“MERCY/マーシー AI裁判” ★★☆
MERCY
(2026年アメリカ映画)

監督:ティムール・ベクマンベトフ
脚本:
マルコ・ヴァン・ベル
出演:
クリス・ブラット、レベッカ・ファーガソン

 

主演のクリス・ブラットが好きなので、迷いなく観に行来ました。

凶悪犯罪が増加する一方の近未来社会。市民の安全を守るため、その対策として導入されたのが“AI裁判”。
即ち、AIが裁判官、検事、弁護士の役割をすべて務め、1時間半という制限時間の中で被告人が自己弁護を行い有罪推定率を一定基準以下にすることが出来なければ、即処刑、という仕組み。
AI裁判の導入によって犯罪発生率は低下し、目に見えた成功を収めることができた、というのが前段階。

主人公のレイヴンは数々の凶悪犯を逮捕し、AI裁判に送り込んだ実績をもつ警官。
そのレイヴン、意識を取り戻すと身体は椅子にがっちり拘束されていて、目の前の画面にはAI裁判官が登場している。
そして告げられたのは、妻を殺害した容疑でレイヴンはAI裁判にかけられ、定められた一時間半以内に無罪であることを証明できない限り、裁判終了後に即処刑されるということ。
泥酔していたレイブン、記憶はないながら、妻を殺すわけがないと抗弁するのですが、AI裁判の時間は容赦なく進行していく。
AI裁判所から提供される様々かつ数多くの映像、情報から、レイヴンは必死で真犯人を見つけようとするのですが・・・・。

予想以上に面白かったです。
何より凄いと感じたのは、そのスリル感。
相手はAIですから、人間の情に訴えても無駄、すべては合理性から解釈されてしまう。そのうえ、控訴の余地はなく判決=即処刑ですから、刻一刻と減っていく残り時間がなおのこと緊迫感を高めます。 いやー、これは凄い。

さらに終盤、レイヴンが逆に、AI裁判官へ決断を迫っていく場面が秀逸。

なお、最後に明らかになった事実には驚かされますが、上記緊迫感の面白さを超えるものではありません。

レイヴンを演じたクリス・ブラット、AI裁判官を演じたレベッカ・ファーガソンに拍手。

2026.01.27

        


  

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