メスの皇帝ペンギンは、卵を生んだあと、
オスペンギンに卵をたくし、餌を食べに200キロの旅にでかけます。
残されたオスペンギンは、何も食べずに、氷の上でみんなで固まって
卵を温めながら、冬を越します。
春が訪れ、げそげそにやせ、やつれ果てたオスの元に
エサをたくさん食べ、まるまる肥えたメスが戻り
卵をあたためるのをバトンタッチします。
こうして役務を終えたオスは
ご飯を食べに200キロ先へ歩いていきます。
こうして、子供を育てます。