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「一瞬の雲の切れ間に」 ★★ | |
2018年04月
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主婦が運転する車と小学生が乗っていた自転車がぶつかり、8歳の少年(俊)は事故死。 時間が経って少しずつ気持ちは収まっていくのでしょうけれど、その痛みが消えるということはないのだ、ということをリアルに感じさせられます。 一方、最終章に登場する「浩一」は、関係者の中に見当たらない名前で、その理由が明らかになる最後まで「??」の存在。 消えることのない心の痛み、それは、発生からちょうど5年経った東日本大震災で犠牲になった方々へ寄せる思いにも共通するのではないかと思います。 |