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Kim Eui-Kyung 1978年韓国生。2014年韓国経済新聞社の新春青年文芸コンテストに「青春破産」が入選して作家デビュー。18年長篇小説「コールセンター」にて第6回秀林文学賞を受賞。 |
| 「ハロー、ベイビー」 ★★★ 原題:"Hello Baby" 訳:小山内園子 |
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2026年06月
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不妊治療に苦しむ韓国女性たちを描いた長編。 出生比率が世界でも最下位レベル、日本よりも低い韓国での話ですから、それだけ切実な印象を受けます。 登場する女性たちは、不妊治療の専門病院で出会い、トークルーム“ハローベイビー”で繋がり合った6人+α。 ことさらに描かれるのは、体外受精の辛さ。 いや本当に、身体的な痛みと負担は過酷です。そのうえ受精に成功したとしてもあっという間に流産、ということも多いのですから。 何故、そこまでして子どもを産まなくてはならないのか。 自分が産みたいから、という理由だったらそれは止むを得ないことでしょう。でも、義父母や親族からのプレッシャーによるものだったとしたら、こんな苦しみはないでしょう。 そんなトークルームに、一年間音沙汰のなかった最年長メンバーから、赤ちゃんを産んだ、という知らせが入ります。 仲間内でさぞ妬みの感情も・・・・と思ったのですが、苦しみを共有するメンバーたちは喜び、すぐお祝いパーティを開こうということになります。しかし・・・。 本作の素晴らしさは、彼女たちの連帯感にあります。 なぜそんな連帯感が生まれたのか。それを考えると、胸が締め付けられる思いがします。 不妊治療という現代における大きな問題、是非男性も読んで共有して欲しいと思います。 ・カン・ムンジョン:44歳、フリーライター。 ・ハン・ジウン:38歳、体外受精のため仕事を退職。 ・ユン・ソラ :37歳、獣医師。 ・イ・ヘギョン:44歳、離婚専門の弁護士。 ・ジャン・ウナ:37歳、警察官。 ・キム・ジョンヒョ:46歳。 第一部/第二部 |