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2.女の仕事じまん 4.負け犬の遠吠え 5.先達の御意見 6.都と京 7.女子と鉄道 9.甘党流れ旅 10.黒いマナー |
いつから中年?、ほのエロ記、女流阿房列車、鉄道旅へ行ってきます |
●「会社人間失格 !!」● ★☆ |
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1994年03月
2000/07/29 |
本書は、酒井さんが広告代理店に総合職OLとして就職し、3年間のOL生活を送った経験に
基づくエッセイ集です。 そうだよなあ〜と共感を覚えること、そうかあ〜大変なんだなあ〜とOLの苦労を知る楽しみ、多々あります。 |
●「女の仕事じまん」● ★ |
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2000/12/03 |
様々な女性の職業を取り上げてのエッセイ集。
第2章となると、これはもう職業というより、その時々の女性そのままの姿。第1章以上に興味ある問題です。 第1章・職業婦人への手引き
・・・スチュワーデス、看護婦、ホステス、バスガイド、総合職OL、モデル、添乗員、美容部員、歯科衛生士、
ワイドショーレポーター、キャディさん、高校教師、女子アナウンサー、デパートガール、政治家、
エアロビクスインストラクター、ビラ配り、美容師、プレス、レジ係、受付、コラムニスト |
●「かわいい顔して・・・」● ★☆ |
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1997年04月
2000/07/23 |
初めて読んだ酒井さんの本。 1.「見られたい人々」:女子アナ顔、モデル顔、ドライバー顔、ミスコン顔、女子高生顔 |
●「負け犬の遠吠え」● ★★ 婦人公論文芸賞・講談社エッセイ賞 |
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2006年10月
2004/03/13
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酒井さん言うところの“負け犬”とは、狭義には未婚・子ナシ・30代以上の女性のことであり、広義には普通の家庭を築いていない女性のこと。 確かに読み始めると、ウンウンと頷き、面白く感じることが実に多い。ついつい、30代以上独身女性の同僚を思い浮かべ(ゴメンナサイ)、比較実証しながら読んでしまうのです。 余はいかにして負け犬のなりし乎/負け犬発生の原因/コラム・負け犬ストーリー/負け犬の特徴/コラム・オスの負け犬/負け犬の処世術/負け犬と敗北/負け犬にならないための10ヵ条/負け犬になってしまってからの10ヵ条 |
●「先達の御意見」● ★★ |
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2007年04月
2005/06/14 |
「負け犬の遠吠え」ヒットを受けての、酒井さんと先達10人との“負け犬他流試合十番勝負”。 先達各々の経験、風格によっても対談の様子は随分と変わるところが面白い。 阿川佐和子:五十代になると勝ち犬も負け犬も歩み寄るのよ |
●「都(みやこ)と京(みやこ)」● ★★ |
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2009年03月
2006/10/13
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明晰でセンスの良い語り口が魅力の酒井順子さんによる東京と京都の対照エッセイ。 京都の魅力を知ったからといって、酒井さんは京都と東京のどちらにも肩入れはしない。むしろ、両方を対照することによって各々の良さを再認識しているといった風がある。だからこそ本書は気持ち良く楽しいのです。 なお、甘里君香「京都スタイル」ではしたたかな京都が語られていて興味深かったのですが、本書は東京と京都の対照というところに面白さがあります。この違いは著者の持ち味の違いというところでしょう。 言葉/料理/節約/贈答/高所/祭り/流通/神仏/大学/書店、喫茶店/若者/文学/宿/交通/サービス/土産/敬語/田舎/女 |
●「女子と鉄道」● ★★ |
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2006/12/22
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本の世界における鉄道好きといえば、昔は内田百、少し前までは宮脇俊三氏(そういえば阿川弘之氏も)、というのは衆目の一致するところだと思いますが、思い浮かぶのは皆男性ばかり。 宮脇俊三さんクラスになると相当の鉄道好きですから、読書とはいってもそこは伝道者の薀蓄を拝聴するといった雰囲気がありました。 薄い一冊とはいえ、鉄道エッセイ・ファンにとって本書は新たな領域(きっと女性ファンに)を切り開いた革命的な書であると言っても(大袈裟すぎるかなァという気もありますが)過言ではないのです。 |
●「駆け込み、セーフ?」● ★☆ |
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2010年04月
2007/02/23
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週刊現代連載のエッセイ「その人、独身?」の2冊目となる単行本化。 酒井さんというと評判になった「負け犬の遠吠え」のイメージが未だに強く、ついついそうした目で読んでしまいます。 「女子と鉄道」までいかなくても、中国地方の木次線&代行タクシー、北海道で廃線直前の池北線乗車の話が本書中に紛れ込んでいるのは嬉しい。 |
●「甘党流れ旅」● ★★ |
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2007/09/09
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酒井さんが甘味を求めて日本全国を旅するという、食主体の旅エッセイ。 東は餅モノが多く、西は小麦モノが多い、という。 各地の素朴な甘味を味わうためだけに旅行する、なんと贅沢な旅でしょう。 はじめに(京都府 円山公園 お薄、ゆであずき)/北海道・東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州・沖縄/あとがき |
●「黒いマナー」● ★☆ |
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2007/10/17
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「黒いマナー」という表題から、ブラックジョーク的なマナー語りを予想したのですが、流石にそこまでは至らず。 こう考えると現代社会は実に多様多彩。単に礼儀作法を承知しているだけではとても足りず、相手の心の裏を読み取って柔軟に対応する能力が欠かせないのです。 とても私には、不足なくマナーを守ることなどできそうにありません。だとすれば、割り切って開き直ることこそ必要なのかも。 結婚のマナー−「はじめに」にかえて/おつきあいのマナー/季節のマナー/関係性のマナー/危険なマナー/おわりに |