弁護士ホーム弁護士用計算機集
2015.4.30mf改訂

車の停止/制動距離計算機

弁護士河原崎弘
速度に応じた、車の停止距離(空走距離 + 制動距離)を計算します。

車の停止距離計算機
車速
km/h
半角数字

各種路面についての、タイヤの摩擦係数
路面 / タイヤ摩擦係数
乾いたアスファルト/乾いたコンクリート
かつ、タイヤは良好
0.8
乾いたアスファルト/乾いたコンクリート
かつ、タイヤは普通
0.7
乾いたアスファルト/乾いたコンクリート
かつ、タイヤは磨耗
0.6
濡れたコンクリート0.5
濡れたアスファルト0.45〜0.6
砂利道路0.55
乾いた非舗装道路0.65
濡れた非舗装道路0.4〜0.5
固くなった雪0.15
0.07

上記チョイス欄の 0.7〜0.07 の数字は、摩擦係数です。緑色(0.7)は通常の場合の摩擦係数です。
摩擦係数については、 江守 一郎「自動車事故工学」,p45、および、Stopping Distance Calculator から引用しました

空走時間 / thinking distance制動時間 / braking distance
反射時間踏替時間踏込時間過渡時間主制動時間
perception timehuman reaction timevehicle reaction time
0.4〜0.5

脇見運転
+ 0.4〜1
飲酒
+ 0.1〜0.2
0.2バス、トラック 0.1
乗用車 0.07
バス、トラック 0.3
乗用車 0.1
単位 秒

以上 高木典雄「自動車による業務上(重)過失致傷事件における過失の認定について」司法研究報告書21-2 ,p289

車の停止距離(stopping distance)=空走距離(thinking distance)+制動距離(braking distance)

計算式

計算機は、次の式を使っています。
空走距離 = 速度km/3600 × 0.75
制動距離 = 速度2 / ( 2 × 9.8 × 摩擦係数 )
停止距離=速度km/3600 × 0.75+ 速度2 / ( 2 × 9.8 × 摩擦係数 )

計算例:速度が60km/hの場合

停止距離 32.7m=60,000/3600 × 0.75+(60,000/3,600)2 / ( 2 × 9.8 × 0.7 )
運転者が危険を感じ急ブレーキが必要と判断した時点から、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキが効き始める時点までの反応時間(空走時間)は、個人差はあるが、通常人の平均的な反応時間を0.75秒(下記判例参照)として計算しています。

参考書
林 洋「自動車事故鑑定学入門」
J スタナード ベーカー 松野正徳外訳「自動車事故解析の方法」:用語の英訳に役立つ

判例に現れた空走時間

松山地方裁判所平成16年9月28日判決0.8秒
神戸地方裁判所平成15年1月29日判決0.7秒〜1秒
仙台高等裁判所平成14年11月14日判決0.8秒〜1秒
名古屋簡易裁判所平成14年8月8日判決75秒
大阪地方裁判所平成13年9月10日判決0.7秒
東京地方裁判所平成8年9月25日判決0.6〜0.9秒

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