2000年12月29,30日 第9シンフォニーの夕べ |
ベートーヴェン 交響曲第9番 |
さて、朝比奈さんのベートーヴェン・サイクル完結編にして、年末の、第九。 第九ってさ、年末用の曲、ってのがあるよね。12月になると、どこでもやってて、素人合唱団の身内が来るから、どこもけっこういっぱいになって。でも、年の真ん中あたりにはほとんど聴かない。そんな曲。 そんなこんなで。 ひとことでいっちゃうと、すごく完成された曲だったんだ。っての。とくに1楽章と2楽章。もう、今まで企画モノだと思ってたのが申し訳ないくらい(って申し訳ないんだけど)の、曲のすごさ。壮絶、ですね。 肝心の演奏は。 一日目は、曲に圧倒されてしまって、二日目にやっと演奏を聴けた、というのもあるかもしれないけれども、私のなかでは、一日目は年末の第九。二日目は、朝比奈サイクルの最終回。 サイクルのなかでは、7番、3番っていう大名演があって、今年のベストはそのどっちかかな、って思ってたんだけど、第九もその中にはいるね。絶対。 今年、数えてみたら10回の朝比奈さんのコンサートに通ったのだけれども。そのどれもが、本当にいい思い出になってます。ありがとう、朝比奈さん。来年もよろしく。 |
2000年11月27日(月) 大阪新音創立50周年記念演奏会 |
大栗 裕 大阪新音30周年のための祝典音楽「大阪のわらべうたによる狂詩曲」(指揮:下野竜也) |
おなかいっぱい! ロマンティック 朝比奈さんは単身上京してN響を振って。大フィルは定期でパーヴィの指揮で演奏して。マンスリーロマンティックの締めくくりは、やっぱり朝比奈/大フィル。 まあ、それはそれとして。コンサート。 休憩のあと、朝比奈さん登場。 そんなこんなで、悶々としながら三楽章まで進んでしまって。いよいよフィナーレ。 余談なんだけれども、シンフォニーホールって、天井が高いんだ。その天井に吊り下げられた照明から、明かりはすとんとステージに降りてきていて。四楽章の間に、明かりの輪がどんどん狭まって、最後は朝比奈さんの見事な白髪だけを照らしてた。その光景がね、なんだかフランダースの犬の最後を思い出してしまって、ちょっと胸が詰まってしまった。まだまだ連れてかないでね、神様。 |
2000年11月7日(水) 大阪フィルハーモニー交響楽団 第343回定期演奏会 |
ショスタコーヴィッチ ヴァイオリン協奏曲 第1番 |
諏訪内晶子の弦が切れた! 加藤知子、戸田弥生に続いて、今年三人目のヴァイオリニスト、諏訪内晶子。僕の中での第一次クラッシックブームの時に、チャイコフスキーコンクールで一躍有名になった人。おまけに、僕の知り合いのヴァイオリン弾きが好きだって言ってたから、僕の中では(聴いてもいないのに)かなり高い位置にいる人。 これがさあ。 紙の上に神は宿るか。 さて、ブルックナー。 きっと、神様が覗きにきたんだね。 大満足で歩く梅田への道で、僕には分かったよ。神を宿すのは何か。神様はどこにでもいたんだよ。ビルの間のケーナにも、陸橋の上のブルースハープにも、そしてその下のコンボにも。 僕の耳が、もっといっぱいの音楽の神様を見つけられますように。 |
2000年10月20日(金) 大阪フィルハーモニー交響楽団 第342回定期演奏会 |
ブラームス アルト・ラプソディ |
体調は最悪。 でも、朝比奈さんの ブラームス。今年のお正月にはじめて朝比奈さんを聴いて、それ以来虜になった朝比奈さんのブラームス。とっても楽しみにしていた、朝比奈さんのブラームス。 アルト・ラプソディは、物々しく合唱団が入って、指揮者のとなりにはアルトのおばさんがでんと構えていたんだけれども、短い短い。15分くらいしかなかったんじゃないかな。あれ、もう終わったの、って感じで、拍手も遠慮がち。 カーテンコールの後、7時20分から20分間の休憩。 なんかもったいないことしちゃったな。 |
ベートーヴェン 交響曲第8番 |
さて、とんぼ返りで大阪に戻って、朝比奈さんのベートーヴェン。シリーズ通し券だったから、見慣れた席での朝比奈さん。それも今日でおしまいかと思うと、ちょっと寂しい。 今日は、ちょっと地味な(人気的にね)8番7番。予習はムーティ/フィラデルフィア。だって安かったんだもん。。。開演前の一杯も、今日は気合いを入れてコーヒーで我慢。 きのうの席に比べたら、今日のがちょっと、近いのかな。そのせいか、最初の8番、細かいところがよく聴こえた。なんていえばいいんだろ、弦の一人一人が聞き分けられる、って感じ。毎日聞いてると耳慣れするのかな、とか思ってみたけれども、なんかバラバラでちっともアンサンブルになってない。曲として聴こえてこない。 一楽章終わって、非常に長い、間。ハンカチを口元に持ってく朝比奈さん。体調悪いのかな。ちょっと心配。 なんかあんまり入り込めないうちに8番は終わっちゃったのだけれども。こっちの精神状態のせいかな。ちょっとしゅん。 休憩が終わって、7番。 朝比奈さんの後ろ姿も、そりゃあムーティのような華麗さはないけれども、さっきとは全然違う。左手をフルに使って、ひとつひとつ、ていねいに指示を出す。 涙こらえなきゃ、と思って聴いてた一楽章。 もし、この体験を共有できたなら、つまらないことで喧嘩なんかしないで、きっと誰とでもすぐ仲良くなれるのに。 僕にできるのは、せめてこのページをみてくれた人だけでも、一度だけでもいいから、朝比奈さんを聴いてみて、っておすすめするくらいなんだけれども。 ほんとにつらそうだった朝比奈さん。何度も呼び出してごめんなさい。でも、総立ちの聴衆は、本当に朝比奈さんお礼が言いたかったんです。 |
2000年9月23日(土) ミラノ・スカラ座特別演奏会 |
ヴェルディ レクイエム |
さて、怒濤の九月攻勢の第三段は、長年の夢が叶って、ムーティのレクイエムを聴きにNHKホールへ。 たとえば朝比奈隆で、サーチエンジンから引っかけてこのページにたどり着いた人なんかは、きっと鼻で笑うでしょうね。ムーティだって。 今回のレクイエム、10年まえにナブッコいったときに是非、聴きたかったんだけれどもチケットとれなくて。5年まえに来たときは都合でいけなくって。だから10年間の念願。NHKホールまでだって軽い軽い。 席は二階のかなり後ろの方だったんだけど、ど真ん中。あと数枚、というところを取った割にはいいところで満足満足。ステージの後ろの方にはコーラス用の階段があって、気分は盛り上がります。 ムーティ、何回目だろう。ナブッコ、ボレロ、それからプロコフィエフの3番、なんてのも聴いたな。それ以来だから、四回目、かな。もう10年ぶりくらいになるんだけど、相変わらず若々しいまま、あんまり変わってないぞ。 さて、レクイエム。 10年ぶりのムーティも相変わらずで、大満足のNHKホールでした。 |
2000年9月15日(金・祝) オーケストラ・アンサンブル金沢 第21回 大阪定期公演 |
シューベルト 交響曲第7番「未完成」 |
先日、むかしちょっとだけ住んでいた金沢時代の知人と逢うことがあって。その場で「大阪には朝比奈さんがいるけんね」と自慢したら、「なんのなんの、金沢にはアンサンブル金沢があるたい」というご返事。「そぎゃんこつ自信ありげに言うちょったら、いっちょ聴かんばならんでごわす」というわけで、チケットとりました。 会場ついてみてびっくり。前から7列目の真ん中から右に2席。どこでもいいから選びなさい、っていわれたとしても選びそうないい席。シンフォニーのチケットセンターに行って、ちょうどキャンセルがでたところだったんだけど、ラッキー。 アンサンブル金沢って、ちょうど僕が金沢にいた頃にできた記憶があるんだけど、フルオーケストラではなくって、ハイドンやモーツァルト用の、小編成オーケストラ。10、5,4,5,2の弦編成、各二人ずつの管編成。打楽器一人。がフルメンバー。これだけのオケで、「運命」やるか?ふつう。というわけで、今までちょっと敬遠気味でした。まあ、金沢にいた頃はクラッシックモードではなかったんだけど。 プログラムは、「未完成」「メンデルスゾーン」「運命」という企画もの。いかにもお出かけよう、って感じであんまりいいイメージじゃなかったんだけど。 とまあ、ここまでは比較的冷静だったんだけれども。 さて、運命。 って聴く前は思ってたんだけれども。 60万円以上の義援金を集め、アンコールのアリア。とっても胸に来る一夜でした。 といったところで、次回は、ムーティ/ミラノ・スカラ座。やっぱオーケストラはスペクタクルだよ、とかいって帰って来るんだろうなあ。 |
2000年9月5日(火) 佐渡 裕 20世紀の交響楽展 |
バーンスタイン 序曲キャンディード |
さて、夏休みも終わって、怒濤の九月攻勢。その第一弾は、待ってました。佐渡/山下のラプソディー・イン・ブルー。お祭り騒ぎの「ローマの松」のあとだけあって、期待は高まるばかり。 今回の席は、前回「ローマの松」のちょうど真反対。普通にステージをみれる、コントラバス側。ベートーヴェンの左右反対側、というくらい。それよりも結構後ろかな。20分くらいまえにホールについて、席確認したら、ロビーのバーに一直線。普段は飲まない赤ワインを一杯引っかけて。今夜は確信犯的ほろ酔い気分。だって、バーンスタインにガーシュインだからね。リラックスリラックス。 最初は、バーンスタインの「序曲キャンディード」。名前はよく聞くんだけれども何でかな、と思ったら始まったとたんに分かった。吹奏楽コンクールでよく聞くよね、この曲。長さもちょうど自由曲にぴったりだし。まあ私はやったことがないのだけれども。 まあでも、いいや。 そしてトリは、佐渡さんの師匠であるバーンスタイン。僕はこのシンフォニックダンス、というかウエスト・サイド・ストーリーが大好きなので、期待と不安が入り交じっていたのだけれども。でも元気な曲をやらせたらぴかいちの佐渡さん。ディジー・ガレスピーのように大きなお尻を巧みに振ってオケを操る。いいなあ、この曲。そして最後を静かに締めくくるマリア。。。 ところが。 こんないい演奏会を、ぶちこわすのはたった一人で十分でした。 でも、こちらに振り向いた佐渡さんの顔。三年越しのシリーズを、最初から決めていた恩師バーンスタインで締めくくった佐渡さんの顔に、笑顔はまったくありませんでした。 アンコールのマンボは、本編に比べても元気いっぱいで華々しかったのですが、泣きべそかきながら笑っている、そんな印象になってしまいました。 オケの去ったステージで、それでも、佐渡さんがでてくるまで鳴りやまなかった拍手は、心ない観客に傷ついた佐渡さんへの、慰めの拍手に聞こえました。 これを機に、一人でもいいから、意味ないブラボー屋が減ってくれることを、祈っています。 |
2000年8月5日(土)2nd エリアデス オチョア as featured in the film 'BUENA VISTA SOCIAL CLUB" |
8月はクラッシックのコンサートがシーズンオフになるみたいで。 というわけで、久しぶりのブルーノート。 ブルーノートのノリも、なんかいつもと違うな、と思ったら、結構外人さんが多い。 よかったよ。 もちろん聞いたことない曲ばっかりで、言葉だって全然分からないんだけれども、技巧を凝らしたシンプルさ、っていうのかな。とってもスッと身体に入ってきて、いいなあ。 |
2000年7月8日(土) 朝比奈隆の軌跡2000 ベートーヴェン選集 |
ベートーヴェン 交響曲 第一番 |
ちょっとまだ巧く言葉にできないので、
gojiともうします。 とくに第二楽章の、あの重厚な弦。 何を祈ったのでしょう。 祈りは通じたのでしょうか。 演奏は最後にいたるまで、陳腐なことばですが、圧倒的でした。
この演奏を聴くためにのみ、HDCDのハード、かってもいいかな、と思います。 |
ジャン・シベリウス 交響曲 第二番 ニ長調op.43 |
わーい。松聴いたよ。ローマの松。 今年のあたまに、ファンタジア2000という映画を観て、それからぼくのコンサート通いが始まったのだけれども、そこで使われた曲、全部聴いてやろうと思った。そして、この映画でぼくのいちばん好きだったのが、このローマの松。ただ意味もなく鯨がはねてるだけなんだけど、なんかもう、どうしようもなく涙が出てきた。 そんな、思い出の曲、ローマの松。 曲を知らないひとのために、ちょっとだけ解説をしておくとね。 その、色彩に満ちたるつぼの中の、ぼくの席ときたらもぉ。。。 ザ・シンフォニーって、コンサート専用のホールだから(かしらないけど)、ステージの横や後ろ側にも席があるんです。僕の席は、そのステージの後ろ側のいちばん端のいちばん前。ホルンのベルの正面でピアノのお姉ちゃんの胸元がのぞき込めちゃう席。覗いてないけど。。。 というわけで、冒頭のホルンから、袖のラッパ(これはすごい。ムーティ/フィラデルフィアより色気あった)、そしてクラリネット。トロンボンのユニゾンから四声に分かれるところ、ハープの伴奏、そしてペダルしか使わないパイプオルガン、なんといってもバンダ隊。 休憩時間に飲んだワインもおいしかったけど、おわったあとの余韻に浸りながら、もういっぱい、飲みたかったな。 だって、あんまりにこにこしながら電車乗るのって、みっともいいものじゃないもんね。 |
2000年6月14日(水) 大阪フィルハーモニー交響楽団 第339回定期演奏会 |
リムスキー=コルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」作品36 チャイコフスキー 交響曲 第五番 ホ短調 作品64 |
今年のはじめのブラームスとおんなじ、二階席のいっとう前で聴く朝比奈さん。期待はいやが上にも高まるのだけれども。 ここまで読んで、あれ、今回はあんまり乗り気じゃないな。と思ったあなた。それは正しいよ。 チャイコフスキーの五番、って、まったく知らなかった。毎日、お昼についているテレビのコマーシャルに流れる曲がそれだ、っていうことも知らないほどの全くの無知。 ってなわけで、たいへんすばらしい演奏なんだけれども。なんだかなあ。取り残されちゃったよ。 ああ、もう一つ。 今度からはやっぱり一階で観よう、と決めた夜でした。 でも、梅田に向かう帰り道。ガラス張りののっぽのビルに、まあるい月がいびつに映ってた。どこ?って振り返るんだけれども、これまたビルの間に隠れて見つからない。街灯かな、と思うんだけど、やっぱりまあるくって黄色い。どこ?ってうしろを振り返る。 |
2000年5月10日(水) 朝比奈隆の軌跡2000 ベートーヴェン選集 |
ベートーヴェン 交響曲第4番 ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 |
まえに書いたと思うけれど、クラッシックのコンサートって、メインの一曲以外は、捨て曲になっちゃうことが多いよね。とくに今回みたいな交響曲ふたつ、みたいな場合。
そんでもって、ベートーヴェンの4番と5番、っていったら、捨て曲はどっちか、決まったようなもんだよね。片や泣く子も黙る運命。片や、、、知らんよ、4番、、、ってなもんだから。 そうそう、今回は5年振りのザ・シンフォニー。といっても前回はウイントンだったから、ここで聴くはじめてのオケ。会場はとっても立派で、オケのための小屋、って感じ。 さて、開演。一曲目は4番だから軽く流して。 というわけで大満足の4番のあと。休憩を挟んでの5番は、朝比奈渾身のヒートアップ。弦も管も鳴らす鳴らす。さすがにオーバーヒートこそしなかったものの、3,4楽章ぶっ続けのクライマックスにわたしの方がちょいバテ気味。やっぱコンサートは一曲まで、なのかな。しっかし4楽章ってあんな長かったっけ? というわけで満腹だったのだけれども、楽章の合間に背もたれに寄っかかるほど体調の悪そうだった朝比奈さんが、団員の去ったあとのステージに出てきてくれたカーテンコールは、やっぱりじわっ、てしてしまいました。 おきにのサマーセーター越しに感じる夜風がとっても心地よい、梅田までの道でした。 |
2000年4月14日(金) 第42回 大阪国際フェスティバル |
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J.S.バッハ プレリュード〜無伴奏チェロ組曲第一番 BWV. 1007より J.S.バッハ チェンバロ協奏曲第三番 BWV. 1054 ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー より |
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山下洋輔を、はじめて生で聴いたのは、たしか金沢のときだったな。ちっちゃなジャズ喫茶でのライブで、グランドピアノを挟んで洋輔さんと差し向かいになる席で、はじめての洋輔さんを聴いたっけ。じつは、あまりの心地よさに、大きな古時計を奏でているピアノに触れながら、ちょっとうとうとなども、してしまったのだけど。 そんなこんなで、今回は、洋輔 in クラッシック。そのむかし、読響かなんかとやってたラプソディ・イン・ブルーをテレビで見て、ぶっ飛んだのがたしか洋輔さんとの出会いだから、楽しみだったんだよね。これ。 まあ、いいや。 そんで、二部では佐渡裕率いる京都市交響楽団とのコンチェルト。 ああ、いいなあ、山下洋輔。次はいつかな。 |
2000年3月10日(金) 大阪フィルハーモニー交響楽団 第336回定期演奏会 |
ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36 ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」 |
さて、待望の朝比奈、ベートーベンチクルス第一回。正確にはチクルスじゃないんだろうけど、今回と、シンフォニーホールでの三回で一から八まで。そして、世紀末の年末に第九。というベートーベン全集。ふふふ、シンフォニーホールの三回も、もうチケット取っちゃったもんね。 この前も書いた様な気がするけど、ほんとに集中できるのって、一曲だよね、きっと。聴く方も演奏者も。でもって、今回は交響曲二つ。豪華だなあ、と思う人もいるかもしれないけれど、もったいないなあ、と思うよね。せっかくの朝比奈のベートーベン、一晩に二つも聴かなくっちゃいけないなんて、もったいない。 というわけで、というか体調が悪かったせいか、席が良くなかったせいか、最初の二番、あんまり入り込めなかった。すごく心地いいんだけど、なんか遠くでなってる感じ。ああ、B席ってこんな感じなのかな、って思ってたんだけど。 お気に入りのコンサートのあと、フェスティバルホールから阪急梅田までの道のりって、なんか楽しいよ。 |
2000年3月8日(水) リンカーン・センタージャズ・オーケストラ |
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Back to Basics Blue Bird of Delhi Goodbye Parkpie Hat I mean you Asia Minor Old circles Train Turnarand Blues |
The Woogie Manteca Suite III Darriene Niles Sisters Dead Man Man Blues Big Train Things to Come Dead Man's Blues |
「あの」マウントフジでの演奏から、もう10年になるのかな? あの三日三晩の興奮が忘れなくて、聴き逃すまいと決めたウイントン、この10年でやっと3回目のコンサート。 ウイントンって、正確無比だけど冷たいヤツ、って思われてるじゃない、いまだに。ディープサウスのブルース三部作で、「女性の閨の声をモチーフにした」とかいっても、ビデオ見て研究したのね、チェリーボーイちゃん、って感じで。 最初の曲、ウイントンはピアノ前でオン・ステージ状態。お得意のばこばこミュートをフューチャー。ああ、ウイントン
with リンカーン・センターなのね、と思ったら、ウイントンはすぐ4th Trpの位
置に。そのあとは「普通の」ビックバンドもの。思ってたよりもモダンで、音も薄目かな。うちのバンドでもやったポークパイハットをTrbフューチャーで。これはかっこよかったね。 というわけで、最後の三曲で大満足してしまいました。おまけに、日本盤はないと思ってたBig
Trainもあったし。満足満足。 |