高校の修学旅行を舞台にした青春ストーリー。
小ぶりな作品ではありますけど、修学旅行という非日常感、自身の修学旅行への郷愁、そして高校生らしさが感じられて、好感の持てる作品です。
これは観て良かった、と感じる次第。
広島への修学旅行前、自由行動日のための班決めが行われます。
その班決めであぶれてしまったのは、日頃から孤立している生徒5人。
そしてその中、誰も友達がおらず存在感の薄い加山糸が、担任教師から班長に指名されます。
他の4人はというと、動画投稿いのちの馬場すみれ、ガリ勉の新川琴、ネガティブな山田ちえ、空気を読めない五十嵐大輔。
さらに出発日の当日、何故か不登校になっていた飯島祐太郎が姿を見せ、否応なく加山の班に加えられます。
さて自由行動日、別に仲が良い訳じゃないんだからそれぞれ別々に行動しようと言い出したすみれに、皆で一緒に行動した方が楽しい筈と加山が反対し、6人がそれぞれ行きたいと思っていた場所を皆で巡ることになるのですが・・・。
実際に一緒に動いてみればそれなりに楽しんでしまうところは、高校生らしいところか。
一緒に行動する内、少しずつお互いのことが分かり、距離が近づいていく。
しかし、あることから皆がひとつにまとまり・・・・。
その後のシーンが面白い。 そんなことが起きるとは思いもしなかっただけに、思わずワクワクしてしまう、というか、いけないことではあるのですけど。
昔の警察もの、時代ものTVドラマを思い出させられるなぁ。
修学旅行、学校を離れてのクラスメイトとの行動、やはり良いものですよね。
気持ちが洗われるような、良い作品でした。 お薦め。
2025.05.05
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