはサイトを作る
・上達に役立つ写真教室を開催する

 このような企画は、各人のヤル気を向上させるだけでなく、上達するための機会としても機能するはずです。お互いに良い刺激を与え合い、その結果として上達できるなら、これほど良い集まりはないでしょう。そのような集まりになることを大きな目標としながら続けていければと思います。

書き込みは固定ハンドル名でお願いします

 写真表現について語る場だと、参加していることを明らかにしたくない人もいるのではないかと、勝手ながら思いました。でも、匿名で毎回書かれると、同じ人の書き込みなのか判断できません。そこで、次のような形での参加を強く強くお勧めします。

 通常使っているハンドル名とは異なるハンドル名を用意し、それを固定ハンドル名として参加してください。通常のハンドル名が推測されないように、まったく異なるハンドル名がよいでしょう。異なるハンドル名を用意しても、自分のサイトをリンクしたら、誰なのかバレてしまいます。そういった凡ミスだけは注意してくださいね。

 こうして参加しているうちに、途中から気が変わることもあるでしょう。普段使っているハンドル名に変えたいと思ったら、必ず宣言してから変えてください。そうすれば過去の書き込みともつながりますから。

 もちろん、最初から普段のハンドル名を使っても構いません。ただし、次のような点も理解しておいたほうが良いでしょ。真剣に議論すると、書き込んだ意見の中には大きな間違いが含まれることがあります。誰かに指摘され、ちょっと恥ずかしい気持ちになる機会も起こりえます。普段のハンドル名を明らかにするのは、自分の力量を確かめてからでも遅くないと思います。まあ、知ったかぶりさえしなければ、何も問題ないのですけど。こういう点も考慮し、別なハンドル名での参加を強く強くお勧めしています。そうすれば、より安心して書き込めるでしょう。

 ちなみに私は「シャドー」というハンドル名を使っています。これは、以前から他の掲示板などでも使っているハンドル名です。管理人なので、別なハンドル名を使っても意味がないですし。普段から使っているハンドル名で参加します。

最低限のルールは必要でしょうね

 掲示板がどのような感じになるかは、試してみないと分かりません。荒らしと呼ばれるような人が参加することもあるでしょう。禁止行為のようなものを、少しですが挙げてみました。

・失礼な言い方など、礼儀をわきまえてない書き込み
・悪意のある書き込みや画像
・意見への反論ではなく、人格への攻撃人
・犯罪行為に該当する書き込みや画像
・その他、掲示板の場を乱す書き込みや画像

 まあ、常識的に考えて挙げたものばかりですから、他の掲示板と比べて特に違う点はないと思います。禁止行為を挙げましたが、参加している人が一緒になって上手に対処していければ理想的ですね。

 議論の場面でありがちな現象として、人格への攻撃があります。自分の主張が劣勢になると、相手の意見への反論ではなく、相手の人間的な悪口を言うようになるのです。このような行為は人間関係を悪くするだけでなく、掲示板の質を落としますから、絶対に禁止です。

 どんな状況が発生するか分かりませんので、通常は紳士的に、ある限度を超えたときは厳しく対処したいと思います。最悪の場合は、認められた人だけが書き込めて、閲覧だけは誰もができる形になるかも知れません。そうならないように、参加者全員で何とかできければ良いでしょうね。

と言いつつも、楽しく語り合いましょう

 ここまでの内容を読んだ友人から「敷居が高く感じて、書き込みづらい。もっとフレンドリーにできないの」と注意を受けました。変な人が書き込まないように意識しすぎたためか、敷居が高い感じを与えたようです。

 すでに書き込まれた内容を読めば分かっていただけると思いますが、機材についての基礎的な質問にも答えています。もちろん、当初の予定どおり、写真表現の話題もいくつか登場しています。とても役に立つ内容だと思います。全体的には、気楽に楽しく進めながら、かなり大事な話題も取り上げる形になってきました。

 一番驚いたのは、私の写真への感想が多いことです。嬉しくなる感想を書き込んでいただき、本当にありがとうございます。さらには、当サイトへの要望などもでしていただき、もっと頑張らないととも感じています。

 どの方向へ進むのか分かりませんけど、写真表現の話題を中心に、楽しく語り合えればよいと思っています。この掲示板だけのハンドル名を使えば、気楽に参加できるでしょうから、ぜひ参加してください。

重要スレッドを保存します

 掲示板に参加していただいている方から、重要なスレッドをいつでも読める形で保管したらよいのではと、提案していただきました。良い提案なので採用することにしました。

 発言内容をコピーして保存する際には、私以外の発言者の名前を、短いアルファベットに置き換えて、誰の発言なのか少しだけ特定しにくくします。もともと、普段とは別なハンドル名での参加を推奨していますから、強力に隠さなくても大丈夫だと判断しました。

 掲示板に書き込む際には、重要スレッドとして選ばれると、発言内容が別な場所に保存されることを、了承してください。もし後で削除してほしい思った場合は、特別な理由がない限り応じますので、それほど重く考える必要もないでしょう。

 重要スレッドを選んで保存するのは、そのスレッドが後で読んでも役立つ内容だと判断した場合です。それに参加できたということは、喜ばしいことではないでしょうか。

さあ「写真表現 掲示板」を覗いてみよう

 以上の話を理解した人は、下記の掲示板を覗いてみてください。

写真表現 掲示板

 なお、掲示板へのリンクは、当サイトの扉ページにもあります。次回以降は、そちらから移動する方が簡単でしょう。

 また、掲示板では、複数の企画を用意して、新しい話題が始めやすいようにしています。どのような企画があるのかは、「『写真表現 掲示板』内の各種企画」を参照してください。

(作成:2008年2月24日)
(更新:2008年3月16日:楽しく語り合いましょうを追加)
(更新:2008年4月9日:重要スレッドの保存を追加)
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