足柄上地域県民フォーラムパネルディスカッションに参加して
初めてパネラーとして参加しました。テーマは「足柄上地域の事前環境保全に向けて」でした。
コーディネーターは松田町自然観館長の竹内先生で、この方の著書を読ませていただき、いつかお話が出来たら良いなと思っていました。1回目は顔合わせで、2回目は都合が悪く欠席でして、3回目はもう本番ということになりました。
本番の前の打ち合わせで竹内先生とお話する機会があったのです。30分ぐらいのお話でしたが、私はパネルディスカッションの参加の前に、もう目的を果たしたような気持ちになりました。そう思えるようなお話でした。五感のうちの匂いのこと。言葉の意味、一般意味論。一緒に同じ体験が出来るということ。好きと大事の違い。体験を記憶と残してきたから今まで生き延びてこれたこと。人間は群れの動物であること。仏教も十の戒律を持っていること。とてもとても有意義な時間でした。
さて本番です。原稿は出していましたが原稿から脱線して水源林整備の実際のことを話をしたい胸は了解を取っておりましたので、参加者のそれぞれの森林の持つイメージを思い浮かべて欲しいといってはじめました。そしてダムの側の水源林の整備は、夢中で働いていて眼下にふと目を移すと生命の源である湖水が太陽光線の加げんで「キラッ」と輝くときに、自分の仕事も人様の役に立っているという実感が湧いてくるということを述べさせていただきました。そしたらなんと会場から拍手があるではありませんか。とても嬉しくなりました。
パネルデスカッションが終わり会場に戻ったら足柄上の県職員の方から「川又さん感動した」とお褒めの言葉を頂きました。
また以前おせわになっていまは県職を退職された方からも「よかったぞ」と声をかけていただきました。
私は2割5分の打率です。10回お話して2から3回しかうまくいきません。頭が働かなかったり、辻褄が合わなかったり、突っ込みにうまく応えれなかったり、いろいろです。正体が割れないせいか皆さん飽きないでお付き合いしてくださいます。もうすこし能力があればといつも思います。
写真
02.11.26
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