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「トーナメントは筋書きのないドラマである」と、昔の人は言いました。 ・・・そんなことは誰も言っていないのですが、実際、数々のドラマが生まれています。 対戦相手の相性有り、タロットの妙有り、大逆転有り・・・ そして忘れてはいけないのが、試合で生ずるストーリーです。 感動を呼んだ、クレアとデッド君の愛がその筆頭ですね。 また、混乱して日頃の憂さを晴らした人もいるし、 不慮の事故で離ればなれになってしまった兄弟もいるし。 試合後のストーリーも考えると楽しいですね。私は、(ニバスとオリアスが仲が悪いのは、 実はトーナメントで負けたからからかもしれない)・・・などと、想像を膨らましています(笑) 「トーナメントはルールがよくわからなくて・・・」という人も、そういう視点から 見てみると意外におもしろいかもしれないですよ♪ さてと、前置きはこのくらいにして、私が勝手に考えたストーリーを一つ 披露しようと思います。 与太話ですが・・・しばしおつきあいくださいませ♪ 〜第6回・オウガバトルトーナメント、2回戦・第7試合のアフターストーリー〜 ・・・ある夜、H県北部にあるS市に謎の集団が現れた。 謎の集団の人数は20000人ほどであり、これはS市の人口とほぼ等しく、 また去年の夏、S市でハマショーがコンサートをしたときの動員人数に匹敵する。 その謎の集団は、みんな頭にバケツのような物をかぶっている。 そしてその集団を率いるのは、目に眼帯をした男と、金髪の男・・・。 ・・・そう、ランスロット・タルタロスとリチャード・グレンデルである。 謎の集団とは、暗黒騎士団と冥煌騎士団だった。 彼らに与えられた任務は、第5回大会でachhinn隊、第6回でaRk隊を撃破し、 ローディスの野望の障害となった、飛鳥りんという女を排除することであった。 音もなく飛鳥りんの部屋を包囲したバケツ騎士たちは、ランスロットの合図で突入した。 突入した彼らが見た物は・・・ 雑然とした部屋はもぬけのからだった。 「ちっ・・・逃げられたか・・・ん?」 部屋の奥から、りんを三回りほど小さくしたような人形が100体くらいの集団で 歩いてきた。 『ローディスのみなさん、ローディスのみなさん、あたしりんちゃん♪ 遠路はるばるありがとう♪でもね、今日あたしはお相手できないの・・・。 かわりにこの子たちと遊んでね♪』 そういうが早いが、人形は爆発した! ・・・爆風が収まると、リチャードとランスロットは煤けた姿で立ち上がった。 「・・飛鳥りんという女、なかなかふざけた奴だ」 「うむ、さっきのはうる○やつらのパクリだろう」 二人は部下たちを振り返ると、指示を出した。 「まだそんなに遠くへは行っていないはずだ!必ず見つけだして・・・抹殺せよ! ローディスの未来のために!」 20000人のバケツ騎士たちは、それぞれ散らばっていった。飛鳥りんを抹殺し、 ローディスに栄光をもたらすために・・・ ・・・そのころ、飛鳥りんは、リチャードの足元30cmの穴の中で毛布をかぶって ふるえていたという(笑) バケツ騎士たちに発見されて抹殺されるか、それとも無事に逃げおおせるか・・・ 飛鳥りんの明日はどっちだ! (−完ー) |