HTML Web Weaver、BBEditを日本語で使う
原啓介氏によるソフト、Font Patchin'を使うと
は日本語の文章にタグをつけることができるようになります。
なお、HTML Web Weaver2.5.3内での安定した日本語入力はむつかしいので、他のエディターで作った日本語文書をHTML Web Weaverに張り付けてから、タグつけ作業するという使い方が実用的なようです。オリジナルのものを元にしたFont Patchin' tcがインターネットMac Chinese Utilitiesに、設定方法の図解までついておいてあります。
以下でFont Patchin'、HTML Web Weaver、BBEdit自体の設定方法を簡単にご説明します。
Font Patchin'の設定
まず、Font Patchin'で
- Target Applicationにそれぞれのソフトを選び、
- Original Fontsで日本語Font(たとえば細明朝)を選択、設定します。
HTML Web Weaverの設定

- メニューのEditで、Preferenceを選びます。
- ここでDefault font、Tag fontに任意の日本語fontを選びます。
- さらにこの画面の右下にあるSelect Preview HelperでWWWブラウザを選びます。
- あとは、日本語で入力しタグをつけるだけです。
日本語で入力した部分を選択してから、任意のFormat tagを選ぶと、ペアのタグであれば選択部分に前後にタグがつきます。
本書の文章に対して実際にタグをつけた画面は下記のようになります。タグや、リンクをつけた文字には色がついて表示されたり、見出しのサイズが実際の大きさで表示されるなど、なかなか見やすいものになっています。

この画面のメニューで
- 左から二つめにある虫眼鏡記号をクリックすると、
- Select Preview Helperで選択したブラウザが起動し、
- 実際にNetscapeではどうなるかというプレビュー表示をみることができます。
ホームページ作成は、このブラウザ画面で間違えをみつけ、画面を閉じてタグを修整、再度虫眼鏡をクリックしてブラウザで確認、という繰り返しの作業になります。
詳細はHTML Web Weaverに添付されている英語のマニュアルを参照ください。このマニュアル自体がHTMLの文書で、ブラウザ画面でみるようになっています。
- Netscapeなどブラウザにこのアイコンをドラッグするか、
- あるいはメニューのFileでOpen Fileからこのマニュアルを開いてご覧ください。
ご注意ください。
Tutorialをクリックすると、肝心のTutorialではなく、HTML Web Weaverそのものが立ち上がってしまいます。
HTML Web Weaverは25ドルのシェアウエアです。送金すると、ID番号を知らせてきますので、これを入力すればそれ以降は毎回のわずらわしい画面はでなくなります。
商品版のWorld Wide Web Weaverは、著者が指摘したようなカーソル位置の不便さの改良などを含め、色々盛り込まれて使いやすくなっているのですが、日本人にとって気になる日本語処理がHTML Web Weaverに比べて特に良くなった様子はなさそうです。
BBEditの設定

- メニューバーのTextからText & Tableを選び、任意の日本語Fontを選びます。
- ExtensionsでBBEdit Extensionsを選びます。
- 後はテキストを入力し、タグをつけたい部分を選んで、パレットを使って任意のタグをつけるだけです。

ご覧のようにもとのテキストと、タグの色が同じに表示されるので、使い勝手はHTML Web Weaverに一歩ゆずります。
UtilityのRemove Tagsという項目を選ぶと、タグが一気に削除されます。使い方によっては便利な機能でしょう。
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