山の温泉の楽しみ 山の秘湯ミシュラン お勧め山の露天風呂

貧弱な内容で申し訳ありませんが、今まで、山歩きのついでに立ち寄った温泉のうち印象に残ったもののリストです。昔行ったっきりのものも含まれていますので、内容が変わっているかもしれません。新しい情報をお持ちの方、また、他のオススメの温泉を知っておられる方はぜひメールでお知らせください。

※難易度の項目は 登山経験のない方を基準 にして以下のように設定しました。
・   ・・・バスや車などの交通手段によって、誰でも簡単に行ける。
やや難 ・・露天風呂まで辿り着くのが一苦労。お年寄り子供は無理かな?
・   ・・・登山装備必要。登山ガイドブック初級程度で経験者は楽に行ける。
大変難 ・・登山ガイドブック中級程度。日帰りは無理で辿り着くのに1泊。


※評価の項目はあくまでも私の主観的な評価でして、山歩きが好きな人間から見た魅力度です。
 ですから、宿や食事なんかほとんど考慮に入れてません。温泉そのものと、周辺の大自然の
 魅力にポイントを置いたつもりです。至れり尽くせりの温泉宿をお探しの方には全く参考になり
 ませんので悪しからず。
 ★が星1つ分、☆が星半個分に相当します。

温泉名
所在地
交通手段
露天風呂 難易度
備考
評価
白馬鑓温泉 白馬鑓ヶ岳 登山4時間
男女別
雲上の露天風呂 ★☆
白馬八方温泉 白馬村八方 バス等
男女別
共同浴場が充実
蓮華温泉 朝日岳入山口 バス等
混浴
やや難 六種の露天風呂巡り
みくりが池温泉 立山室堂 徒歩10分
日本最高所の温泉
仙人温泉 黒部峡谷 登山10時間
男女別
大変難 室堂から仙人池経由 ★★☆
阿曹原温泉 黒部峡谷 登山4時間
入替制
欅平から水平歩道経由
欅平温泉 黒部峡谷 トロッコ列車
男女別
祖母谷温泉より引湯
高天原温泉 黒部源流 登山15時間
男女別
大変難 北アルプス最奥の高原 ★★★
湯俣温泉 高瀬渓谷 徒歩3時間
混浴
やや難 池みたいな露天風呂
葛温泉 高瀬渓谷 バス等
混浴+女
高瀬館の露天風呂good
中の湯温泉 上高地 バス等
混浴
道路から丸見え露天風呂
本沢温泉 八ヶ岳夏沢峠 ジープ送迎
混浴
日本最高所の露天風呂
稲子湯 八ヶ岳山麓 バス等
趣のある一軒宿
渋ノ湯 奥蓼科 バス等
旅館、信玄の隠し湯
新穂高温泉 北ア山麓 バス等
男女別
無料浴場が嬉しい
奈良田温泉 南ア山麓 バス等
白根館の桧風呂がgood
高峰温泉 高峰高原 バス等
高原のランプの一軒宿
切明温泉 秋山郷温泉郷 バス等 混浴 河原を掘って入る露天風呂
赤湯温泉 苗場山麓 徒歩2時間 男女別 渓流の露天風呂 ★☆
三斗小屋温泉 那須岳 徒歩2時間 混浴 歴史を感じる山間の湯
北温泉 那須岳山麓 徒歩25分 混浴 やや難 多彩な内湯と温泉プール
中岳温泉 北海道大雪山 登山3時間
混浴
超素朴、自然の温泉 ★☆
カムイワッカ滝 北海道知床 徒歩30分
混浴
やや難 超有名、滝壷の温泉

↑湯TOP JAZZ ぼや記 雑記帳 LINKS MAP
HOMEPAGE

















白馬鑓温泉

 後立山連峰、白馬鑓ヶ岳直下の標高2100mに位置する温泉である。普通は白馬三山縦走コースの下山時に立ち寄る所で、ここまではお花畑をいくつも通る楽しいコースだが、ここから先はだらだらした下りをただ歩くだけだ。つまり猿倉から温泉だけを目的に行こうとすると、ひたすら登るだけになる。私は猿倉から登ったことはないが考えただけでもぞっとする。ここから上はお花畑など楽しいところがいっぱいだけど、ここから下はそんなに見るものもなく、本当に温泉だけを目指して歩くことになるんだもん。
 宿泊施設は 「鑓温泉小屋」。温泉という名前はついているが、純然たる山小屋で冬期は解体できるようなプレハブ小屋だ。しかも、夏は超混雑でお盆の時期はふとん1枚で4〜5人、缶詰の中のオイルサーディンのように寝なければならないこともあるらしいので、温泉旅館に泊まる気分で行くとエライ目に遭うからそのつもりで。小屋に泊まらず風呂だけ入るなら400円払うことになる。私なら白馬岳山頂の山小屋に泊まるか天狗山荘に泊まるかして、翌朝、上でご来光を楽しみ、下るときに温泉に立ち寄るというコースをとるね。

  露天風呂 は小屋のすぐ前にあり、簡単な脱衣所もある。造りはコンクリートのプールみたいで味気ないが、眺めは谷にそって眼下にさえぎるものがないため、実に素晴らしい。朝なら雲海に浮かぶ山々の頂が見え、文字通り雲上の湯に入ってる気分が味わえる。女性用の風呂は板で目隠しされた狭い小屋の中なので、残念ながらこの展望は味わえない(と思う・・・だって入ったことないんだもん)。水着でも着て(怒る人もいるが)ぜひ露天風呂の方に入るべきだろう。泉質など温泉自体に関する印象は薄いが、ここのウリはなんといっても抜群の展望なんだから。
 夏に白馬岳に登ることがあれば、帰りはぜひこのコースをとってほしい。温泉プラス高山植物の素晴らしいお花畑が待っている。温泉から猿倉に下山する途中に鎖場があるが、気をつけて通過すれば大丈夫だろう。 登山装備必要

写真はこちら

山のページに山行記録あり。

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白馬八方温泉

 白馬村八方といえば今や大リゾート地で、秘湯の中に入れるのは躊躇するが、登山基地でもあるのでこのリストに入れよう。JR白馬駅から白馬大雪渓の入り口猿倉に向かうバスで15分。川原に周りをヨシズ張りで囲った 共同浴場「小日向の湯」 が突然出現する。八方周辺にはここのような共同浴場施設がいくつかあるが、本格的な露天風呂はここだけだ。但し営業期間は夏だけ、しかも時間も昼間に限られているのが残念。

 白馬の温泉には、あと泉質の全く異なる 塩の道温泉 もあり、行ったことないけど 「倉下の湯」 というのが半露天風呂らしい。これらはいずれも純粋に風呂だけの施設で宿泊はできない。

 白馬にはやたら若者向けのペンションやホテルが多くて、温泉を持つ大きな和風旅館というものはあまりない。私が泊まった範囲でオススメの旅館は 「ホテル五龍館」 だ。こぢんまりしているがなかなか感じのよい露天風呂を持っており、食事もスタッフの応対もgood。ここは洒落たホームページを持っているので八方周辺の詳しい情報はこの 五龍館ホームページ からどうぞ。


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蓮華温泉

 後立山連峰、朝日岳、白馬岳の入下山口で、標高1475m。宿泊施設は 、蓮華温泉ロッジ (山小屋)。キャンプ場もある。JR大糸線、平岩駅よりバスで1時間半。この温泉だけが目的なら車だけで来れるが、露天風呂めぐりをするとなると話は別だ。

 温泉は内湯の他に 露天風呂 が6カ所点在している。それぞれ結構離れているし、登り下りもあるので、全部回るとなると少々覚悟がいる。それぞれ泉質が異なるという話だが、ムチャクチャ熱いのがあったり、大雨の後で土砂で埋まってたりして、私は2カ所しか入れなかった。内湯は男女別だが、露天風呂はもちろん混浴。但し脱衣所等の施設は一切ない。林の中にある風呂は木の枝にひっかけられるが、何もない所では雨の後で地面が濡れていて脱いだ服の置き場所に困ったことがある。しかし、雰囲気や眺めはやはり露天風呂ならではのもの。内湯もなかなか広いが、がんばって露天風呂めぐりをしよう。私も今度訪れたときは、ぜひすべての露天風呂を制覇したいと思っている。ちなみにここを登山の起点として、白馬大池経由で白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉から下れば、2つ山の温泉が楽しめることになる。

 蓮華温泉ロッジのすぐ近くには 兵馬ノ平湿原 や蓮華の森自然歩道があるが、とても素敵な場所で散策コースとして断然オススメである。特に湿原は、本当に静かでいいところなので、温泉とともに、心身のリラクゼーションに役立ってくれるだろう。

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みくりが池温泉

 本当は温泉名を 地獄谷温泉と紹介すべきだろう。みくりが池温泉は宿泊施設の名前だ。標高2450mのアルペンルート立山室堂ターミナルから徒歩10分、みくりが池の畔にたつ 日本最高所の温泉 である。地獄谷温泉からの引湯という点では他の宿も一緒だが、ここが一番高い場所に位置する。元々は山小屋だが、現在はターミナル周辺の他の小屋同様、観光旅館化してしまい、シーズン中は予約しないと泊まれないことが多い。しかし、8時から16時まで600円(1999.8月現在)で入浴だけでき、記念カードをくれる。浴場はかなり狭く、露天風呂がないのも残念だが、白濁した硫黄たっぷりの湯はストレートな地獄谷温泉のお湯そのもの。しばらくは、体や服から硫黄の匂いが消えない。

 このへんは、アルペンルートの観光の中心地だから登山者よりも普通の観光客でにぎわっているが、結構のぼりくだりがあるので、ハイヒールだとえらい目に遭うことがある。特に石段が濡れているときは要注意だ。夏でも雪渓が残り、簡単に高山植物が見られるのも魅力のひとつだ。足まわりを整えて浄土山に登ればライチョウに出会える確率がかなり高い。

 引湯先の地獄谷温泉に見学に行くと湯が湧きだしているところや硫黄が吹き出しているところが見られ、温泉ファンにはたまらないだろう。ただし、立ち入ると有毒ガスで死ぬことになる。正規の遊歩道を歩くだけでも風がないときは危険だ。過去死亡事故は何件もあり、なかには、湯だめを露天風呂と勘違いして入って亡くなった人もいるらしい。

 みくりが池温泉以外にも地獄谷温泉を引湯している山小屋は、いくつかあるが、私はいつも 雷鳥沢ヒュッテ を利用している。少し遠いがその分空いており、シーズン中でも断られたことがない。浴場もみくりが池温泉よりずっと広い。ただ、お湯は、みくりが池温泉ほど白濁していないので、薄めてる可能性が強い。

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仙人温泉

 ここは、高天原温泉と並んで、辿りつくのに最も時間がかかる山の中の秘湯だ。立山室堂ターミナルからだと実歩行時間10時間以上、欅平からでも8時間以上かかり、まず山中1泊はしないと辿りつけない。登山者だけが入るのを許される秘湯中の秘湯である。

 室堂からこの仙人温泉を経て阿曹原温泉、欅平にぬけようとすると、日本三大雪渓の一つ剣沢雪渓を歩いたり、仙人池に映る裏剣を眺めたり、川岸をへつったり、黒部峡谷の断崖絶壁をくりぬいた水平歩道を歩いたりと、変化に富んだなかなか楽しい縦走コースを歩くことになる。ただ、長丁場なだけに、やはり初心者には難しく、ガイドブックを見ても、中級者コースと紹介されている。

 このように、なかなか訪れるのに苦労する温泉だが、ここの露天風呂は、それだけの価値は十分持っている。屋根のようにかぶさる天然の巨岩の下に石積みで作られた湯船は、それだけで雰囲気たっぷり!しかも、周りの木々、そして後ろにドドーンと連なる後立山連峰の眺めも加わり、ロケーションは抜群である。私の知る限り山の露天風呂としては第一級品だ。

 ただし、この露天風呂、小屋のまん前にあり、登山道からも丸見えなので、入るのには少々勇気がいるかもしれない。といってもそんなに人が通るコースでもないのだが・・・。女性用は小屋の裏側、源泉が湯気をあげている谷に面したほうにあるので、表からは隠れている。小屋の人に確かめたところ、屋根はあるが一応露天風呂なんだそうだ。入浴料は400円(1999.8月現在)。湯は流しっぱなしなので、いつでも入れるようだ。但し、70度ぐらいあるので、水のパイプも一緒に入れてある。

 また、ここから少し離れたところには仙人岩屋と呼ばれる昔の修行場と思われる岩窟があり、ヒカリゴケが妖しい光を放っていたりして、温泉以外にもなかなか楽しいところである。日程の関係上、私はここの山小屋には泊まらなかったが、もし泊まれば、夜は後立山連峰の山小屋の光と、満天の星の下での露天風呂、朝は、ご来光も楽しめたことと思う。

写真はこちら

登山装備必要


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阿曹原温泉

 私は、上記の仙人温泉を経て、この阿曹原温泉小屋を利用したのだが、ここは秋の紅葉の季節、黒部峡谷下の廊下コースの中継点としてよく利用されるようだ。山小屋の部屋はどこも黒部峡谷に面しており、とても眺めがよい。

 宇奈月温泉からのトロッコ列車の終点、欅平から歩いて約5時間の道程だが、このコースが有名な水平歩道といって、黒部峡谷の断崖をコの字型にくりぬいた道である。初めと終わりに急坂がある以外はその名の通り、ほぼ水平の道が続くのだが、なにしろ、足元は2〜300mの断崖絶壁で、落ちたら絶対に命はないというしろものなので、やはり登山経験がないと無理だろう。
 ま、高所恐怖症でなければ、トロッコ列車から眺めるよりはるかに迫力ある奥黒部の渓谷美や、途中の滝、真っ暗で天然冷蔵庫みたいなトンネルなど、なかなか楽しめるコースではあるのだけれど。

 お目当ての露天風呂は、小屋から5分ほど下っていったところにある。湯船はなんの変哲もない長方形の8畳程度あるコンクリート造りのものだが、背景はもちろん黒部峡谷なんで、眺めは抜群だ。お湯を流しっぱなしにしているパイプはトンネルの中へと続き、そこからは常に蒸気が出ている。風呂は一つしかないが、時間帯によって、男性、女性入れ替え制となっており、入浴料は300円(1999.8月現在)である。

写真はこちら

登山装備必要


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欅平温泉

 上記、仙人温泉や阿曹原温泉などの山岳温泉のスタート(またはゴール)地点が黒部峡谷鉄道欅平駅である。宇奈月温泉からトロッコ列車で1時間半乗って終点に位置するのだが、ここには3軒の宿がある。駅からすぐ近くの欅平温泉、猿飛山荘。15分の名剣温泉、そして約1時間の祖母谷温泉である。
 源泉は祖母谷温泉にあり、名剣温泉と猿飛温泉はそこからの引湯だ。当然、私としては山小屋祖母谷温泉の露天風呂に入りたかったのだが、時間の都合で、駅近くの猿飛山荘の露天風呂にしか入れなかった。入浴料は700円と高い上に湯船は狭い。
 阿曹原温泉の主人の話によると、祖母谷温泉の露天風呂は広くてとっても雰囲気がいいのだそうだ。次回、訪れる機会があれば、ぜひ、祖母谷温泉に泊まり、露天風呂に入りたいと思っている。なお、基本的に祖母谷温泉は山小屋、後の2軒は観光旅館である。
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高天原温泉

 北アルプス最奥部、黒部源流に位置し、まさに秘湯中の秘湯である。山の秘湯NO.1は?と尋ねられれば、私は迷わずここを推す。新穂高温泉側から入るか、富山県の折立側から入るか2通りあるが、どちらにしても途中で1泊必要で、1日ではたどり着くことができないだろう。日本で一番遠い温泉だと言える。あたり一帯は高層湿原で、いつまでも大事にしたい貴重な自然が残っている。宿泊施設は、 高天原山荘 で、山菜の天ぷらなども出るとても雰囲気のいいランプの山小屋だ。温泉もいいけど、山小屋もいい・・・こんなとこめったにないぜ。

  露天風呂 は、小屋から20分ぐらい歩いた河原にあり、簡単な脱衣所もあってこんな山の奥にしては意外に立派だ。湯は白濁した硫黄泉。結構深い。女性用の風呂は対岸に狭い小屋が作ってある。少し奥に行けば夢の原というさらに静かな草原があり、何泊でも時間の許す限り逗留していたい別天地である。

ところが、最新情報によると私が以前入った露天風呂は流失して今は別の風呂になっているらしい。でも、露天風呂を抜きにしてもとてもいいところなんである。北アルプス最奥の自然の庭園、雲ノ平とここ高天原温泉は、私が一番好きな場所。ま、アプローチが大変なので誰にでもすすめられる所ではないが、自然の楽園ってこういうところをいうんだろうなあ。おお、思い出したらまた行きたくなってきたぞ。

登山装備必要

写真(流失前の昔の露天風呂)掲載

山のページに山行記録あり。

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湯俣温泉

 高瀬渓谷沿いにあり、高瀬ダム方面からだと、平坦な道路を3時間ほど歩けばよい。宿泊施設は 青嵐荘 (山小屋)。どうも北鎌尾根から槍ヶ岳を目指す人によく利用されるらしい。私の場合は、雲ノ平からの帰りに、裏銀座コースから野口五郎岳付近で分岐する竹村新道を下って下りてきたところがここだった。途中で何組かのパーティとすれ違っているから登りにも結構利用されているようだが、そんなにおもしろいコースではない。

  露天風呂 は、小屋の近くのだだっ広い河原みたいな場所のところどころに無造作に掘って(?)ある。見た目はまるで池みたいだ。もちろん脱衣所も何もなく、おまけに見通しがきく広い場所にあるので、女性には入りにくいだろう。お湯は、とてもぬるく、よく見ると、苔みたいなものや藻みたいなのが生えていた。風邪をひきそうだったので、小屋の内湯に入り直したことを覚えている。小屋の食事もカレーライスと小鉢一つと昔の山小屋風で、温泉だけが目的ならわざわざ歩いて行くほどのところでもないと思ったりもするのだが温泉だけに入りに来る人も意外に多いらしい。少し上流に天然記念物の 噴湯丘 などがあったりして、温泉マニアには受けるのだろうか。まあ、秘湯といえば秘湯なんだけどね。

山のページに山行記録あり。

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葛温泉

 裏銀座コースの登山基地。信濃大町からバスで40分ぐらい。旅館は他にもあるが特にオススメなのは 「高瀬館」 。烏帽子小屋などの山小屋も経営しているので登山者に親切だ。さすがにお盆シーズンは満員で泊まれなかったが、そういうときも、500円払って温泉にだけはぜひ入るべし。

 内湯もなかなか立派だが、それに続いて造られた 露天風呂 は、とても広くて素晴らしい。私が入ったときは誰もいなかったけど、内湯は男女別でもその続きの露天風呂の部分は混浴らしい。また別に女性専用の露天風呂もあるとのことだ。温泉だけを目的にしても行く値打ちはあると思う。私の友人も、扇沢から下山したとき、わざわざタクシーでここまで汗を流しに行ったそうだ。

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中の湯温泉

 新島々から上高地の間にある 温泉旅館 。普通の部屋もあれば登山者用のかいこ棚式の部屋もあり、料金は様々で、それに合わせて食事の内容も隣のテーブルと全く違ったりするけど、ま、登山者は気にしないだろう。内湯にいろいろな種類の風呂があり、さらに外の小屋には朴伝の湯なる怪しげな風呂もあってなかなか楽しい。
 なお、ここは最近、新装オープンなったらしいが朴伝の湯は健在だそうだ。

 注目の 露天風呂 は、急な坂を下った渓谷に面した岩風呂で、簡単な脱衣所もあり、もちろん混浴である。で、この露天風呂の特徴は、対岸がすぐ道路で行き交う車や バスからまる見え だということ。観光バスなんかわざわざスピードを落として運転手が客に手を振らせたりしている。初めはせっかく人が気持ちよく湯につかってるのにウルセーナなんて思ってたけど、だんだん調子にのってきて、しまいに女子高生の団体が来たときなんぞ立ち上がってサービスしたりしているのであった。我ながらホント馬鹿だねー。


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本沢温泉

 八ヶ岳、夏沢峠の下に位置する標高2150mの温泉。日本最高所の温泉は立山室堂のみくりが池温泉(地獄谷温泉)で、ここは第2位だが、 露天風呂としては標高第1位 らしい。最寄りの山小屋、本沢温泉のおじさんがそう言っていた。稲子湯から3時間半ほど歩けば行ける。本沢温泉宿泊予約者には送迎もあるそうだが、普通車通行不可能の林道をジープで走るんだからどうもねえ。稲子湯からここまでは冬はクロスカントリーのコースになるぐらいで、登山コースとしては楽な方だから歩いた方が楽しいと思う。

 露天風呂は小屋から5分ぐらい歩いた崖っぷちにあり、設備らしきものは何もない野趣あふれるものである。長方形の木枠の湯船は、4〜5人も入ればいっぱいだろう。泉質は硫黄泉で白濁した湯は硫黄たっぷり。体にしみついた臭いは当分抜けない。眺めは谷を眺め下ろし、反対側は崖を見上げるといった感じで、ホントに露天風呂最高所なの?という気もしないではないが、後ろの標柱にもそう書いてあるし、ワイルドな雰囲気はなかなかよい。

 小屋には山小屋にある風呂とは思えないぐらい立派な木の香りのする内湯がある。こちらもオススメだ。両者は泉質が異なり、先に内湯に入ってから露天風呂に入るとタオルが黒くなるとのことだ。

登山装備必要


写真はこちら

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稲子湯

 八ヶ岳の登山基地。JR小海線松原湖駅からバスで40分の 一軒宿 。丸太組み風の建物がなかなかいい雰囲気をだしている。だいたいいつも、ここは、八ヶ岳から下山するときに利用している。今までは風呂しか利用したことがないが、静かで感じよさそうなので、一度は泊まってみようと思っている。

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渋ノ湯

 北八ヶ岳の登山基地で標高は1800mある。JR茅野駅からバスで約1時間、終点渋ノ湯下車。山小屋風の 渋ノ湯ホテル と旅館風の 渋御殿湯 があるが温泉に入るのが目的なら立派な御殿湯の内風呂に入ろう。武田信玄の隠し湯だそうだ。2時間ほど歩いたところに 唐沢鉱泉 というなかなか雰囲気がいい宿があるが、温泉じゃないらしいので、リストには入れてない。また行く機会があれば調べてみたい。


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新穂高温泉

 JR高山駅から約1時間半。旅館やホテル、ペンションなどいっぱいあって秘湯っていう雰囲気ではないけれど、槍、穂高などの重要な登山基地には違いないからリストに入れた。登山者におなじみなのはバス停の近くの 無料浴場「アルペンの湯」 で、私も登山のついでによく入ってたものだ。

 無料浴場は 川原の露天風呂 もあるのだが、最近はそれに加えて ロープウェイ駅の近くにも露天風呂 ができたそうで、嬉しい限りだ。いよっ、太っ腹!有料の露天風呂については各宿がそれぞれ非常に立派な物を持っているが、共通チケットみたいなもので複数の露天風呂をハシゴできるところもあるらしい。ここもいつも風呂だけ入って通り過ぎるだけで、まだ泊まったことがないが、露天風呂の規模の大きさでは、日本有数だろう。

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奈良田温泉

 JR身延線身延駅からバスで1時間50分。南アルプス白根三山縦走路の下山口にある素朴で感じのいい温泉だ。ここから登る人の気が知れないと思うぐらいうんざりする長い長い大門沢の下りが終わり、やっと道路に出ると宿の車がお出迎えに来ている。いろいろある中でここは迷わず 「白根館」 に泊まりたい。風呂は総檜の立派なもので食事もなかなかいい。他の宿は私が見た範囲では、民宿風のものが多かったので、やっぱりここが一番オススメだろう。近くに作られた施設 「奈良田の里」 にも共同浴場があるし、 白籏史朗山岳写真記念館 もある。温泉だけでもまた行きたくなるいいところだけど、関西からだと交通の便が悪いのが難点だ。

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高峰温泉

 JR小諸駅からバスで40分、車坂峠(標高1968m)下車。そこから、30分ほど歩いたところにあるウッディーなランプの 一軒宿 が高峰温泉だ。池の平遊歩道ではいろいろな高山植物が楽しめる。高峰山へのハイキングとか自然観察もいろいろ楽しめていいところだ。
 また、車坂峠にある元国民宿舎高峰高原ロッジは、 高峰高原ホテル として生まれ変わり、近代的ななかなか感じのいい宿になっている。新装オープンしたばかりのときに家族で行ったことがあるが、従業員はみんな地元の人らしく緊張してサービスする姿が初々しかった。食事はフランス料理のコースということで、当時小学校1年の子供の口に合わなかったのが残念だったが。
 露天風呂はないが、朝は浴室の窓から雲海に浮かぶ山々を見ながら朝風呂が楽しめる。

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切明温泉

 平家の落人伝説として有名な秘境秋山郷温泉郷の最奥に位置する温泉。津南から和山温泉まで運行するバスも、冬季はここまで入らない。それ以外の時期も1日2便(所要時間1時間半)だけだ。

 ここの特長はなんといっても、河原を自分で掘って作る露天風呂(無料)。脱衣所も何もない、本当に自然のままの湯船があるだけだから、女性はちょっと入りづらいかもしれないが、目線が水面と同じ高さで、自然との一体感が感じられて実に気持ちがいい。すぐ近くでは釣りをしてる人もいて、温泉に寝そべりながら釣り糸を垂れるのもいいなあなんて思ったりもする。それに、あちこちから出ているお湯と川の水とがうまくまじりあって適温になるよう石を並べ替えるのもまた楽しい。ぬるめに調整すれば何時間でも入ってもいいなあと思うぐらいの居心地のよさだ。但し、川が増水すると当然入れなくなってしまう。そんなときは雄川閣の風呂(300円)もある。秋山郷には他にも屋敷温泉、和山温泉等たくさんの温泉があり、宿の食事は、どこも値段の割によいらしい。

写真、見たひ?どうぞ・・・・



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赤湯温泉


JR越後湯沢駅からバスで40分、元橋というバス停から徒歩約4時間。車を利用の場合は、途中の林道のゲートまで行けるが、それでも徒歩2時間を要する。

 苗場山の登山基地でもある赤湯温泉山口館は、とても雰囲気のいいランプの一軒宿。渓流沿いに3つの露天風呂が並んでおり、玉子の湯、薬師の湯、青の湯と名前がつけられている。3つとも泉質は異なるようだ。一番下流の青の湯はよしずがけがしてあって女性専用になっている。もっとも夜、暗くなれば、どこに入ろうが自由だそうだ。女性の方も、渓流の流れぎりぎりに湧き出ている玉子の湯をお試しあれ。宿の行灯に蝋燭をともし、満天の星空の下、渓流のせせらぎの音を聞きながら入るのも一興だ。

 入浴だけなら500円だが、ここはぜひ泊まっておばあちゃんが日本一美味しい米と豪語するご飯も食べたい。薪で炊いた南魚沼郡産のコシヒカリはなんともいえない美味さ。それに山菜料理と田舎味噌にいろいろなきのこたっぷりの味噌汁とくれば何杯でもおかわりができそうだ。
 但し、山小屋なので相部屋が原則。懐中電灯もお忘れなく。道は結構険しいところがあるので、登山装備 、特に足まわりをハイキングブーツなどしっかりしたもので行ってほしい。

 山登りする人はぜひ苗場山に登ろう。桃源郷とは、まさにここではないかと思えるぐらい素晴らしい山だ。

写真、見たひ?どうぞ・・・・

山行記録あり。

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三斗小屋温泉


 JR黒磯駅からバスで1時間、那須高原ロープウェイで山頂駅に向かい、そこから徒歩2時間の行程となる。途中の茶臼山まではみんな結構軽装で登っているが、そこから先、山中2時間となると、やはり登山装備 で行ってほしい。

 この温泉には昔ながらの湯治宿の雰囲気を残す小屋が2軒あるが、当サイトとしては、露天風呂がある煙草屋旅館をおすすめしたい。2000年8月現在で1泊2食7500円。基本的には山小屋なので、早めに到着するのが望ましい。太鼓の音が合図の夕食は4時半から始まることもある。また泊まらずに入浴、休憩のみというのは断られることがあるので、事前に確認しておくこと。
 晴れているときは会津駒まで見える露天風呂は午後3時から5時までが女性タイムで後は混浴。木の温もりが素敵な内湯は男女別で、飲用可。万病に効くそうな。自家発電とランプの宿なので、懐中電灯は必携だ。夜の露天風呂は満点の星を楽しめるので、絶対オススメだ。
 冬季は休業している場合があるので要確認(大黒屋は通年営業することもあるらしい)。もっともロープウェイも止まり、途中の峰の茶屋は風の名所で、吹き飛ばされて遭難することもあるらしいのでおすすめしないが。

写真はこちら



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北温泉


 上記の三斗小屋温泉から朝日岳、三本槍岳を往復しながら下山するコースの下山口にあたるのがこの温泉。最寄りのバス停から徒歩25分。車で来ても駐車場から少し歩かないといけない。ここも昔の湯治宿の雰囲気を残す味のある建物で、建物の中も独特のこだわりがある趣向の数々・・・・・。ま、行ってみたらようわかりますが。
 温泉はとても充実していて、いろいろな種類の内湯と、プールみたいな露天風呂が売り物。いや露天風呂みたいな温泉プールというべきか?水着着用が原則らしい。私も周りの人に合わせて水着着用で泳ぎました。ここでじっとお湯につかっているのはちょっと変。どうしても泳いでしまうよねえ。入浴のみは700円。



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中岳温泉

 北海道大雪山系、旭岳から裾合平を経由して黒岳に向かうコースの途中にある自然が作った純天然露天風呂だ。

 登山道に沿って流れる沢の中に突然温泉が湧いている・・・というか、川の中に硫黄がぷつぷつ噴き出していて、川の水が直接温められているという感じもするが・・・。要するに温泉といっても 施設も何もなく 、川床が少し掘ってあって板で川の一部をせきとめているだけの超素朴なものだ。もちろんタダ。とても浅いので自分で少し掘ったのだが、それでも寝そべってやっと体がお湯につかるぐらいで、そのすぐ横を登山道が通っているのだから、通りすがりの人は、いやでも温泉に入っている人を見なければならない。
 はっきりいって、この温泉に入るのは、かなり勇気がいる。 女性の場合は水着必携だ。といっても周りには着替える所もないけど・・・・。 雰囲気もロケーションもホントいいところなんだけど、あまりに道のすぐ脇にあるので、通る人が気になって、ゆったりと入れないのが欠点かな。

 しかし、このあたりは、本州の山では考えられないくらい雄大な山容を体験できるのがいいなあ。お花畑なんて信じられないぐらいのスケールの大きさでもう最高。但し、ヒグマもよく出る地域なので要注意なのだが。

登山装備必要

写真?オススメできなひけど、どうしても見たかったらどうぞ


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カムイワッカ湯の滝

 ご存じ、北海道知床半島にある有名な 滝壺の温泉 。靴を脱いで裸足で川を遡っていくと、だんだん川を流れる水が湯になっていく。途中、ロープが垂らしてあったり、メチャクチャ熱いところを通ったりと、確か30分近く歩いたと思うが思ったよりも結構しんどい。観光気分で行くと思わぬ怪我をすることもあるだろう(実際、事故もあったらしい)。終点に滝があり、その滝壷が天然の湯船になっているのだ。滝壺はかなり深さがあり立ち泳ぎしないといけないところもあった。
 もちろん混浴だが、私が入っていたら、威勢のいい民宿のオバチャンが若い女性グループを引き連れてきて、「さあ、もう男共はあっち行って」と追い出されてしまった。その上、そのオバチャンときたら、滝壺の手前の岩に仁王立ちになってずっと見張っているのだ。結局我々はあきらめて帰るしかなかった。あちこちに紹介されて超有名になっているだけに、夏のシーズンにゆっくり入るのは難しいだろう。

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