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●「オスマン帝国衰亡史」● ★ |
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1998年3月 2026年11月
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この本は、オスマン帝国がメフメット二世により1453年コンスタンティノープルを征服し、ビザンティン帝国を滅ぼしたところから語り始められます。その点で、著者はギボン「ローマ帝国衰亡史」を引き継ぐことを意図していたように思われます。 メフメット二世は、征服後自ら「ローマ皇帝」という称号を名乗っていたそうです。また、代々のスルタンは国内のギリシア正教徒を庇護していたとか。つまり、オスマン帝国自体がローマ帝国を継承した存在だったようです。 フランス、ロシア、イギリス、ドイツと、オスマン帝国はヨーロッパ列強の干渉を受けざるを得ませんでした。もはや、列強諸国は領土的拡張より利権を追い求めていたように思われます。当然注目されるのは、コンスタンティノープルという要地。 スルタン(同じにカリフ)の権力の弱体化、立憲君主制への移行、そして第一次世界大戦でドイツと同盟し敗戦、トルコ革命による帝国の消滅。最後のカリフ・アブデュルメジト二世は寂しく国を離れ、パリで人知れず死にました。 |