寿福山 寳階院 東光寺(勝田郡勝央町東吉田1073)

本尊 阿弥陀如来

縁起
 天平年間聖武帝の朝、僧行基諸国巡錫、吉田山の霊地たるを感じ一字の堂建立。阿弥陀仏の木像彫刻し、和歌一首添えて納む。その後、僧空海この堂に参籠し、般若心経一巻書き写し納めり(今も保存せり)。
 秀吉公後見宮部善乗坊の養子長尾保近出家し、善丘と称し、後僧良快と改め、公の菩提を弔う。
 為諸国霊場巡拝の折、慶長十七年四月勝間田郷吉田山に入り、御堂を再興し東光寺と称す。

年中行事

12月31日〜1月1日 新年祈祷会
2月3日 星供
4月21日 正御影供
5月8日 花まつり
8月16日 施餓鬼供養会
9月24日 油地蔵会

寺宝・文化財
・油地蔵仏(県重要文化財指定)
 康歴二年二月二十九日、円仏敬白、どんな難病も油をかけて祈願するとなおるということから、吉田の油地蔵と呼ばれている。

高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場会発行『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より