|     ロアルド・ダール原作の児童書「チョコレート工場の秘密」の映画化作品。1971年にジーン・ワイルダー主演で映画化されていて、本作品は2度目の映画化ということです。
 世界一人気のあるチョコレートを作り続けているチョコレート工場。しかし、その門は閉ざされたままで15年間誰もその中を見たことがなかった。ある日突然、工場主のウィリー・ウォンカーが全商品のうち5枚だけに入ってくるゴールデン・チケットを手に入れた子供を工場に案内すると発表します。
 チケットを手に入れたのは、食い意地の張った少年、金持ちのワガママ娘、一番にならないと気がすまない女の子、計算づくの男の子。そして、貧乏な家の少年チャーリーが最後のチケットを手に入れます。
 そして、5人+各々の付き添いが足を踏み入れた工場の中は、チョコレートの滝が流れていたりと、まるでファンタジーな別世界のよう。
 内容としては、悪い子への懲らしめと、家族の大切さを描いた作品なのですが、それにしては回りくどいストーリィだったなァと感じます。児童書で読んだ方が楽しめるのではないかと思いますが、映画化の見所としては原作のファンタジーな世界をどう映像にするかという点にあるのでしょう。
 主人公であるチャーリーの活躍どころも少なく、私としてはイマイチ。
 2006.02.11 |