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2026年09月
文藝春秋
(1600円+税)
2026/10/17
amazon.co.jp
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毎年12月に開催される全国高校駅伝“都大路”。
主人公である二俣麦は、その優勝を目指す緑谷高校陸上競技部で女子部長、かつ第二エース。
しかし、その予選会を兼ねる<大阪高校駅伝>の直前、親友でありチームのエースである山元瑞月が自転車とぶつかって怪我し、出場できないというアクシンデントに見舞われます。
それでも補欠メンバーが代わって出場、優勝して都大路の出場資格を手にします。
しかし、その後も、まるで緑谷の女子駅伝チームの奮闘を阻害するかのような不審事が、相次ぎます。
部長として麦は、瑞月の状況を気遣いつつ、駅伝チームを引っ張って行こうとする中、相次ぐ不審事の真相を明らかにせずにはいられず・・・。
片や、高校生たちの青春、部活ストーリー。そして片や、駅伝に絡むミステリ。
いやあ、とにかくストーリー要素が盛り沢山。
スポーツ有望選手としての進路問題だけでなく、女子選手ならではの悩み、身体の問題についても及び、ついには過去に起きた深刻な事象の追求にまで、内容は展開していきます。
ストーリー要素があれこれあり過ぎて、いったいストーリーの主軸はどこにあるのかと戸惑いがちになってしまうのですが、あくまで本作は、部活、青春、友情を軸として読むべきでしょう。
他の駅伝、短中長距離走といったスポーツをメインに扱った作品に比べると、レース部分に割いたページ数がどうしても少ないのでちょっと物足りなさを感じてしまう向きはありますが、それでも競り合う部分のスリルは、十分伝えられています。
お薦め。
1.エース/2.犬は吠える/3.山中にて/4.リスタート/幕間.都大路を前に/5.都大路/6.ひなたの中継点
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