家庭裁判所の役割

家庭裁判所

--家庭裁判所は家庭生活のナビゲーター--

意外に身近な家庭裁判所
ぜひ、知っておきたい家庭裁判所の担っていること


1 意外に知られていない家庭裁判所の役割



家庭裁判所という名前から、何か離婚問題なとの裁判しか行わないところ、裁判所という名称から、とても堅いところ、怖いところと言う印象をお持ちでなはいでしょうか。

家庭裁判所には、家事に関することがらを扱う部と、少年事件を扱う部とがあります。ここでは、このうち、家事に関する部について考えてみましょう。,BR> 家事に関する部では、次の3つの機能を果たしています。

第2が、家事調停です。
家事に関する争い事について、審判官と調停委員が入って、話し合いをすすめ、対立する両者の意見を聞いて、調停作業をしてくれるのです。
この範囲もまた広範です。
第3が、家事審判です。これは国家が介入しないといけないような、重要な家庭関係、身分関係に関する決定、判断を行う部分です。禁治産宣告、親権喪失、後見人選任、等、後見的な作用が中心となります。

この中で、もっとも注目すべきなのが、家事相談です。家庭裁判所は通常の裁判所とは異なり、後見的に、家庭環境の調整や、アドバイスを行うという理念があることから、大変親切に、相談を行っているのです。
相談内容は、男女関係、婚姻関係、内縁関係、夫婦関係、親子問題、嫁姑問題相続問題などなど、考えつきそうなもの全てを相談の対象にしているといえます。

2 家事相談は家庭生活の羅針盤



家事相談・家事調停の内容は、先にも述べましたように、大変広範です。
ここでは、その一端をご紹介しましょう。
  まず、家庭を作る前には、男女の愛があり、結ばれることもあれば、壊れることもあります。
ここから見ましょう。    男女に関する事件 ・ 婚約履行請求(婚約を守ってほしいという請求)       ・ 婚約解消・男女関係解消請求(別れたいとの請求) ・ 婚約不履行による慰謝料請求 内縁関係に関する事件       ・ 内縁関係円満調整       ・ 内縁関係解消請求    夫婦関係の事件       ・ 夫婦関係円満調整     ・ 婚姻関係円満調整      ・ 慰謝料請求(夫の愛人に対する慰謝料の請求等)    ・ 離婚請求 ・ 離婚に伴う慰謝料請求 親族間の事件 ・ 親族間の紛争調整(嫁と姑との円満調整など)     ・ 親子関係円満調整 ・ 貸し金返還請求 ・ 胎児認知 ・ 親子関係不存在確認 その他扶養・相続事件など多数あります。 どうですか、とても想像できない内容ではありませんか。 それだけ身近な事件を解決するために、相談に乗ってくれているのです。  是非、利用してほしいものです。

 

3 家事相談と弁護士相談との違い



家事相談が、大変広範な相談を担当していることはおわかりいただけたことと思いますが、相談は、かならずしも最終の目的を実現できるものかと言えば、自ずと限界があります。
家事相談は、あなたにとってもよき相談相手ですが、あなたの相手方にとってもよき相談相手なのです。
このように、家事相談は、解決方法を指導し、アドバイスしてくれるのですが、あなたのために証拠を集めたり、あなたが有利になるように援助してくれたりはしません。
あなたが不利になっているときも、あなたの肩を持って、援助することも期待できません。
国家はいつも、当事者を対等平等に扱わなければならないから、これは当然の要請であり、限界なのです。
こうして、弁護士の法律相談との違いがおわかりいただけるでしょう。弁護士は、あなたに必要な最適な援助をするために、アドバイスを行い、行動し、調停をリードし、あなたに有利なように、少なくとも不利にならないように、積極的に力をかすものなのです。弁護士の仕事の内容は、様々ですが、こうした相談に関しても、目的が違いますので、自ずと内容が異なります。
こうした、性格上の違いはしっかりと認識した上で、家事相談を有効に利用してください。


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