2003 / MAY


<CD> SYNCHRO SERIES / KING SUNNY ADE

ナイジェリアのキング・サニー・アデの絶頂期(アイランドとの契約期間とも重なる)1982/3年の作品(SALPS 27 と 37)がCD化。文句なく素晴らしい。だけど、37 の方は何故全曲収録しなかったのだろう(2トラック未収録)。(5/5)

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<CD> TURBULENT TIMES / DELE SOSIMI

元フェラ・クティ&エジプト80のキーボード奏者、デレ・ソシミのソロ作。クール&ジャジーなアフロビート。(5/8)

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<CD> VINTAGE PALMWINE
/ KOO NIMO, T.O.JAZZ, KWAA MENSAH

OTRABANDA というオランダの新興レーベルからリリースされたガーナのパームワイン集。コー・ニモ、T. O. ジャズ、クワー・メンサーという3人の重要ミュージシャンの演奏を集めている。1987年と96年、お馴染みジョン・コリンズのボクール・スタジオでの録音。コー・ニモの「YAA AMPONSAH」などは余りにガチャガチャし過ぎた音は好みではないが、T. O. ジャズのくつろいだサウンドはとてもよい。
アフリカ音楽ファンならば聴いて損はないアルバムだし、英文解説も充実している。(5/19)

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<CD> OLD TIMERS E.K.'S BAND (ORIGINAL)
: TRIBUTE TO E.K.NYAME & KWABENA OKAI

紹介済みのスターゲイザーズのCDと同様、最近ガーナ音楽ファンの間で話題となっているもう1枚がこれ。何と、ハイライフ史上の超ビッグ・ネーム、E.K.ニヤメのトリビュート盤で、録音年代等はよく分からないが貴重な作品集には違いない。(5/19)

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<CD> REBEL WITH A CAUSE / KABELO

MM誌の石田昌隆さんの記事に興味をおぼえて、久しぶりに南アのクワイトのCDを買い込んで聴いてみた中で、個人的に一番楽しめたのがこのCD、というのは既にダイアリーで綴った通り。5曲目にトンプソン・ツインズの「HOLD ME NOW」のカバーを収録。(5/19)

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<CD> SIBONGILE / MAFIKIZOLO

同じく石田さんの記事を参考にして購入したCDなのだが、なるほど大ヒットするのも納得できるサウンド。スムーズなクワイト・サウンドを楽しめる1枚で、紅一点のヴォーカルや冒頭のマラービも気に入った。シェリル・クロウを聴きながらLAのハイウェイをドライブすると心地よいのと同様に(?)、これもドライブのBGMに最適な快適なサウンドに溢れている。(5/19)

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<CD> KHOKHOVULA / ZOLA

ジャケットは過激だし、確かに最初の数トラックはかなりハードなフロウを聴かせるものの、通して聴くとそれだけではないことが分かる立派な作品。案外(?)お勧めです。(5/19)

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<CD> THE TOWNSHIP IDOLES
: THE BEST OF MAHOTELLA QUEENS

南アのマホテラ・クイーンズの新しいベスト盤。(5/19)

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<CD> TOI TOI / THOMAS MAPFUMO

ジンバブウェのトーマス・マプフーモの新作。大ベテランながらコンスタントな新作リリースを通じて元気な様子を伝えられるのは、ともかくファンにとって嬉しいこと。サウンド的にも大きな変化はなさそう。(5/27)

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<CD> KRIE / SALEM TRADITION

コバルト(COBALT)の新作はレユニオン島から。女性歌手とパーカッションからなる大洋的マロヤが心地よい一作。(5/27)

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<CD> DEB (HEART BROKEN) / SOUAD MASSI

アルジェリア出身のスアード・マッシの第2作。ボブ・ディランやジョン・バエズあたりと比較して語られることも多いが、この作はアラブやフレンチ等々を素材としたおしゃれなミクスチャー・ミュージックといった趣。歌そのものの魅力は今ひとつの足りなさを感じさせつつも、そこそこ気軽に楽しめる佳作。音楽にも増してジャケットやインナーの写真が素敵だし。オフィス・サンビーニャから国内配給中。

・・・純然たるアフリカものの新作が少ないので、アルジェリア/フランスものを一枚取り上げてみた。(5/8)

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<< comment>>

サニー・アデのCDが素晴らしい。今後サニー・アデの作品群をシリーズ化してリイシューする予定とも聞いているので、これからのリリースも楽しみだ。(5/5)

クワイトの近作などを追加。コメントは後日。(5/19)


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