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| 「おれたちはギロンする」 ★★ | |
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小六の鈴木陽太が地元のフリーマーケット会場で出会ったのは、議論好きな同学年女子の海野芽衣。 家を出る前に親と言い争いしたという陽太の話を聞いた芽衣、その是非について議論しよう、と持ちかけてきます。 結果はというと、陽太の惨敗。 まぁ、議論大好きでいつもそんなやり取りをしている子と、不慣れでいきなり議論することになった陽太では、陽太が敵わないのは無理もないところ。 それでも、陽太にとってプラスとなることもあったようです。 “議論好きのレアキャラ女子”という芽衣のキャラクターも面白いのですが、陽太、いい奴だなぁ。 惨敗してもへこたれず、また芽衣の議論の相手を務めているのですから。 芽衣と陽太の間で何度も議論が繰り返されるのですが、それだけで終わらなかったのが、本作の良さ。 さて、最後に陽太は、誰と、何について議論するのか? そこには現代の子どもたちの大変さが垣間見えます。 児童向け作品ですが、大人が読んでも十分面白いですよ。 プロローグ.成風フリーマーケット/ 1.寝ころんでいる親をまたぐのは、是か非か/2.知らないおばあさんに、バス代を貸すのは是か非か/3.子どもでも、髪を染めてよいのか/4.夢は持つべきか、持たざるべきか/ブレイクタイム.手芸王子がやってきた/5.キャラを使い分けるのはアリか、ナシか/ エピローグ.おれたちはギロンし続ける |