竹宮ゆゆこ作品のページ No.2



11.寝てる場合じゃねえんだよ 

【作家歴】、知らない映画のサントラを聴く、砕け散るところを見せてあげる、あしたはひとりにしてくれ、おまえのすべてが燃え上がる、応えろ生きてる星、あなたはここで息ができるの?、いいからしばらく黙ってろ!、心が折れた夜のプレイリスト、あれは閃光ぼくらの心中、心臓の王国

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11.
「寝てる場合じゃねえんだよ Burn, Crash and Shine! ★★☆


寝てる場合じゃねえんだよ

2025年11月
実業之日本社

(2200円+税)



2026/01/08



amazon.co.jp

大学の学生寮で同室になったのは、対照的な二人。
冒頭から、暴走、ハチャメチャ、まるで怒涛の如きと、面白さ、ワクワク感がもう半端じゃない。
これぞ、最強のバディ小説、逸品といって間違いなし!

一方は、
紫波央士(しば・おうじ)。アメフト界の有名選手だったが練習中の怪我で選手生命を絶たれ、一般学生寮に転寮。立場は“プリンス”から、ぼっち、“ミラクル入学バカ”に一変。
もう一方は、
丹生景都(にぶ・けいと)。美形だが陰キャ、貧体、しかしながら学費免除優待生。

紫波を拒否しようとする景都に対し、部屋の相方は
「何か異変があれば真っ先に気づける距離感」だとバディ関係を迫る紫波、という関係が、まず抜群に面白い。
そのうえ、二人の関係に紫波が強引に引きずり込んだのが、部屋のドアに「無料相談所」というプレートを掲げる“さえない”コンビの
冴島紺内藤黄佑という二人。
この二人との掛け合いが、またまた愉快。

孤立していた景都、さえないコンビが、紫波のひっかき回しのおかげで交際範囲が広がっていく・・・好いなぁ。
しかし、紫波、景都の過去に、実はとんでもない事件が隠されていたのです。
最初は暴走気味の青春ストーリー、途中から過去に遡るサスペンスという色合いが現れ、そして最後はハードボイルド、怒涛のクライマックスという流れ。
いやはや、もう堪らない面白さ、なのです。

結末はどうなるのか。ストーリー後に委ねられている部分もあるのですが、それで良いのです。本作はバディ小説なのですから。

面白いこと、頁を繰る手が止まらなくなること、請け合います。
是非、お薦め!


1.出会い/2.討伐/3.「は?」/4.カレーの王子さま/5.おやすみ/6.最後の討伐

  

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